【原案・サリー】による新たなミッション!
エージェントサリー 第3話目の先生は...
劉セイラ先生です!
さあ、極秘資料を読み解け!
--- ドキュメントファイル『 prologue 』 ---
2041年。私は過去から戻ってきた。
特別な使命を受けて、ミッションを完了してきた・・はず。
記憶があいまいなのは、私だけではないようで、
過去から戻ったメンバーが今、この部屋に集合している。
見ると私以外6人。
言葉も交わさず様子を伺っている。頭が痛い。
胸にはネームプレート。
《サリー》・・これが私の名前?コードネーム?
思い出そうとすると突然頭が疼き、フラッシュバックが起こる。
冴えない表情の少女が、鏡の前で泣きながら髪をとかしている。
これは私・・?私は誰?本当に過去から戻ってきたの?
突然「どうした?」という声で、我に返る。
そうだ、周りにいるこの人たちは敵か味方か・・。
意識が戻った時、目の前のモニターに映し出られた文字
「エージェント諸君、各自のデスクに座りたまえ」
六角形の部屋にはモニターと椅子が6つ。
おかしい!? この部屋には私を含めて7人居る!
一人はエージェントではないの?
物語は、現在に戻ってきた所から始まる。
自分たちはどんなミッションを行って来たのか?
他のメンバーは胸に刻まれたプレートで名前だけはかすかに
思い出せたようだが、自分だけは「サリー」という名前に違和感を
感じている。
よく見ると6人の個性が分かる。
胸の大きな声に色気がある女性(おそらく25~6くらい?)
金髪のヤンキー(美形)(女性と同じくらいか)
どうみても小学生、の男の子。
ぜったいおじさん。という帽子を深々と被った怪しい人物。
自分と同い年くらいの髪の長い少女。
男性か女性かはっきりしない細身のコスプレオタク。
まずは、自分たちのミッションが何だったのか、
これまでのデータを解析して知る必要があった。
そしてモニターを見ると、報酬として自分が望んでいたものを
もらう予定になっていたようだから、もらわねば。
だが、もしかすると自分が7番目の関係のない人物かもしれない。
7番目の人物は誰?
モニターのあるデスクには其々個性が見えた。
私のデスクはあるの?はっきり思い出せないが、あの水色のノート・・
見覚えがあると近づいた時、突然、次の指令が映し出され、
部屋に白い煙が充満してくる。「5分後に脱出せよ」
金髪のヤンキーが、吹き出し口を拳一発で、打ち砕く。
コスプレが、素早く天井に駆け上がり、照明を外し、少年がどこから
出したのか拳銃でその上の鉄板のビスを打ち抜くと、
胸の大きなお姉さんがコスプレの腕をつかんで、回転し、
鉄板を蹴り飛ばす。
怪しいおじさんは、パソコンの何かの指示をパチパチと打ち消すと、
髪の長い少女がスラリと刀のようなものを背中から出して
扉に向かって構える。
私は・・・!
煙がひくと、目の前の鏡に映った自分が戦闘の構えで鋭い眼光を
放っている。これは・・私?
扉のランプが点滅し、ゆっくり開くと、足音が聞こえてきた。
コツ。コツ。コツ。
目の前に立ったのは・・・!
--- ドキュメントファイル 『 episode3 』 ---
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