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【原案・サリー】エージェントサリー ep3 《劉セイラ先生》
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【原案・サリー】エージェントサリー ep3 《劉セイラ先生》

2021-10-16 18:00

    【原案・サリー】による新たなミッション!


    エージェントサリー 第3話目の先生は...
    劉セイラ先生です!

    さあ、極秘資料を読み解け!


    --- ドキュメントファイル『 prologue 』 ---


    2041年。私は過去から戻ってきた。

    特別な使命を受けて、ミッションを完了してきた・・はず。

    記憶があいまいなのは、私だけではないようで、

    過去から戻ったメンバーが今、この部屋に集合している。

    見ると私以外6人。

    言葉も交わさず様子を伺っている。頭が痛い。

    胸にはネームプレート。

    《サリー》・・これが私の名前?コードネーム?

    思い出そうとすると突然頭が疼き、フラッシュバックが起こる。

    冴えない表情の少女が、鏡の前で泣きながら髪をとかしている。

    これは私・・?私は誰?本当に過去から戻ってきたの?

    突然「どうした?」という声で、我に返る。

    そうだ、周りにいるこの人たちは敵か味方か・・。

    意識が戻った時、目の前のモニターに映し出られた文字

    「エージェント諸君、各自のデスクに座りたまえ」

    六角形の部屋にはモニターと椅子が6つ。

    おかしい!? この部屋には私を含めて7人居る!

    一人はエージェントではないの?

    物語は、現在に戻ってきた所から始まる。

    自分たちはどんなミッションを行って来たのか?

    他のメンバーは胸に刻まれたプレートで名前だけはかすかに

    思い出せたようだが、自分だけは「サリー」という名前に違和感を

    感じている。

    よく見ると6人の個性が分かる。

    胸の大きな声に色気がある女性(おそらく25~6くらい?)

    金髪のヤンキー(美形)(女性と同じくらいか)

    どうみても小学生、の男の子。

    ぜったいおじさん。という帽子を深々と被った怪しい人物。

    自分と同い年くらいの髪の長い少女。

    男性か女性かはっきりしない細身のコスプレオタク。

    まずは、自分たちのミッションが何だったのか、

    これまでのデータを解析して知る必要があった。

    そしてモニターを見ると、報酬として自分が望んでいたものを

    もらう予定になっていたようだから、もらわねば。

    だが、もしかすると自分が7番目の関係のない人物かもしれない。

    7番目の人物は誰?

    モニターのあるデスクには其々個性が見えた。

    私のデスクはあるの?はっきり思い出せないが、あの水色のノート・・

    見覚えがあると近づいた時、突然、次の指令が映し出され、

    部屋に白い煙が充満してくる。「5分後に脱出せよ」

    金髪のヤンキーが、吹き出し口を拳一発で、打ち砕く。

    コスプレが、素早く天井に駆け上がり、照明を外し、少年がどこから

    出したのか拳銃でその上の鉄板のビスを打ち抜くと、

    胸の大きなお姉さんがコスプレの腕をつかんで、回転し、

    鉄板を蹴り飛ばす。

    怪しいおじさんは、パソコンの何かの指示をパチパチと打ち消すと、

    髪の長い少女がスラリと刀のようなものを背中から出して

    扉に向かって構える。

    私は・・・!

    煙がひくと、目の前の鏡に映った自分が戦闘の構えで鋭い眼光を

    放っている。これは・・私?

    扉のランプが点滅し、ゆっくり開くと、足音が聞こえてきた。

    コツ。コツ。コツ。

    目の前に立ったのは・・・!



    --- 
    ドキュメントファイル 『 episode3 』 ---

     
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