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処刑少女の生きる道(バージンロード)
かつて日本から訪れ世界に大災害をもたらした《迷い人》。
彼らは過去に世界を滅ぼすほどの厄災をもたらしたことから「禁忌指定」となり、人知れず処刑する必要があった。
《迷い人》の処刑を生業とする《処刑人》のメノウは、ある日、日本の少女・アカリと出会う。
いつものように任務を遂行しようとしたメノウだが、アカリの“とある能力”により失敗に終わってしまう。
アカリを確実に処刑するため、彼女を連れて、いかなる異世界人をも討滅可能な儀式場があるというガルムの大聖堂を目指すメノウ。
殺されるために旅をしているとは知らず純粋に楽しむアカリの姿に、メノウのなかで何かが変わり始めていた。
――これは、彼女が彼女を殺すための物語。
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擾乱
時は明治64年。
舞台は94歳の徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている日本。
街は明治時代の文化の色を残しつつも、
科学技術と陰陽道の発展が進み近未来的な雰囲気を醸し出していた。
しかし、きらびやかな街の裏には、慶喜暗殺すなわち体制の崩壊を目論んでいる輩
〜反体制派組織・クチナワ〜が影を潜めていた。
その駆除を任されたのは、政府の闇の処刑人組織『鵺(ぬえ)』。
鵺に所属する雪村咲羽(ゆきむらさわ)は幼い頃、クチナワの首領に家族を殺害され、
家族の仇を討つことを目的に生きていた。
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トリアージX
法で裁けぬこの世の悪を悪性腫瘍として選択<トリアージ>し、
闇に葬る秘密組織があった――。
その名も「ブラックラベル」。
主人公・三神嵐は、そのメンバーとして巨悪に立ち向かう。
この物語は、高校生にして処刑人である少年の、選択と覚悟と闘いの
記録である。
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幻影ヲ駆ケル太陽
遥か古の時より、この世は二つのタロット
カードに支配されてきた
罪なき人間の魂を食らい、
それを糧として数々の不幸を引き起こす悪魔
のタロット
「ディアボロス・タロット」
そして、それに対抗するのは自然の力を根源
とする
「エレメンタル・タロット」
22の血族から選ばれた少女たちは
エレメンタル・タロットの使い手となり、人
知れず闘いに身を投じる
世界のバランスを維持するために
耐えがたき罪悪感を抱えながら
処刑人か、救世主か―――
これは、
逃れられない運命を背負った少女たちが繰り
返す、
永い永い闘いの物語です―――