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天 赤木しげる葬式編
死闘ともいえる東西戦から3年。井川ひろゆき(古川雄輝)に、赤木しげる(吉田栄作)の告別式を報いるメールが届いた。参列後に「親しい者たちで通夜を執り行う」と言われ、戸惑うひろゆきの前に現れた“喪主”は、赤木本人!呆然とするひろゆきに、赤木は「俺はあと数時間のち、死ぬ手はずとなっている」と告げる。集められた天貴史(岸谷五朗)ら東西戦で相まみえたメンバー一人ひとりが、赤木と最期の対峙を繰り広げる…。
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天 天和通りの快男児
麻雀の「理」に対して深い造詣を抱き、雀荘で素人相手に荒稼ぎをしていた井川ひろゆきは、ある日、麻雀の請負業(=代打ち)を営む天貴史(岸谷五朗)と出会う。天は、無類の勝負強さと強い意思をもつ代打ちで、ひろゆきは天に憧れ、麻雀の世界に没入していく。やがて天とひろゆきは、神域の男と呼ばれる伝説の雀士・赤木しげる(吉田栄作)や関西屈指の現役最強の雀士・原田克美らと出会い、日本の裏麻雀界の頂点を決める戦いに挑んでいく。麻雀を通して、男たちの命をかけた圧倒的な心理戦を熱く描く。
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スラムダンク
桜木花道は、中学校三年間で50人もの女子生徒にふられ続けた悲しい男。
50人目の女子生徒に「私、バスケット部の小田君が好きなの」と言われたショックが尾を引いて、
湖北高校へ入学してからも“バスケット”という言葉に異常に反応し、立ち直れない状態だった。
そんなある日のこと、廊下で一人の美少女から声をかけられる。「バスケットはお好きですか?」
その女生徒・晴子がモロに自分の好みであったため、
花道は何のためらいもなく「大好きです!!」と答えてしまう。
いつか憧れの晴子と一緒に登下校する日を夢見て、花道はバスケットのトレーニングを始める。
しかし、晴子にはバスケ部のルーキー流川楓に憧れていたのだった。
その事実を知った直後、バスケット部の練習中のボールが偶然花道の顔面に…怒る花道は猛然とバスケット部員たちに襲いかかるのだった。
そこにバスケット部キャプテンの赤木が登場、花道はこよなくバスケットを愛する赤木の面前でバスケ部のことを「玉入れ遊び部」と侮辱し、
赤木を怒らせてしまい、バスケットで赤木と勝負することになる。
果たして初心者・花道はこの無謀な勝負に勝てるのか!?
同じ部に所属するスーパールーキー流川の存在、絶大な存在感を誇るキャプテン赤木に触発されながら成長を続ける桜木花道は必見。
また晴子や洋平を中心とする桜木軍団など登場人物も個性豊かにストーリーを盛り上げる!
天才・仙道をはじめとする陵南、神奈川NO.1プレイヤー牧率いるインターハイ常連の海南、藤真を擁し、
抜群の高さを武器にする翔陽など強豪校のライバルたちに初心者・桜木花道が立ち向かう。
果たして強豪ひしめく神奈川県で湘北高校は勝ち進んでいくことができるのか?
そして湘北キャプテン・赤木の全国制覇の夢はかなうのか?
自称・“天才”の桜木花道の戦いが今始る!!
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闘牌伝説 アカギ
「死ねば、助かるのに……」
それは、南郷の背後のソファに座っている
あの少年から発せられた言葉。少年は南郷の
後ろにいるので、当然、彼のテは見えている。
「……麻雀、分かるのか?」
「いや、全然……ただ、今あんたの背中の気配
が死んでいた。勝とうという強さがない。た
だ助かろうとして、怯えているんだ」
少年の言葉に、安全な牌でなく危険牌を打つ
南郷。結果、南郷は逆転を収めた。
休憩中に南郷は、少年に言った。
「俺の代わりに打ってくれないか?」
「……?」
少年は、麻雀を知らないと言った。つまり素
人である。ヤクザ相手の「闇麻雀」におい
て、これは無謀ともいえる暴挙だ。しかし、
南郷は感じ取っていたのだ。
この少年が持っている気配……
「あんたは、死線を越えてきた……」
今、まさに死線をさ迷っている南郷だからこ
そ感じ取ることが出来たのかもしれない、こ
の少年の持つオーラ。
「あんたなら、越えられる。この死線……」
南郷は、己の命運を、素人同然のこの少年に
賭けたのだ。勝つ(生きる)ために……。
「少年、名前は?」
しばらくの間の後、少年は答えた。
「アカギ……赤木しげる」
彼こそが、後に「裏の麻雀界」を震撼させる
ことになる
「伝説の代打ち・赤木しげる」であった。