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アクセル・ワールド INFINITE∞BURST
ウェブ上の仮想世界で行われるオンライン型対戦格闘ゲーム≪ブレイン・バースト≫。
プレイヤーである《バーストリンカー》たちは、現実の1000倍に≪加速≫した世界で、戦いを楽しんでいた。
私立梅郷中学に通う有田春雪(ハルユキ)もそのひとり。
高円寺を拠点とする≪ネガ・ネビュラス≫に所属する彼は、≪軍団≫の長である黒雪姫と共に、渋谷エリアでの≪領土戦≫を戦っていた。
そこに訪れた≪変遷≫と漆黒の巨大な竜巻、そして突然の回線切断。
本来、起こるはずのない不可思議な現象は、≪加速世界≫を徐々に侵食し、竜巻に包まれたエリアでは、≪加速≫することができなくなってしまっていた。
いったい、≪加速世界≫に何が起こっているのか?原因を突き止めるべく、ハルユキと仲間たちは、黒い竜巻に立ち向かう――!
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灼眼のシャナIII -FINAL-
人ならぬ者たちが、この世の日に陰に跋扈
(ばっこ)している。
古き一人の詩人が与えた彼らの総称を、“紅
世(ぐぜ)の徒(ともがら)”という。
自らを称して“渦巻く伽藍(がらん)”、詩人
名付けて“紅世”──この世の歩いてゆけない隣
──から渡り来た彼ら“徒”は、人がこの世に存
在するための根源の力、“存在の力”を奪うこ
とで自身を顕現させ、在り得ない不思議を起
こす。思いの侭に、力の許す限り、滅びのと
きまで。
彼らに“存在の力”を喰われた人間は、いな
かったことになる。
これから伸び、繋がり、広がるはずだったも
のを欠落させた世界の在り様は、歪んだ。
“徒”の自由自在な跳梁(ちょうりょう)に伴
い、その歪みは加速度的に大きくなっていった。
やがて、強大な力を持つ“徒”たる“紅世の王”
らの中に、そんな状況への危惧を抱く者が現
れ始め。大きな歪みがいずれ、この世と“紅
世”双方に大災厄を齎(もたら)すのではな
いか、と。
そして、一部の“紅世の王”らは同胞を狩ると
いう苦渋の決断を下した。
彼らの尖兵、あるいは武器となったのは、
“徒”への復讐を願い誓った人間──己が全存在
を“王”の器として捧げ、異能の力を得た人間
──討滅者“フレイムヘイズ”。
その日、日常を浸食した“徒”により全てを失
い、自身がトーチという仮初めの存在である
と知らされた少年と、「贄殿遮那のフレイム
ヘイズ」と呼ばれる少女が出会った。
これは、“ミステス”坂井悠二と『炎髪灼眼の
討ち手』シャナの物語である。