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グリザイアの迷宮
美浜学園の5人の少女たちの心を救った風見雄二。
しかし、彼自身の心の闇は、いまだに晴れぬまま重く立ち込めていた。
雄二は自らの生い立ちを振り返る。
自らを育み、形作っているものが何なのか。
そして、それらとの邂逅の中で何を得、何を失ったのか──。
忌まわしいくも、かけがえない時間をたどる旅路の果てに、
雄二は自ら心の奥底にしまいこんだ闇の正体と対峙する。
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グリザイアの果実
「三嶋崎」という名の海辺の町に設立された「私立美浜学園」に主人公の少年「風見雄二」が転入生として訪れる。
外界から守るように、そして隔離するように高くそびえる塀に囲まれた美浜学園は、全寮制で生徒はわずか5名しか在籍しておらず、
そのいずれもが女子であった。唯一の男子生徒となった雄二は、個性豊かな女生徒達に囲まれ、賑やかで平和な毎日を過ごしてゆく。
だが、そうした一見明るい日常とは裏腹に、美浜学園の5人の女子生徒達には、それぞれ他人には聞かせられない暗い過去と秘密があった。
そして雄二もまた、逃れられない過去と対峙する事となる。