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どうもっ! 恭一郎です!
ブロマガで怖い話をしてくれって言われたので、とっておきの怖いヤツを披露しちゃおうかなと思います。
これ、いつも話してるし、配信でも何回か話したことがあるエピソードなんだけど、中学校の修学旅行のときの話なのね。定番だね。
えー、修学旅行のときってね、友だちとグループを組んで部屋割りを決めるでしょ。
それでね、オレのときも部屋割りをしたんだけど、基本的に5人1組でグループを組んでいったのね。ただ、人数の関係で3人1組のグループがひとつだけできたの。
それがオレのグループだったのね。
で、修学旅行のホテルの部屋は通常4人部屋だったんだけど、それを5人で使うことになったわけ。1人多いけど、まぁそこは中学生だし、狭いのは堪忍してな、みたいな感じでね。
ところがよ、オレらに割り当てられた部屋っていうのが8人部屋だったのよ。
部屋数の関係で大部屋を使うことになったのはいいけど、なんで3人しかいないオレのグループが8人部屋なんだよっていうね。
それで無駄に広い部屋になったわけだけど、まぁいいかって。
修学旅行では普通に観光地まわっておみやげ買ってワイワイ楽しんだよ。
夜、他の友だちと遊んだりしてて、そこに先生が巡回しにきて、「もう寝る時間だぞー」って言われたから、オレらは自分たちの部屋に戻ったのね。
あのだだっ広い、8人部屋にね。
部屋入ったら、テーブルがどけられてて、真ん中に布団が3つ敷かれてるの。
それ見たとき、なんかやだなーって思ったの。気持ち悪いなーって。
したら、友だちの1人が「オレ壁際がいい」って言い出したのね。
で、もう1人が「オレは窓側がいい」ってね。
じゃあオレが真ん中かよって思ってたんだけど、その窓際がいいって言ったヤツが急に「ちょっと待って、オレやっぱ真ん中がいい」って変えてきたのよ。
それ聞いて、オレ、
「何? 怖いの?www」
みたいにね、言ったの。
「ちげーし、怖くねーし。お前が怖いの?」
「怖くねーし」
「怖くねーし」
みたいなやりとりをして、結局オレが窓側になったんだ。
で、皆で夜中まで話をして、そしたら壁際のヤツが喋らなくなったから、「寝たのかな」って。じゃあオレらも寝るかぁって。
それで電気を消して寝始めたんだけど、しばらくしてオレ、寝返りを打ったのね。
窓側を向くような体勢になったの。
窓から見える景色は、木が生い茂ってるような感じ。暗くてよく見えないんだけどさ。
そしたらさ、見ちゃったんだよね。
窓の右側のところにさ、白い服をきた女の人が立っていたんだよ。
見た瞬間、やばいやばいやばいやばい! ってなって。
「起きろ!」って真ん中のヤツを叩き起こしたの。
「窓のところに女の人がいるぞ!」
「やめろって! いるわけないから!」
「やめろって! いるわけないから!」
そしたら壁際のヤツも起きてきて。
オレもテンパっちゃってさ。
「幽霊! 幽霊だよ!」
って。
急いで電気をつけてみたんだけど……
女の人が立っていたところにあったの、ビニール袋だったんだよね。
木にひっかかったビニール袋だったの。
なーんだって。オレの勘違いだったのかなって、そのときは思ったの。
で、安心して寝たんだ。
翌朝、その話を3人でしててさ。
「ビビりすぎだよwww」なんて言われながらも、皆どこか煮え切らない感じだったんだ。
それでオレ、冗談半分に「壁にある絵の裏にお札とか貼ってあるんじゃねーの?w」って言いながら見てみたんだよね。
したら、本当にお札が貼ってあったのね。
うわー! って。
そういう話。
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楽しそう
面白かった。
スッと読める感じ好き
あっさり塩味
よく出来ました!
とっておきのわりにぃw
創作話と比べちゃいけないんだろうけども、見間違えの線も捨てきれないし・・・。
実際に体験したら笑えないんだろうね。