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キディ・グレイド-イグニッション-(覚醒篇)
人類が宇宙惑星連合を設立した遠い未来――。GOTT(銀河通商関税機構)のESメンバー、エクレールとリュミエールは、惑星国家間に頻発する経済事件や犯罪を解決するエージェントである。特殊な能力を有する彼女たちは、通常の対応では解決しえない高度な事件を担当する。その過酷な特務の中、エクレールは自ら捨て去った「過去」と出会った。そしてこの銀河を支配する絶対的な「存在」を知ったとき、彼女が選んだ道は――!
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キディ・グレイド-トゥルースドーン-(黎明篇)
エクレールとリュミエール、エクリプスの帰還により、アールヴの野望は潰えた。呪詛を叫びながら、閃光の中に消えたアールヴ。永遠の人生を歩まされる者の、哀しき末路であった。そして《方舟》――超大型宇宙戦艦デュカリオンの暴走。全ては「母」を救うために。「男」はその一生を掛けて、この大事件を演出しようとしていた。エクレールとリュミエール、そして全ESメンバーが、集う。ここに、最後の戦いが幕を開けようとしていた。
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キディ・グレイド-メイルシュトローム-(氾濫篇)
銀河を統べるノーヴルズの支配に反抗し、組織を脱したエクレールとリュミエールを、GOTT(銀河通商関税機構)のESメンバーが追撃する。かつての仲間との死闘の果て、ふたりは運命から逃げることを止め、反撃に転じた。ついにGOTTは瓦解し、エクリプスは表舞台から消える。新生GOTTの主となったのは、冷酷な女王に豹変したエクレールであった。しかし玉座に座る彼女を挑発するかのように、謎の少女が現れて……。