obamaさん のコメント
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今回は、前回の 169 段目を見ていただいた上で読んでいただくとより良いかと思います。おすすめ。 どうも、吉岡茉祐です。 前回は「セリフ」と言うものを作家的目線で、書く人の感覚で語らせていただきましたが、今回は本来の役者としての立場から語らせてください。 なぜこの役がこのセリフを吐くのか。 セリフを喋る根本の話になりますが、物語を構成するにあたり、登場人物の言葉、その積み重ねが必要不可欠ですね。会話のキャッチボールなんて表現をたまに聞きますが、まさにその通りで、相手が何を発言したか、その先に自分の思いがどう動いて、何を発言したくなったか、そしてどう返すか。受け取って相手に投げるまでの時間にも考えることは多く、キャッチボールで言うところのキャッチからのリリースまでの流れがしっかり組み立っていないと、違和感が生まれ、ただそのセリフを喋っているだけになる。 その流れを上手く作れる人が、やはりお芝居の上手な人なんでしょう。 逆に反射的に投げ返してしまう場面もあったりしますが、場合によっては正解になったりします。人の話を聞かない、とか、あまり深く考えずに発言している、と言う表現にあたる場合によく使う手法だったりします。
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前回のコラムに大きな反響があったと聞いて、本当に嬉しい限りです…!
今回は役者目線ということでしたが、読んで真っ先に浮かんだのは「あ、日常生活でもこういうことを無意識に考えているかも」ということでした。
言葉のやりとりには心が不可欠だと思いましたし、思い返すと実体験としてそういう空気を肌で感じたことも沢山あるなとハッとさせられました。
以前『板の上で生きる』と題されたコラムもありましたが、お芝居とはいいつつみんな文字通り生きているんだなと改めて思えたので、今後の観劇がより一層楽しみになりました!(*´ー`*)
次回は年内最後のコラムということで、こちらも楽しみにしております!
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