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春日太一の木曜邦画劇場 第550回「予告編でネタバレなどお構いなし。角川映画は観たくなる理由がある!」『野性の証明』
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週刊文春デジタル
3日前
かつての角川映画は、予告編が感動的で、一本の映画を観たような満足を得られた。 その大きな仕掛けとしては、主題歌と映像とのミュージックビデオ的な組み合わせというのがあるという点を前回述べたのだが、実はその映像のチョイスも重要だったりする。 昨今は「ネタバレ」といって、映画の内容が事前に漏れること...
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春日太一の木曜邦画劇場 第549回「荒むNYと桃源郷のような日本で黒人青年の想いを対極的に映し出す」『人間の証明』
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週刊文春デジタル
2週間前
今回は『人間の証明』を取り上げる。 この七月に亡くなった作家・森村誠一の同名小説を原作にした作品で、角川映画の第二弾として製作された。劇場、テレビ、音楽、出版と、メディアをフル活用した大宣伝を展開、その興行的な成功により、以降の角川映画のビジネスモデルの礎となった。 そして、これも後の角川映画...
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春日太一の木曜邦画劇場 第548回「基地の街を生きる三人の若者。学生運動とは無縁の無為からの破滅」『俺たちの荒野』
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週刊文春デジタル
3週間前
一九六〇年代から七〇年代にかけては、安保闘争との距離感が若者にとっての重要なテーマになっていた。 そのため、この時期に作られた青春映画も、多くがその影響を受けた内容になっている。そして、作品の舞台として米軍基地の周辺が使われることが少なくなかった。 今回取り上げる『俺たちの荒野』も、そんな一本だ。
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春日太一の木曜邦画劇場 第547回「南樺太の女性電話交換手を襲う、『終戦後』に起きた悲しき実話」『樺太1945年夏 氷雪
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週刊文春デジタル
4週間前
一九四五年八月十五日の「終戦」を境に「平和」が訪れたわけではない。外地に暮らす人々にとって、無事に日本の本土に戻れるかどうかが、また新たな困難となっていた。 今回取り上げる『樺太1945年夏 氷雪の門』は、それを描いた傑作である。 題材は実際の悲劇だ。それは、「終戦」にもかかわらず軍事行動を続けた...
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春日太一の木曜邦画劇場 第546回「抗戦派による宮城事件。困窮する庶民の描写が彼らの狂気を照らす」『日本敗れず』
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週刊文春デジタル
1ヶ月前
今年も、八月十五日が近づいてきた。それは、日本にとっての「敗戦の日」だ。 教科書的には「ポツダム宣言を受諾して無条件降伏した」と表現されるが、それで片づけられる話ではなかった。史上最大の戦争が終わるのだから、簡単に済むはずがない。 そこで今回と次回は、戦争を終わらせることの困難さを描いた作品を...
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春日太一の木曜邦画劇場 第545回「大奥エロティック絵巻と思いきや切なさと空しさがズシリ圧し掛かる」『大奥浮世風呂』
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週刊文春デジタル
1ヶ月前
前回に引き続き、東映京都出身のベテラン・関本郁夫監督について述べていきたい。 関本作品の大きな特徴は、重苦しい読後感だ。実質的なデビュー作となった前回の『女番長(スケバン) 玉突き遊び』もそうだが、関本の撮った映画は、東映の同ジャンル作品に比べ、暗くて苦い印象を与える。そのため、表向きはエロテ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第544回「不良少女グループの大乱闘! 水上ボートチェイス! 銃撃戦!」『女番長 玉突き遊び』
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週刊文春デジタル
1ヶ月前
東映京都撮影所の叩き上げのベテラン・関本郁夫監督が自伝本『映画監督放浪記』を出された。東映京都ならではの濃厚な人間模様はもちろん、フリーになってからの角川やにっかつ等のエピソードも満載で、五百頁超におよぶ重要な証言集となっている。 関本作品の最大の魅力は、荒々しいアクションだ。その才は『影の軍...
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春日太一の木曜邦画劇場 第543回「中島貞夫作品の中で渡瀬恒彦が動的燻りなら『静』は荒木一郎だ!」『現代やくざ 血桜
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週刊文春デジタル
1ヶ月前
中島貞夫監督は、炸裂し切れずに燻る情念のドラマを描き続けてきた。そして前回述べたように、それを体現した俳優が渡瀬恒彦だった。 ただ中島作品、特に初期作で「燻り」を表現する上で実はもう一人、重要な演じ手がいる。それが荒木一郎だ。 渡瀬が中島作品で演じたのは、ギラつきながらもそのぶつけ所のない若者...
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春日太一の木曜邦画劇場 第542回「渡瀬恒彦演じるチンピラの最期は中島貞夫流『燻りの美学』の極み!」『鉄砲玉の美学』
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週刊文春デジタル
2ヶ月前
先月お亡くなりになった中島貞夫監督の作品の魅力は「燻り」にある。炸裂し切れずに燻る情念。一見するとギラギラと熱くも、最終的にはその闘いには空しさが去来する。そんな物語を描き続けた。 そして、中島ワールドを最も体現した役者が渡瀬恒彦だ。怒りや苛立ちを抱えながら、そのエネルギーをぶつける先がない。...
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春日太一の木曜邦画劇場 第541回「あっしには関わりのねえことで――。紋次郎はこうして生まれたのか!」『木枯し紋次郎』
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週刊文春デジタル
2ヶ月前
前回に引き続き、先日お亡くなりになった中島貞夫監督の作品について述べる。 晩年の中島監督はドキュメンタリー映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』や二十年ぶりの長編映画となる『多十郎殉愛記』など、時代劇の魅力や技術を後世に伝えるべく精力的に製作を続けていた。一方、前回も述べたように若い頃は反ヒ...
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タロス役俳優の師匠は日本のレジェンド三船敏郎? ドラマ『シークレット・インベージョン』とあの名作邦画の共通点も
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2ヶ月前
マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』がディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で毎週水曜日に独占配信中。“アベンジャーズの創設者”ニック・フューリー(演:サミュエル・L.ジャクソン)が、...続きを読?
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タロス役俳優の師匠は日本のレジェンド三船敏郎? ドラマ『シークレット・インベージョン』とあの名作邦画の共通点も
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ガジェ通
2ヶ月前
マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』がディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で毎週水曜日に独占配信中。“アベンジャーズの創設者”ニック・フューリー(演:サミュエル・L.ジャクソン)が、...続きを読?
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春日太一の木曜邦画劇場 第540回「詐欺、売春、強盗――倫理無用の愚連隊を中島貞夫が見せる!」『893愚連隊』
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週刊文春デジタル
2ヶ月前
中島貞夫監督が亡くなった。 個人的にも、本当にお世話になった。「東映京都の賑やかなりし頃に活躍した、最後の生え抜き監督」として頼りになる取材源であったのはもちろん、監督が実行委員長を務めた映画祭の運営を手伝わせていただいた際には多くの薫陶を頂戴した。時代劇に関するドキュメント映画を撮られた際は...
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春日太一の木曜邦画劇場 第539回「テレビ時代劇で活躍した小野田監督の演出が本作にインパクトを与えた!」劇場版『鬼平
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週刊文春デジタル
2ヶ月前
一話完結のテレビ時代劇の場合、毎回欠かさず上出来の脚本で撮れるとは限らない。 前回述べたように小野田嘉幹(よしき)監督はテレビ時代劇で長く活躍したが、プロデューサーたちは特にそうした際に彼を頼った。完成度の高くない脚本でも、小野田なら見応えのある作品に仕上げたからだ。 今回取り上げる劇場版『鬼...
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春日太一の木曜邦画劇場 第538回「『ワンピース』のように全編で暴れる正義漢や妖艶なリーダー、海賊団!」『女奴隷船』
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週刊文春デジタル
3ヶ月前
今年は池波正太郎生誕百年のアニバーサリーになる。 池波作品といえば、季節感や料理などを通じた江戸情緒で語られがちだが、アクションの魅力も忘れてはならない。仕掛人の殺し、剣豪同士の決闘、盗賊たちへの捕物――。これらの緊迫感あふれる描写が、読者の心を捉えてきた。 池波原作が映像作品においても長く重宝...
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春日太一の木曜邦画劇場 第537回「80年代の『何でもあり』感漂う奇想天外な仕事人チームの闘い」『必殺! ブラウン館の
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週刊文春デジタル
3ヶ月前
「必殺」は一九七二年に第一作『必殺仕掛人』がテレビ放送され、以降はシリーズとして長く愛されていった。 ただ、その間に内容は大きく変わっている。大まかに言えば、七〇年代はハードなドラマ展開だったのに対して、八〇年代になるとコミカルさを前面に出すようになったのだ。UFOが飛ぶ。エリマキトカゲが走る。スケ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第536回「中村主水誕生50年。劇場第3作目の本作にこの男の魅力が詰まっている」『必殺!III 裏
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週刊文春デジタル
3ヶ月前
仕事場では「昼行燈」と同僚や上司から蔑まれ、家に帰れば「ムコ殿」と姑に名前すら呼んでもらえずイビられる。そんな一見うだつの上がらない中年男が、裏に回れば凄腕の殺し屋として大活躍。それが、藤田まことの演じてきた同心・中村主水(もんど)である。 長らく「必殺」の代名詞であり続けた主水がテレビシリー...
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春日太一の木曜邦画劇場 第535回「東映に君臨した岡田裕介会長の代表作にして映画デビュー作」『赤頭巾ちゃん気をつけて
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週刊文春デジタル
3ヶ月前
二〇二〇年に急死した岡田裕介は、父・岡田茂の後継者として東映の社長、会長の座に長く君臨していた。 その一方で映画プロデューサーとしても活躍。『宇宙からのメッセージ』『北京原人 Who are you?』といったSF映画、『まぼろしの邪馬台国』他の吉永小百合主演作など、常人は考えつかない野心作を製作している。...
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春日太一の木曜邦画劇場 第534回「スリの平平平平と刑事の奇妙な友情が見せる、喜劇と哀愁劇」『大日本スリ集団』
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週刊文春デジタル
4ヶ月前
事前にタイトルやキャストの感じから想像した内容と、実際に観ての印象が大きく離れている映画は少なくない。 特に旧作邦画、ことに喜劇がそうだ。「さぞや楽しいコメディに違いない」と思わせておいて、観終えたら苦い余韻を残す作品がかなりある。 今回取り上げる『大日本スリ集団』も、そんな一本だ。
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春日太一の木曜邦画劇場 第533回「クールでニヒル。ウィドマーク似のこの主人公は佐藤允だったのか!」『吼えろ脱獄囚』
コメ0
週刊文春デジタル
4ヶ月前
筆者が映画好きになったのは、両親の影響が大きい。 いずれも映画をよく観る人で、子どもの頃から映画館に連れていかれたり、一緒にレンタルビデオを観たりしているうちに、気づいたら自分もその世界にハマり込んでいた。 父親は昔の西部劇やアクション映画をよく観ていて、特に好きだったのがリチャード・ウィドマ...
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春日太一の木曜邦画劇場 第532回「ジェリー藤尾ら囚人達の集団脱獄。欲に駆られた男達の狂気と虚しさ」『地平線がぎらぎ
コメ0
週刊文春デジタル
4ヶ月前
一九五〇年代から六〇年代初頭にかけて、映画界に狂い咲いた会社が新東宝だ。 その大きな特徴は、扱うジャンルの多彩さにある。時代劇、戦争映画、喜劇、怪談、お色気、憲兵、天皇――面白ければなんでもありともいえるラインナップだった。 そして、新東宝を振返る上で忘れてはならないのが、ハードボイルドだ。裏社...
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春日太一の木曜邦画劇場 第531回「芦田伸介検事と丹波哲郎弁護士。審理するは佐分利信裁判長。圧巻。」『事件』
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週刊文春デジタル
5ヶ月前
そこに映し出されるだけで、スクリーン全体を支配するかのような圧力を放つ、役者たちの重厚感。これこそ、かつての日本映画を観る際の大きな楽しみである。昨今の映画やテレビドラマからはそうした重みを感じることは無くなっただけに、なおのことだ。 今回取り上げる『事件』は、その最たるところといえる。
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春日太一の木曜邦画劇場 第530回「血気盛んな若手と諭すベテラン。刑事ものの原型がここにあった!」『野良犬』
コメ0
週刊文春デジタル
5ヶ月前
名作映画にはキービジュアルといえる象徴的な画(え)があり、作品自体のイメージとして定着している。そして、ソフト化される際のパッケージもたいてい、それが採用される。 前回の『生きる』でいうと、何と言っても「ブランコに乗る主人公」だろう。パッケージも、大半の紹介記事も、基本的にはその画のスチールが...
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春日太一の木曜邦画劇場 第529回「英国でリメイクされた不朽の名作。浮きあがる黒澤版の際立つ人物造形」『生きる』
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週刊文春デジタル
5ヶ月前
今回は『生きる』を取り上げる。黒澤明が監督した、不朽の名作映画である。 海外でも評価の高い本作はイギリスでも新たにリメイクされ、三月末に日本でも公開されている。これが、アカデミー賞の主演男優賞や脚色賞にノミネートされたのも納得できるだけの、なかなかの出来栄えだった。そこで折角なので、この機会に...
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春日太一の木曜邦画劇場 第528回「ニヒル対ニヒルの決着の地は広大で異様な砂礫原こそ相応しい」『眠狂四郎無頼控 魔性
コメ0
週刊文春デジタル
5ヶ月前
拙著最新刊『時代劇聖地巡礼 関西ディープ編』(ミシマ社)では、関西各地の時代劇ロケ地を実際に巡って紹介&解説をしている。 中でも多くの頁を割いたのが、京都市に隣接する丹波の亀岡。野面の撮影で長く重宝されてきた地だ。時代劇は江戸市街だけでなく、「田舎」も舞台になる。そうなると、山深い景色や田園風...
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春日太一の木曜邦画劇場 第527回「『宮本武蔵』五部作最後のロケ地は巌流島ではなく琵琶湖畔だった!」『宮本武蔵 巌流
コメ0
週刊文春デジタル
5ヶ月前
京都で時代劇が多く作られてきたのには、その地域性も大きい。市内には古くからの神社仏閣が数多くあり、情緒豊かな「江戸の景色」に事欠かないのだ。そのため、西郊の太秦にある撮影所から、さほど移動に時間をかけずにロケーション撮影ができる。 さらに、建物だけでなく、田畑や河原や里山や峠道などの「野面」の...
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介護の厳しさ、社会構造の歪み、先の見えない現代 2023年注目の社会派邦画3作品
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6ヶ月前
松山ケンイチ、長澤まさみが初共演する、映画『ロストケア』が2023年3月24日に全国公開。本作は連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る社会派エンターテイメントです。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは大河ドラマの主演をはじめ、映...続きを読?
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介護の厳しさ、社会構造の歪み、先の見えない現代 2023年注目の社会派邦画3作品
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ガジェ通
6ヶ月前
松山ケンイチ、長澤まさみが初共演する、映画『ロストケア』が2023年3月24日に全国公開。本作は連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る社会派エンターテイメントです。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは大河ドラマの主演をはじめ、映...続きを読?
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映画「Winny」公開中 小島秀夫さん「ここ数年観た邦画では上位に入る大傑作!」 すがやみつるさん「かつてマイコン少
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ガジェ通
6ヶ月前
3月10日、映画「Winny」が公開となった。著作権や情報管理などさまざまな分野に影響を与えることとなった、間違いなく「ネット史上最大の事件」のひとつであろうファイル共有ソフト「Winny」関連の騒動を映画化したこちらの作品。SNS上には、さまざまな感想...続きを読?
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映画「Winny」公開中 小島秀夫さん「ここ数年観た邦画では上位に入る大傑作!」 すがやみつるさん「かつてマイコン少
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6ヶ月前
3月10日、映画「Winny」が公開となった。著作権や情報管理などさまざまな分野に影響を与えることとなった、間違いなく「ネット史上最大の事件」のひとつであろうファイル共有ソフト「Winny」関連の騒動を映画化したこちらの作品。SNS上には、さまざまな感想...続きを読?
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春日太一の木曜邦画劇場 第526回「剣戟王・阪妻が振るう悲壮美の剣。映画史に残る大立ち回りを見よ!」『雄呂血』
コメ0
週刊文春デジタル
6ヶ月前
三月十七日、拙著最新刊『時代劇聖地巡礼 関西ディープ編』(ミシマ社)が書店店頭で先行発売される。 これは、琵琶湖周辺、甲賀、奈良、姫路、丹波といった関西各地に点在する時代劇のロケ地=聖地を実際に巡り、「どこで、どういった場面が、どのように撮られたのか」を解説した一冊だ。オールカラーの美麗な写真...
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春日太一の木曜邦画劇場 第525回「民家の蔵で発見された幻の傑作。伊藤大輔監督が見せる悲劇の忠次!」『忠次旅日記』
コメ0
週刊文春デジタル
6ヶ月前
少し前に述べたように、戦前、特にサイレント時代の映画はフィルムが残っているだけでも奇跡といえる。しかも、それが満足な上映に耐えうる状態で保存されているとなれば、なおのことだ。 今回取り上げる『忠次旅日記』はその最たるもの。 第一部「甲州殺陣篇」、第二部「信州血笑篇」、第三部「御用篇」から成る本...
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春日太一の木曜邦画劇場 第524回「武藤敬司がトップレスラーになる片鱗はすでに本作で放たれていた!」『光る女』
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週刊文春デジタル
6ヶ月前
プロレスラーの武藤敬司が引退した。プロレスを最も熱心に観ていた一九九〇年代、頂点に君臨していた選手だった。その華やかさと技巧には、東京ドームや横浜アリーナといった大会場の、どんな遠い席からでも魅了された。 さらに凄いのは、そこから今まで約三十年間もトップを張り続け、今年も引退関連の興行で大会場...
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春日太一の木曜邦画劇場 第523回「小林昭二演じる寡黙な人力車夫。画面から奥底の感情が浮かび上がる!」『病院坂の首縊
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週刊文春デジタル
6ヶ月前
今回は『病院坂の首縊りの家』を取り上げる。長い歳月にわたる女性たちにまつわる血ぬられた惨劇に、名探偵・金田一耕助が挑む作品である。 以前にも取り上げたのだが、その際はヒロイン役を演じた佐久間良子にインタビューさせていただいた直後だったのもあり、彼女の本作における凄絶な演技に注目した。が、今回は...