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スタスタスタスタ。そんな音が聞こえる。自分の動きが鈍いのかまわりが早いのか。
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昨日、配達をしにマンハッタンの郵便局へ行く。その途中の地下鉄の中で白人のパパに抱っこされた赤ちゃん、ラテン系のママと座る10歳の坊やの二組が隣同士、僕の目の前の席にいた。ちょっとした短い会話が僕の耳に聞こえてきた。ふうん、そうか、ってウトウトしながら夢見心地で聞いていた。(時差ボケでどこでもうつらうつら)するとママが見ている携帯の動画を身をねじらして興味津々見ようとする白人の赤ちゃん。肌が抜けるように白くまだピンク色だ。
「そんなにあなたはこれが見たいの? ほら、これが私の息子よ。どう?」
ラテンママは白人の赤ちゃんの方に携帯の動画を傾け再生して見せてあげる。するとその子は食い入るような目でしばらくそれを真剣に見始める。
「僕の弟なんだよ。6歳なんだよ」ママの10歳の息子が外の景色を見るのをやめ素早く体勢を変え、携帯にグッと顔を近づける。
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昨日、配達をしにマンハッタンの郵便局へ行く。その途中の地下鉄の中で白人のパパに抱っこされた赤ちゃん、ラテン系のママと座る10歳の坊やの二組が隣同士、僕の目の前の席にいた。ちょっとした短い会話が僕の耳に聞こえてきた。ふうん、そうか、ってウトウトしながら夢見心地で聞いていた。(時差ボケでどこでもうつらうつら)するとママが見ている携帯の動画を身をねじらして興味津々見ようとする白人の赤ちゃん。肌が抜けるように白くまだピンク色だ。
「そんなにあなたはこれが見たいの? ほら、これが私の息子よ。どう?」
ラテンママは白人の赤ちゃんの方に携帯の動画を傾け再生して見せてあげる。するとその子は食い入るような目でしばらくそれを真剣に見始める。
「僕の弟なんだよ。6歳なんだよ」ママの10歳の息子が外の景色を見るのをやめ素早く体勢を変え、携帯にグッと顔を近づける。
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