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灼眼のシャナII
[仮装舞踏会(バル・マスケ)]との戦いを終え、平和を取り戻した御崎市。
存在亡き者・坂井悠二は、トーチでありながらも、
御崎市に定住を決めたシャナと共に学校生活を送っていた。
しかしそんな彼らの許に、
“ミステス”悠二が身の内に宿す宝具『零時迷子』を狙い、
新たな“徒”がやってきた。その蝶のようなシルエットを持つ“徒”は、
妖しく鈴を鳴らし自在法を展開した ─ 。
『零時迷子』の謎が紐解かれるとき、坂井悠二とシャナの物語が再び始まる。
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アスタロッテのおもちゃ!
就職活動中の直哉(ナオヤ)が謎の女性に連
れてこられたのは
なんと妖魔の国「ユグヴァルランド」だった!
ナオヤはそこでロッテ王女の後宮(ハーレ
ム)入りを命じられた。
ワガママだけど実は寂しがり屋なロッテの素
顔を知ったナオヤは
彼女のためにこの世界に残ることを決意する。
人間界からナオヤの娘の明日葉(アスハ)も
やってきて
親子と愛人がひとつ屋根の下で暮らす、奇妙
な同居生活がスタートした。
ところがナオヤたちの毎日は個性的なキャラ
クターたちの乱入によって
ハプニングの連続に!?
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灼眼のシャナ
人ならぬ者たちが、この世の日に陰に跋扈(ばっこ)している。
古き一人の詩人が与えた彼らの総称を、“紅世(ぐぜ)の徒(ともがら)”という。
自らを称して“渦巻く伽藍(がらん)”、詩人名付けて“紅世”──この世の歩いてゆけない隣 ──から渡り来た彼ら“徒”は、人がこの世に存在するための根源の力、“存在の力”を奪うことで自身を顕現させ、在り得ない不思議を起こす。思いの侭に、力の許す限り、滅びのときまで。
彼らに“存在の力”を喰われた人間は、いなかったことになる。
これから伸び、繋がり、広がるはずだったものを欠落させた世界の在り様は、歪んだ。“徒”の自由自在な跳梁(ちょうりょう)に伴い、その歪みは加速度的に大きくなっていった。
やがて、強大な力を持つ“徒”たる“紅世の王”らの中に、そんな状況への危惧を抱く者が現れ始めた。大きな歪みがいずれ、この世と“紅世”双方に大災厄を齎(もたら)すのではないか、と。
そして、一部の“紅世の王”らは同胞を狩るという苦渋の決断を下した。
彼らの尖兵、あるいは武器となったのは、“徒”への復讐を願い誓った人間──己が全存在を“王”の器として捧げ、異能の力を得た人間──討滅者“フレイムヘイズ”。
その日、日常を浸食した“徒”により全てを失い、自身がトーチという仮初めの存在であると知らされた少年と、「贄殿遮那のフレイムヘイズ」と呼ばれる少女が出会った。
これは、“ミステス”坂井悠二と『炎髪灼眼の討ち手』シャナの物語である。