ガチのひきこもり達を救えるのは、生主かもね?
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ガチのひきこもり達を救えるのは、生主かもね?

2020-03-16 08:58

    ひきこもり達の親の死期が近づいている
    Xディが来たときどうするのだろう?
    頼れる方が身内にいないケースもありえる
    ガチヒキ達の親の死体遺棄事件も多発するかもしれない
    ニコニコ生放送で生主にコメントを送るガチヒキが多く居ると思われる
    唯一の交流相手である生主にSOSを送る可能性はありえる


    ↓以下は、私のニコ生での配信を取材してくれたアイデアルさんの記事


    【ボイスチェンジャーがあれば自分の声じゃないから

    話せるという人たち】

    今回は、清水ひきこもり研究所の所長で

    ボランティアでひきこもり向けにライブ配信をしている

    原科佳衛(はらしなよしえ)さん(57歳 男性)にお話を伺った。


    2019年の内閣府の調査では、40歳~64歳の中高年ひきこもりが61万人との

    統計が出ている。


    しかし、行政や支援者でも

    生粋のひきこもりには会えない・コンタクトができないのが実態だ。


    支援につながらないひきこもりたちの実情は把握できていない。
    そんな中、原科さんはインターネットライブ配信(ニコニコ生放送

    を介して、ひきこもりたちとコンタクトが取れるレアな存在だ。

    原科さんが中高年のひきこもりに対し、ニコニコ動画での配信を通じ

    支援を続けて、今年で9年目になる。


    リスナーは常時70人程度~多い時で300人ほどいる。
    放送は、原科さんの夜勤の仕事がない時間帯に

    不定期で行っている。


    「LINEやカカオトークでも、仕事の合間を縫って

    相談に乗ってます。

    特にカカオトークにはボイスチェンジ機能があるので

    ひきこもりに人気です」


    ひきこもりの深刻さは様々だが、自分の声じゃないから

    話せるという人たちもたくさんいるという。


    何年も相談に乗っていても、年齢や本名、家族構成すら教えてくれず

    カカオトークでのみ話せるという人もいる。


    「家族構成とか年齢を知らないと、相談されても

    正確に回答してあげられないじゃないですか。
    だけど、分かってあげないことに対してよくブチ切れられますね(笑)」


    ボイスチャンジャ―なしでは話せないという人が

    何人もいるということに驚かされる。

    【愛の鞭・暗黙の了解が理解できない生きづらさ】


    様々な支援者の声を聞くと、ひきこもりの中には相当数の

    発達障害者がいるのではないかというが

    原科さんも発達障害の特性を感じることは多いという。


    「そういう話をすると、ひきこもりのイメージを固定しすぎていると

    よく批判されるのですが。
    礼儀もしっかりわきまえていて、話していても何も違和感がない人でも

    仕事になると人間関係などでつまずいてしまうという方も多いです」
    ひきこもりたちはコミュニケーションが苦手だ。


    「申し合わせたわけじゃないのに共通項が見えることがありますね。
    例えば、この人は顔が笑っているけど、目が笑っていないから

    お金を貸したらいけないとか、そういうことって

    全体的な雰囲気から何となく分かるじゃないですか。
    ひきこもりたちに聞くと、まず分からないといいます」


    つまり多数派の人たちが、暗黙の了解で分かることが

    ひきこもりたちには分からない。


    分からないから騙される。
    分からないから人が怖い。


    様々な場面でつまずいた結果

    家にひきこもらざるを得ない人たちがたくさんいる。


    「愛の鞭って分かるか聞いて回ったことがあります。
    ほとんどのひきこもりが、愛の鞭を理解できず

    暴力は暴力だと答えます。
    先生にビンタされたら、暴力でしかない」
    学校生活において、教師による愛の鞭としてビンタをされ

    それが卒業後にいい思い出話となることもあるのではないか。


    しかし、ひきこもりたちの多くは

    それは暴力でしかないと認識する。


    そして、自分が叩かれていなくても

    友人が目の前で叩かれたことを映像のように記憶し
    毎晩夢に見てうなされる・トラウマになってしまうというケースもある。
    もちろん、ひきこもりにも程度の差があるので、全員が全員そうではない。


    「『ご飯を一緒に食べませんか?』と言われたときに
    どう思うか聞いてみたことがあるんです。
    何て答えたと思います?」


    多数派と言われる人であれば、仕事の付き合いで関係を深めるため

    異性を誘うためなどの理由で、一緒に食事をすることを

    口実にすることも多いだろう。


    しかし、ひきこもりたちは
    「ご飯を食べるってことは白米だけ食べて

    おかずは食べないのか?」
    と回答した。


    この回答で分かるように、暗黙の了解やノンバーバルな

    コミュニケーションが理解できない。


    「ご飯を食べる」イコール「白米を食べる」と額面通りとらえるのだ。
    それでは社会生活でつまずくことが多いのはうなずける。

    【対人関係が怖い・苦手という人たちの心にリーチする】

    「俺がネット放送を通じて伝えたいのは

    対人関係が怖い・苦手だという人たちには
    あなたが見てきた人たちが怖いだけだということ。
    あなたが見てきた人と違う人たちを見せたいと思っています」


    そういった気持ちから、普段は接点を持つことがない

    お坊さんとのコラボ配信もする。
    時には、原科さん自身が職業体験をし

    職場で不適応を起こしてひきこもりたちに
    今までと違う職場があるという選択肢を示すこともある。


    しかし、行政や多くの支援者がひきこもりとつながれない現状で

    原科さんがひきこもりとつながれるのはなぜだろうか。


    「俺は臨床心理士などの国家資格は持っていません。
    支援をしているというよりも一緒に遊んでいるだけ。
    遊んでいるうちに外に出られるようになったというのが理想です。
    支援しようとするとダメなんです」
    支援を受け入れるということは、自分が劣っている部分に

    目を向けなければならない。

    劣っている部分を認めた上でのスタートとなる。
    それが多くのひきこもりたちにとって、苦痛を伴う。
    「やってもらった感」を嫌うからだという。


    「ブス・ブサイク支援を受けると言ったら
    まずは自分がブスだとかブサイクだとか

    認めなきゃいけないわけじゃないですか(笑)」
    確かに、自分がブスである、ブサイクであるということを認め

    好んで支援を受けようという人は少数派だろう。


    そして、原科さん自身が発達障害の傾向があることを

    自認している。
    グレーゾーンの原科さんは、定型発達と言われる人たちと

    発達障害の人のどちらの感覚も理解できる。
    双方のつなぎ役になれるのだ。


    「ニコニコ生放送中にコメントをするくらいが

    距離感としてちょうどいい」


    最近、zoomで何人か同時で会話するという試みもしてみたが
    リスナーにとってzoomで会話することはハードルが高いという。


    支援者は多くいるが、まず支援につながらないので

    支援自体をスタートできない。


    原科さんはそういったアウトリーチの支援ではなく

    パソコンを通じて、内面にアプローチすることを心がけている。

    【原科さんの人生を見ることが外に出るきっかけとなることも】
    リスナーたちは原科さんが配信の中で

    ピッキングの仕事をしていると話すと
    その話を聞いて、同じような仕事を始めることもある。


    原科さんがすき屋に行く姿を配信すると

    すき屋に行ったりもする。


    原科さんが体験している姿を配信で見ることが

    外に出るきっかけとなることも多い。


    「自分自身が発達障害グレーゾーンなので

    嫁さんとの密な関係に悩むことが多いんです」


    原科さんはそういった関係の難しさについても

    飾ることなく、リスナーたちに話す。

    その話から、人とのコミュニケーションのヒントを得るリスナーも多い。


    「職業体験の配信などは、シナリオがあるから

    作り物だと言われますね。
    仕事をしている姿を配信するのだから

    当然、打ち合わせが必要になってきますよね。
    そういったものは嫌いますね」


    リスナーたちは原科さんの人生や体験を、配信で見ることで

    勇気やヒントをもらっている。
    そこに説得力があるのは、映し出されるのが、原科さんの偽らざる人生であり
    作り物ではないからだ。
    作り物・シナリオがあるものにはリアリティがないのだ。


    【生きづらい人がより生きづらくなった余裕がない社会】

    原科さんはバブル経済を謳歌した世代だ。


    「昔もひきこもりはいたと思うんですよ。
    だけど、1980年代くらいは、企業にも余裕がありましたよね」
    原科さんは工場でライン作業の仕事をしていたが

    当時は1ラインに12人くらいいた。
    「なので、2人休んだとしても、人を補充しないでも仕事が回りました。
    だけど、時代とともに、その人数が減っていきましたね。
    そういった社会の余裕のなさもひきこもりが増えた原因でしょう」


    昔だったら、遊びの中でも「おみそ」と呼ばれる存在がいた。
    「おみそ」「おまめ」「おとうふ」と地方によって呼び方は異なるが

    自分たちよりも幼い子や劣る子が鬼ごっこなどの遊びに入ったとき

    その子だけは鬼にならないなど

    別ルールを作るというような遊び方があった。


    会社の中にも「おみそ」的な存在が許されていたのは

    企業に余裕があったからだ。


    職場で全体的なバランスを考えて動けない人

    どうしても多数派と同じようにできない人を

    受け入れる余裕があった。



    しかし、バブル経済が崩壊し、世の中は「おみそ」的な存在を受け入れる

    余裕を失った。
    採用される人数はどんどん減り、即戦力が求められ

    マルチタスクを当たり前に求められる。
    職人の世界が消滅していったのも、原因の一つだろう。


    そうして「みんなと同じことを同じようにする」ということができない人たちは

    行き場を失った。


    「行き場を失って外に住んでいるのがホームレスの人たち。
    家にひきこもって親の世話になっているのがひきこもりたち。
    昔からおみそ的な存在の人は一定数いたけど

    それを受け入れる余裕が社会になくなりましたよね」


    日本経済の低迷や、働き方が変わったことは

    ひきこもりの増加に大きく影響しているだろう。


    「ひきこもりの人たちの生きる道を政治家の方たちとも話しますが

    なかなか解決策がない」

    ひきこもりにリーチできている原科さんでも、そう思うという。

    【動画配信者が支援者となりうる】
    原科さんは知り合いの葬儀屋をゲストに招き

    親が死んだときにどういった手続きをすればいいのか

    説明する企画もしたことがある。



    ひきこもりたちの悩みは、一度も葬儀屋と関わらずに

    葬儀をすることができないかだったという。


    直葬(通夜や告別式などの儀式を一切行わず

    自宅や病院から遺体を直接火葬場に運び

    火葬によって弔う葬式のこと。

    密葬や火葬式と言われることもある)の説明もした。


    また、親とすら顔を合わせないひきこもりも多いため

    親が死んでも数日気づかないという懸念もある。


    「親が死んで気づかなくても、救急車を呼んで

    手続きをすれば犯罪にならないということを知って

    ホッとしているリスナーもいました」


    コミュニケーションが苦手でひきこもっている人たちが

    親が死んだからといって、突然

    コミュニケーションがとれるようになるわけではない。
    そういった情報の発信は大切だ。


    「生主(ニコニコ動画の配信者)が唯一の話せる人だという人もいます。
    なので、YouTubeも含め、動画配信している人たちが、相談されたときに
    どういった支援制度があるかという情報を知っていれば

    支援者になり得ますよね」


    現在、ニコニコ動画やYouTubeなどで

    動画配信をしている人は非常に多い。
    特にニコニコ動画はひきこもりのたまり場のようになっている

    側面もある。
    動画配信者が支援者になれば、今のひきこもり支援の状況は

    大きく変わる可能性がある。

    【数少ない成功事例と罵倒される日々】

    「数は少ないですが、ひきこもりが

    社会復帰した成功事例はあります」


    それは、公園にトレードマークのカードを隠して

    ひきこもりの人たちが、取りに来るかという

    実験的な配信の時だった。


    あるひきこもりは、夜中にそのトレードマークを取りにきた。


    そして、そのことをあるwebサイトにアップしたという。


    それがきっかけで、原科さんと誰もいない深夜の公園に

    散歩に行くようになった。


    元々はひきこもりながら、アフィリエイト収入の

    30万円で暮らしていた彼は

    その作業の大変さから一般企業で派遣として働く道を選んだ。


    目に見える成功は、その1回くらいしかないが

    それでも原科さんの放送を通じて

    社会との接点を持つきっかけを得る人は多い。


    「ひきこもりたちの感覚を説明するときに
    よく並列駐車と縦列駐車を例に出すんです。
    並列駐車をしていれば、横の車が見えますが

    縦列駐車だと後ろの車が見えない。
    あんな感じですね。
    後ろの車の存在にまで気づかない」


    発達障害の特性として「目の前に見えるものしか存在しない」と

    感じるというものがある。


    想像力を働かせ、縦列駐車の後ろにある車の存在に気づけない。
    だから、目に見えない人の気持ちや感情が想像しにくい。
    その特性がコミュニケーションをとる際に、摩擦を産む。



    原科さんが長期間支援をしていても

    そのことに対する感謝の気持ちや言葉が出ることはほとんどない。


    「大学で不適応を起こして、登校拒否になった子に

    ボランティアで関わったことがあります。
    何度もすっぽかされ、自腹で新幹線代も払い

    時間もお金もかかりました。
    だけど、校門までは入れたときに出た言葉は

    『ありがとう』ではないです。
    『よしさんの体臭がたまらなく臭かった』と言われたんです。
    傷つきますよね(笑)」
    それが原科さんのいう、縦列駐車で背後の車が見えない

    という例えにつながる。


    そこまでに原科さんがかけた労力や時間には

    全く目がいっていないのだ。
    なので、感謝の気持ちを持つところまでいくことが難しい。

    【これからも配信を続けます】

    「ありがとうと言われたとしても

    翌日にはこの野郎と罵倒されたりしますし
    むくわれないことがほとんどですが

    これからも配信を続けます」


    このような状態では嫌になってしまいそうだが

    原科さんはこれからもライフワークとして

    ライブ配信を通じてのひきこもり支援を続けていくという。


    「職場で正論を戦わせると喧嘩になりますよね。
    職場で自分が正論を吐いたという経験を話しました。
    だけど、翌日、俺はあえてその人に

    別に話題を振ったら、特に気まずきなることも
    なかったという経験を話したことがあります」
    その生の経験を話したことで、コメント欄には

    「勉強になりました」というコメントが流れた。


    「向こうは向こうでこっちを応援しているし
    こっちはこっちで生々しいリアルな俺の人生を見せてやるのが

    支援だと思ってます」


    これからも原科さんはインターネット越しに

    ひきこもりたちを支援し続ける。
    解決先が見えないひきこもり支援に、気が遠くなるようだが

    大きな可能性を秘めた支援策だ。

    https://ai-deal.jp/report/post-2038/




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