-
蟲師 特別編「鈴の雫」 Chapter.2
- 2,880
- 189
- 24
ヒトから生まれ、ヒトとは成れぬ事を定められたモノが在った。摩滅しゆく心に灯るは無数の光──己を取り巻く総ての生命という輝き。往くべき処を悟るモノ、還...
-
蟲師 続章 第十七話 水碧む(みずあおむ)
- 5,742
- 119
- 35
水に誘われながら、そして自らも水を欲しながら──少年は脈動を刻む。胎内での記憶に呼ばれたかのように、しかし彷徨うように。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加...
-
蟲師 続章 第十九話 泥の草(どろのくさ)
- 5,796
- 90
- 35
“死した者は山へ帰る”──誰しもが沼に葬られる里で、奇妙な病が蔓延する。恐れを抱く人々は言う──“死が伝染った”のだと。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆...
-
蟲師 続章 第十五話 光の緒(ひかりのお)
- 5,993
- 107
- 39
寄る辺なき少年の心が見上げる空は、求めども触れられぬ温もり。時にヒトは、五識を超えて感応する──生命達の眩き息吹に、己を包む輝きに。ギンコ:中野裕斗/...
-
蟲師 続章 第十六話 壷天の星(こてんのほし)
- 6,028
- 119
- 39
輝きひとつ見えぬ夜空、しかし頭上にのみ散らばる幾多の星。独り、少女は見上げていた──異質な闇と懐かしき光を。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆原友紀...
-
蟲師 続章 第七話 日照る雨(ひてるあめ)
- 7,438
- 89
- 39
その女は、雨を告げながら旅をする。蒼天から注ぐ雫が呼び起こす女の過去──それは幾粒の涙でも償えぬ数奇な巡り合わせ。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆...
-
蟲師 続章 第十八話 雷の袂(いかずちのたもと)
- 5,643
- 129
- 40
叶わぬ願い、通じぬ想い──やがてヒトは道標を探す。空を分かつ閃光でさえも照らせぬ、鈍く沈んだ闇の中に。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆原友紀(講談...
-
蟲師 続章 第十四話 隠り江(こもりえ)
- 6,720
- 103
- 41
この世にはヒト知れぬ水路が在る。時にヒトは意識を任せ、望む相手への路を辿り──そして互いが、同時に想う。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆原友紀(講...
-
蟲師 続章 第九話 潮わく谷(うしおわくたに)
- 7,263
- 63
- 41
雪の時節も青々と実りをたたえる里。眠りにつく事すら無く農事に精を出す男は、その脈動と共に何かを刻み続ける。家族が生きる地の為に、そして己の血が為に─...
-
蟲師 続章 第四話 夜を撫でる手(よるをなでるて)
- 7,809
- 73
- 43
夜の山中、道具ひとつ使わずに狩りをする者があった。己の意のままに生命を摘み取り弄ぶ“それ”は──“ヒト”と“蟲”の境に在る、脆弱なる“モノ”。ギンコ:中野裕斗...
-
蟲師 続章 第六話 花惑い(はなまどい)
- 8,062
- 80
- 43
枝先に溢れる無数の彩りは、ヒトを魅了する春の美景。それを欲して止まぬ者は、いつしか禁忌に歩み寄る。儚き花──咲き誇るは誰が為に。ギンコ:中野裕斗/声:...
-
蟲師 続章 第二十話 常の樹(とこしえのき)
- 6,941
- 226
- 43
それは、ただ、其処に在った。悠久の刻を重ねるが侭に、見渡すが侭に。やがてヒトは想いを重ね、その歩みを共にする──未だ知らぬ日々へと。ギンコ:中野裕斗/...
-
蟲師 続章 第十一話 草の茵(くさのしとね)
- 7,203
- 94
- 44
それは何処であったか、何時であったか。白き髪と緑の目を持つ少年は、世と生命の“理”を──そして己が居るべき処を照らす光を知った。ギンコ:中野裕斗/声:土...
-
蟲師 続章 特別編 棘のみち 後篇(おどろのみち)
- 6,931
- 77
- 44
洞から闇が溢れたならば、ヒトと蟲との境は溶ける。やがて生命達は“死”を奪われ、理さえも崩れ去り──在り方を違えた世が開く。かの道に潜むは禍々しき異形、...
-
蟲師 続章 第三話 雪の下(ゆきのした)
- 8,121
- 104
- 44
その男の頭上には、常に雪が舞っている。凍える事も無く平然とする男を支配するものは、決して拭い去れない記憶──妹と共にした冬の想い出。ギンコ:中野裕斗/...
-
蟲師 続章 第十二話 香る闇(かおるやみ)
- 7,222
- 193
- 47
遠い記憶に残るのは、幾年も先に訪れるはずの春。かの匂いを知る者は、未だそれを知らぬ己のみ。この世が現でないならば、重ねた歳月は誰の為──。ギンコ:中野...
-
蟲師 続章 第十話 冬の底(ふゆのそこ)
- 7,708
- 83
- 47
春の訪れを拒む山があった。降り止まぬ雪、冬眠から目覚めぬ生命達。それは山のヌシ自らの意思──死を待つが如く。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆原友紀...
-
蟲師 続章 第八話 風巻立つ(しまきたつ)
- 7,187
- 161
- 47
凪の海で帆を揺らす船。意のままに“蟲”を操り風を呼ぶ危うき少年は、己が為に往く──心に地平を見る為に。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆原友紀(講談社 ...
-
蟲師 続章 特別編 棘のみち 前篇(おどろのみち)
- 7,523
- 90
- 51
洞から闇が溢れたならば、ヒトと蟲との境は溶ける。やがて生命達は“死”を奪われ、理さえも崩れ去り──在り方を違えた世が開く。かの道に潜むは禍々しき異形、...
-
蟲師 続章 第二話 囀る貝(さえずるかい)
- 9,205
- 150
- 51
貝殻に耳をあて、聞こえてきたのは──鳥の声。幾年も前の悲劇が癒えぬままの漁村で、妖しき“蟲”が凶兆を示す。異形のモノが告げる異変、ヒトにとってそれは──...
-
蟲師 続章 第五話 鏡が淵(かがみがふち)
- 8,202
- 172
- 51
覗き込んだ水面に映ったのは誰、或いは何──。虚と実が溶け合う時、己で在り続ける術を悟り得るのは、この世に生を刻む己のみ。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加...
-
蟲師 続章 第十三話 残り紅(のこりべに)
- 7,244
- 156
- 53
昼でも夜でもない、不確かな刻──夕暮れ。地に長く延びたふたつの人影が重なる時、永く眠っていた闇が目を醒ます。ギンコ:中野裕斗/声:土井美加原作:漆原友紀...
-
蟲師 特別編「鈴の雫」 Chapter.1
- 4,610
- 173
- 164
ヒトから生まれ、ヒトとは成れぬ事を定められたモノが在った。摩滅しゆく心に灯るは無数の光──己を取り巻く総ての生命という輝き。往くべき処を悟るモノ、還...
-
蟲師 続章 第一話 野末の宴(のずえのうたげ)
- 14,731
- 260
- 452
地中深く流れる光──生命の素たる“光酒”。それが世の生命達に与える影響を知らずに扱った男がいた。他意なき故の危うさが何かを引き起こす前に、蟲師が追う。...