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【閃の軌跡Ⅲ】シナリオについての感想
今回は1日遅れ…。
こう…全体的に褒めて乏して褒めて乏して…っていう記事になってます。
ご注意ください。
閃Ⅲに関する記事はこれで以上です。
過去に書いた記事も含め、御覧になってみてはいかがでしょうか。発売前の妄想記事4つ ぶっちゃけ読まなくていいです。
・閃Ⅲのシナリオについて
・閃Ⅲのゲームシステムについて
・閃Ⅲの帝国地理について ←これは今読んでも面白いかも
・閃Ⅲのアレコレについてプレイ後の感想記事5つ
・ネタバレ無しのザックリ記事
・キャラ評価その1
・キャラ評価その2
・キャラ評価その3
・キャラ評価その4
さて、今更の説明ですが本記事は閃の軌跡Ⅲのネタバレが多分に含まれます。
最後までお付き合いください。
物語全体を最初から追っていきましょう。序章
閃1でもやっていた、「中盤の山場を冒頭にもってくる」てのは解釈に困るんだよね。これを物語上の重大な演出として用いた零の軌跡という作品があるんだしさ、易々とこういうことしちゃいけないと思う。チュートリアルの側面もあるかもしれないけど、ちゃんと小要塞でみっちりチュートリアルやるじゃん?
何かこう…シンプルな話もったいなくね?今のところ、私はこれらの演出はただのサービスの域を出ないと考えている派です。リィンに視点が戻ってからは閃Ⅲらしさがよく出ていた。まず、閃2からリアルタイムで3年経っているので作中時間でも1年半経っていることによる「俺(リィンあるいはプレイヤー)の知らない間にそんなことに…」という感覚をダイレクトで共有しやすい。これは零→碧の時もうまく盛り込んでいた手法。そのような懐古感も程ほどに、ユウナ、クルト、アルティナといった空白の1年半にリィンの身の回りに起きた出来事を間接的に伝えられる人物を身近に置いたキャラクター配置は文句なし。え?オープニングムービー?う、うーん。何かわざわざ怒るレベルではないとは思うよ。冒頭のデアフリンガー号がトンネルから出るのと同時にギターが入るタイミングが絶妙にずれてたり、サビ付近になってカット数が減ってテンポ悪くなったり、東亰ザナドゥのOPはしっかりしていたのにどうして…という感想は抱いてしまうね。TGSで流れたPVで、アウトロに合わせて結社の面々→ローゼリアが映るところとかかっけぇのにな。でもまぁいいでしょ。そんなに気にしてない。1章・2章
それぞれクルトとユウナにフォーカスした章が続く。更に舞台はハーメルやクロスベルなど、言うならば空の軌跡the 4thや碧の軌跡2とも呼べるような物語を展開し、第Ⅱ分校の面々の魅力もしっかり汲み取れるようなペースでした。
また、結社の実験を食い止めるなど全体的に空SCを彷彿とさせる運び方だった。特に2章は神気発動の展開がくっそ燃えました。
沼地の幻獣戦での「行き着く先」インストverに合わせた神気発動は脳汁モン。またリィンが新Ⅶの実力を認め始めてきてオルキスタワー屋上で「適宜オーダーを出す、死力を尽くして生き延びろ!」って檄を飛ばすところも大好きです。多分ファンサービス的な意味でも閃Ⅲとしても2章が一番好きです。3章
ミュゼとアッシュが正式にⅦ組に加入するほか、第Ⅱ分校vs結社vs地精の図式も完成して物語が本格的に動くことを予感させてきた。
更に以前から注目度の高かったブリオニア島探索や冒頭のジュノー回収など山場イベントが目白押しであった。…そういえばブリオニア島に供えられていた花の話って回収されたっけ?
それに今にして思えば肩すかしだったよなあの島。
ジクフリが「あの島に不用意に入るなんて愚かだなプップーww」とか言ってたけど島自体は大したことなかったよな。
でも4でみっちり異界化とかするんだろうねー!3章ラストには今作で初めて「録画禁止区間」に入るためオイオイオイ何が始まるんだよと思う暇もなくアンゼリカ射殺(?)SAN値切れのまま震える手で「次の章へ進む」を選択した思い出。4章
因縁の帝都へ。しかも1で見回ったことのない西街区を探索。帝国と長年のライバルだった共和国との接触があり「あ、これ本当にやばい流れのやつやん…」と戦々恐々していた。共和国編の軌跡シリーズも待ってます。ラムダ駆動!暗黒竜の寝所が「煌魔城以上の死地」と評されていることにイマイチ乗り切れなかった。確かに当時の皇帝に帝都を放棄させるほどの力を持っていて、呪いによって騎神を蝕んだから暗黒竜 > 緋の騎神 という力関係であることは納得がいく。でもプレイヤー的には…煌魔城の方が「やべぇ」感じがあると思うのですが…いかがでしょうか。仮にもⅡのラストダンジョンだし、更に言えば碧の軌跡のラストダンジョンの対の存在ともいえるシロモノですから(城だけに)、Ⅰでバッサリと倒してしまった章ボスの生前の姿…と言われても…なぁ…と乗り切れていませんでした。それとパーティを分けるのはいいけど仕掛け連動して頻繁にPT切り替えるのはジュノーだけでお腹いっぱいです…。あのね、せめて月鏡(レアクォーツ)が作れる特殊オーブメント装置を最初に置いて!PT切り替える度に宝箱探すために月鏡つけかえるの大変だったから!暗黒竜を倒してジークフリードも一度負けてやり直して倒して、あとは楽しい楽しい夏至祭でございます。大事件を解決したあとにお祭り…ウッ 頭が…!(指パッチンの音)
リィンとアリサが公園のベンチでアイスを食べる約束することがなくてよかった。夏至祭は全体的に、セドリック以外のトールズ本校の生徒たちとの和解や、釣りイベント総決算、リーヴスの人たちも帝都に来ていたり、閃Ⅲの中でもかなり盛りだくさんでしたね。東街区を回ってるオリビエとシェラの様子が見れるアプデ早くしろ!夏至祭も終われば、長い長い晩餐会イベント…。別にいいよオズボーンと話すタイミング伺わなくても。
パトリック達とダベってるほうがよっぽど楽しいよリィン君ってば。そんな願いも届かず皇帝に呼び出され、オズボーンとやっと話が出来、アッシュが発砲して4章はおしまい。長かった。終章
教会で至宝の話を聞いてそのままラストダンジョンへ。ギミックの数や、消化試合とも見れるボス戦を考えると、製作陣的にもプレイヤー的には寝所がラスダンだったよね…。特に2戦目のシャーリィ達の「寄せ集め感」は嫌だったなぁ。
そしてエリオットとマキアスの余り者感が可哀想だった。別に個人的には好きなキャラなんですけどね、あの二人。
ストーリーに関わってない奴が居てもいいと思うんですけど、中途半端に因縁作ってるから相対的に余り者感が出てしまったわなぁ…。最下層について聖獣を止めて、カレイジャスが堕ちて、ミリアムが逝って、リィンが暴走して、なんやかんやあって、オズボーン「世界を絶望で染め上げる、昏き終焉のおとぎ話を」バンッ!(暗転)TV < オードーレーwwwwwクルッテーーーーwwwwwwシーーマーーエーーーwwwwwwwww俺「……………ぁ………(軌跡シリーズ的表現)」
このリアクション閃Ⅱエンドの時もやったわ!!!黒キ聖杯に突入してからの展開に対する感想をシャーリィちゃんが言ってくれました↓何というか…。「あそこで冷静になったリィンとクロウが鋼の至宝の力を取り込んだイシュメルガを倒すラスボス戦をやればよかったんじゃないか…?」 という気持ちでいっぱいなわけですよ。クリアして1か月経ってもそう思ってる。え、残りの騎神はどうするかって?知ったことか!とにかくプレイヤーとしては「まだまだやれるよ!」という気持ちだったんですよ。聖獣倒してしまって呪いが解放されて「止めなきゃなんねぇ!最後の戦いだ!!」な感じだったんですよね。まさかあんなぶった切られ方をするとは…。ただフォローすると、夏至祭終了くらいまではマジで楽しかったんですよ。マジで。全体的なテンポとか、懐古ファンへのサービスとか、Ⅲらしい演出とか…5000兆点!!って感じでした。共和国との戦争の雰囲気や、6体の騎神集合、クロウの記憶回復など、パッと見の展開は熱いんですけど閃Ⅲのエンドに必要なことが出来てないよなぁと。閃Ⅲは「軍拡主義が進む帝国の未来のために、トールズの精神を残す」というのがシュバルツァー教官の出発点だったんだし、これに対するアンサーが欲しかった。こう…勝って終われとは言わないから、プレイヤーに一定のカタルシスとかゲームクリアの感動を用意しておいてほしい。同じく敗北エンドとなった閃Ⅰのエンドも「閃Ⅱが出るまで評価出来ない」と保留にしていたので、閃Ⅲのこのエンドも閃4次第かな…とさせてもらいます。因みに閃Ⅰの出発点が「激動の時代を乗り越えるためにⅦ組として成長すること」とするならば、それはⅡの卒業で達成されたと言えるでしょう。そういう意味で閃Ⅰもあまり良いエンドとは言えないですかねぇ…。いや閃シリーズを真面目に順序立てて考えるの難しいけどきっと必要なことだね!若干ゲンナリはしていますが閃Ⅳもしっかりプレイするつもりです。それにしても閃Ⅳのあの世界でクエストや絆イベントをするゲームデザインって想像しにくいっすよね…。エマを連れて街に結界を張って呪いを緩和するとかになるんでしょうか。最後にちょっとだけ考察的なコラム
多分他のサイトでは注目してないことを1つだけ挙げてみる。よーしこれを見ているみんな!碧の軌跡の攻略本を開け!!そしたら321ページからのアーツ一覧を見ろ!そこにマスターアーツのルーンの札の絵が載っているな?この札の絵は、空属性のルーンには「天秤を加えた緑色の竜」が描かれていて幻属性のルーンには「女性と銀色の狼」が描かれているんだ。つまり属性と対応した至宝の聖獣が載っている可能性が高い、今回戦った「黒き聖獣」は地の至宝の聖獣だったそうだ。じゃあ地属性のマスターアーツを見れば…!!!…「甲羅に木を生やした茶色い亀と、木は生やしていない茶色い亀」の2匹が描かれている。…亀!?あれが!!!?確かにミュゼが「原型が残っていない」って言ってたけどほどがあるだろ!!!いや待て待て、念のため火属性のマスターアーツは…と。…「炎をまとった大剣を構える、王様のような服装をした老人」…。わ、わかんねぇ…!!これが閃Ⅳでうまく回収されてくるかわからねぇ…!!!でも覚えておくと閃Ⅳが楽しくなるかもよといった情報でした。まぁ「碧」時点での設定だからね…。話半分程度にでも考えておいて。それでは閃Ⅲの感想については以上になります。クリアして1か月も真面目に書くとは、我ながら軌跡信者だな。閃Ⅳが近づいて来たらまた記事を書くかもしれません。その時はまたどうぞよろしくお願いします。
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【閃の軌跡Ⅲ】キャラ評価その4
今回は1週間遅れてしまいました。
そして書き上げたものの、あんまりまとまりがなくとっちらかってしまいました。
ここまで来たら若干意地なので、どうぞお付き合いください。
それでは参りましょう。閃の軌跡Ⅲキャラ評価その4、敵方編。と、プラスアルファ。意気込んだものの、語りがいのある奴は意外と少なかった。
例によってネタバレがございます。シャーリィ
執行者17、≪紅の戦鬼≫のコードネームで仕事をする。
そのコードネームお父さんとややこしくなるからやめろ。とは言っても赤い星座の猟兵としての立場は健在で、今回も軍用魔獣や猟兵を引き連れていた。相変わらずの戦闘狂…と思いきやハーメルの村内でのイザコザを避けたり、ルトガーとの戦いの機を慎重に待ったり、結構空気は読めている。いや良い子だよねマジで。胸を揉むくらいかわいいもんよ。しかし1章で戦った時は本当に苦労した。
1章で即死の範囲クラフトはやめろよ!初見に初手で2人即死喰らって初全滅したわ!!!クラフトのモーションや声優の演技も脂が乗っていて全面的に優遇されてる気がする。ただ今回は「中ボス」感が否めなかったので次回は執行者として、大陸西部を代表する猟兵団の1人として、リィン達を苦しめて欲しい。鉄機隊
基本みんな可愛いというか、愛嬌がある。
また3人とも出生や鉄機隊入りの経緯が説明された。デュバリィの故郷はハーメルと同様に政治的に潰されてしまったとのこと。急に自分語りされるからスクショしそこねた。アイネスは途絶してしまった流派を修めていたという。エンネアはD∴G教団によって能力開発された子の1人だということがわかった。鉄機隊の彼女らはあくまでこの時代に生まれてアリアンロードに魅入った一般人なんだなということを再認識。今作ではアリアンロードの意図が読めなかったことや、カレイジャス撃墜の件を受けて、少なくともデュバリィは戸惑いが見られる様子。
Ⅱでは執行者が持つ「闇」を持ってないという発言をしていたし、今回の計画において人間的な理性がブレーキをかけているといったところか。次回作ではPTインを望む声多数。個人的には、東亰ザナドゥeX+の裏ストーリーみたいに、彼女らだけを操作する場面があるみたいなのがしっくりくる。ルトガー
西風の旅団の団長。復活のカラクリは明らかにされておらず、ジークフリードと異なり記憶も生前のものを引き継いでいる。復活してからは地精の一派として行動し、最終的には結社の面々と共に寄せ集め集団としてリィン達と敵対。大事な部分として、復活してからは紫紺の騎神≪ゼクトール≫の起動者にもなっている。
獅子戦役でもゼクトールは第4王子の傭兵が起動者になっていたようだ。既にルトガーの武器と同等のものを騎神用に用意しており、練度もそれなりのように見える。その他作中では、ジュノー攻略の出番を譲ってくれたり、VMに勝てば情報をくれる等全体的にいい人。ビーストのカード寄越せ。次回作でも敵対することはほぼ確定。…なんだけど、ルトガーって一応シグムントより強いってことでいいんだよね?またフィーでイザコザやって倒しきれないとなるとⅡやⅢの焼き直し感が否めないんだよなぁ。ランディ引っ張ってくるかというのも違うし、どういう決着になるかは読めないですねぇ。マクバーン
ヴィクターとの戦いから強敵との戦いに飢えてるとのことだったけど、結局Ⅱと同じくらいお行儀よくしてたよなぁ。何か君はもうちょっと別の人間的な面が見えないと魅力が無いよー。2度も火焔魔人状態と戦うが、どちらも「ゲーム的には」勝ててしまう。リィンの神気があれば善戦出来るということなのだろうか。とはいっても2章ラストでの連戦は辛かった。星見の塔屋上とかいうトラウマ生産地やめろ。異能の力の正体は相変わらずわからないまま。
多分次回作でもわからずじまいになりそう。全体的に、「ただの強敵ギミック」として完結してしまい物語に関われてないのが惜しすぎる。強敵としても物語のキーパーソンとして現れたアリアンロードに完全にとって食われてる。執行者No.1なんだからさー、レーヴェに匹敵する魅力というかさー、キャラ人気をさー、見せてほしいんだよねー。最悪次回作は留守番で次の軌跡シリーズで戻ってくればいいとさえ思ってる。ていうかもう結社メインの軌跡出そうや。カンパネルラ
焔幻計画の奪還のために帝国に乗り込んできた。2章冒頭での駅員に化けたシーンは結構好き。直接対決は2章のみで、3章でトヴァルと遊び、最終局面では立派に足止めされていた。
初登場の「空」でも戦わなかったが、「空」と比べるとその役回りは大分しょっぱくなっている気がする。カレイジャス撃墜にドン引きしたり、ラスダンでのヴァリマール突入の方法に素直に驚いていたり、彼らしさが損なわれてしまっている気がする。単純に、リィン達が手品や話術で手玉にとられる、といったことがなかったんだよな。
(まぁ2章オルキスタワー屋上でのユウナへの挑発はあったが)
それに加えて、戦闘力が高くないという設定から戦闘民族溢れる帝国では全体を通して印象が薄くなってしまった。次回はもっとジョーカーらしく、いいとこ取りする結社らしく動いてほしい。
別に彼もマクバーンと同じく留守番でもいいけど。アリアンロード
人気キャラ故か出番多し。もうプレイヤー視点じゃリアンヌってわかりきってるのに物語ではずっと引っ張られてやきもきしてた。マクバーンと同じく全体通して3回も戦うことになる。碧ではカプア家を陥れた商人を許さなかったり、閃Ⅱでは領地を焼き討ちしたアルバレア公を許さなかった(だろうとデュバリィに言わしめた)り、道徳観がしっかりしている彼女だったが、デュバリィが困惑しているように今回は結社の思惑以外にも望みがある様子。なんかまぁそれもプレイヤーからしたら安易に推測出来る気もするけど。(というかリィンが2の霊窟で見たビジョンを仲間内に共有すればいいのに!)戦闘では相変わらず強敵…といってもいずれも「勝てる」戦闘なのでそういった調整にしてある。碧をプレイした者からすれば、BGM効果と鉄機隊も含めた4vs4の構図に恐れおののいたものの、アッサリ勝てて拍子抜けしたという人は多いのではなかろうか。
ゲーム的にはオーレリアのお陰だろうが何となく釈然としないところもある。
これはある意味シリーズプレイヤーが損する点として割りきるべきなのだが。ただ彼女も最強の敵というよりは、騎神の起動者としての側面を強めてきた気がするのでもういいか。自分は閃シリーズが終われば騎神は全騎処分されると考えてる人間なので、閃4でアリアンさん退場あるかも?ルーファス
項目設けたけど特に言うことねぇや←「あぁうん、残念だったねー」、みたいな?ユーシスは母親違いでルーファスは父親違いで、だからむしろ貴族の血を引いてないのはルーファス自身だからオズボーンを父と見なすのに不自然は無いとか…普通だな!!
失礼しました。ルーファスはちゃんと公爵家の血を引いてるから貴族ですね。
でも平民の血が混じるユーシスを遠ざけるヘルムートの在りかたに疑問を感じている、と言っていました。
お前そういうセリフばっか言ってると段々かませっぽくなるからやめような!ⅠやⅡで貴族とはこうあるべきみたいな発言たくさんしてたんだし、貴族だからこそ貴族を裏切るという構図にすべきだったんじゃないのかな。
になってましたね。ルーファスのアイデンティティが保たれたと思います。さりげなくSクラフト刷新されて優遇されてる。
アルバレア家は騎士剣を強化する能力でもあるのか。いやルーファス好きな方には申し訳ないけどレクター同様に「フタをあけたらそうでもなかった」感がある。
まぁここまで事態がこんがらがってオズボーン裏切るとかされても冷めるから今のままでいいけど。オズボーン
その点オズボーンはちゃんと、「空」から続く帝国のボスとして役目果たしてたよ。
悲劇を受けて人間を試すという思考に至ったレーヴェよりよっぽど狂ってる(褒めてる)。まぁこの人の狂ったように見える行動は基本的に黒の司書のせいということがわかったけども、セドリックの豹変や八大都市政策など黒の司書に関係なさそうな点も残ってる。アルノール家のみが閲覧できる黒の司書の通りにことを進めている。帝国における数々の悲劇が鋼の至宝の呪いであった背景をうけ、呪いに振り回される現状をバカバカしいと言い放ち、鋼の至宝の制御を企てていた。虚無の剣によって黒の聖獣が受け止めていた呪いをぶちまけ、黒の騎神≪イシュメルガ≫を呼び出しリィンにささやく。「世界を絶望で染め上げる、昏き終焉のおとぎ話を」…多くのプレイヤーが考えているだろうが、「一番呪いに振り回されてるのお前だよな?」っていう。ただミリアムのことを気遣う発言もみせたこともあり、声優の中田さんの名演も相まってカリスマ感が凄い。あ、こいつが全ての現況でこいつに諸々の怒りややるせなさをぶつけてしまえばいいんだと思わせる謎の説得力がある。以前の記事のオリビエの項で述べたように、オズボーンは政治上で倒されてほしいため、あんまりイシュメルガがどうとかはやってほしくなかったなー。結果的にセドリックを丸め込んでいるわけだしオズボーンを倒す方法がまるで思いつかねぇ。オズボーンを倒してしまったら軌跡シリーズは彼を超える人物像を作ることが出来るのか。閃シリーズの最終的な評価を決定づける最大の人物の1人になるほど膨らんできたオズボーン宰相という存在。リィンが彼をどのように乗り越えるかが期待ですね。セドリック
クソ問題児その1。私も含めプレイヤーからのヘイトランキング第一位ではなかろうか。2章で絡んできた時はまだ救いがあったよね。
コイツの立ち絵で剣構えてるからPTインすらありえると思っていた。そんな希望はむなしく、終章のコイツのクズっぷりはロイヤルストレートフラッシュ(皇族なだけに)。実の父親の瀕死の重症もオズボーンの思惑に沿うように利用し、アルティナの首に手をかけ、腹違いといえ兄の爆破に賛同し、紅の騎神の力に酔いしれる始末。いや列挙すると本当に酷いな。特に紅の騎神に酔うところはマジで「コイツⅡで助けなきゃ良かった」と思わされる。リィン達はセドリックも許してしまいそうだし(実際、自国の為政者を裁くことには抵抗があるだろうし)自ら罪を認めて身投げなり犠牲になってくれないかなコイツ(暴言)。ついでに言うと、現皇帝のユーゲントも割と同情の余地無しっていうところあって。北方戦役やクロスベル侵攻、ひいてはハーメルの全貌を知っているリィン(プレイヤー)に対して、
「黒の司書の通りなんだわ。黒の司書の内容から逸れようとするほど歪みが大きくなるから私は逆らうの止めたわ。でもリィン達には期待してるからね。」
ってここで一気にアルノール家の株大暴落っすよ。いや百歩譲って司書の内容を覆すことを諦めたのはいいとしよう。きっとそれなりに努力したんだろうよ。でもリィン達に丸投げしたくせにアッシュに撃たれるように身を乗り出したのはダメだわ。
邪魔しかしてねぇよ!このユーゲントとセドリックのせいで、皇族居なくなっていいんじゃないかとさえ思ってる。アルフィンはシュバルツァーに嫁に来ればいいよ。と、言うわけでオリビエには是非戻ってきてもらって弟と父の襟を正してやってほしい。
カムバックオリビエ!ジョルジュ
クソ問題児その2クロウの死を偽造し、それを見抜いたアンゼリカを亡きものにした(?)張本人。
若干、まだ良い人の面が残っているような描写もあったがゲオルグを名乗る者に気をかける必要なし。
アンゼリカが生きていようと、カレイジャス爆破が偽造であろうと、アルティナないしミリアムの犠牲を看過した時点で立派な敵だよ。専用の戦術殻を持ってるけど、戦闘力は高くなさそうだよねぶっちゃけ。次回作での7組じゃ相手にならなさそうだし、いっそトワ&アンゼリカ(生きてたら)のタッグで倒すイベント戦でもよし。
少なくとも、クロウとは違ってジョルジュとしての彼とゲオルグとしての彼との対比がうまくいってないので今のところ全力でぶっ飛ばしたい人の1人。クロウ
あ、蒼のジークフリードの正体は、クロウだったんだねーーー!!!(白々しく)地精の手によって復活するも同時に記憶をなくし、地精の主の代理人として行動していた。最終的に寄せ集め集団の1人として対立するも、鋼の至宝の呪いが解放されたことをきっかけに(?)クロウとしての人格と記憶を取り戻し、蒼の起動者として行動する。遺体すり替えのトリック自体は説明されたが肝心の復活そのものの解説はお預け。いや正確に言うと、どうせ地精のオーバーテクノロジーで復活したのは確かだろうから、内線以降すぐに行動開始されなかったことが現在不明な点かな?そういえばリィン君勝手にタイマン宣言しないでくれ。直前の暗黒竜戦ではサポート寄りのカスタマイズにしていて負けたわ!せっかくBlue Destinationがいい感じに流れてたのに負けて暗黒竜からやり直したわ!Ⅰでは小まめに装備画面出してくれたんだからさ!Ⅲもそういうところしっかりしてくれよ!記憶を取り戻した以上、ルトガーと違って地精に義理立てる必要も無さそうだし、あっさり味方になるといえばなるよねぇ。ならないんだろうけど。ただ、もし次回作冒頭ではリィンが囚われの身で次回作タイトルに「閃の軌跡」を冠するのならば、代理主人公はクロウしか居ないと思っている。その時の武器は二挺拳銃なのか!はたまたダブルセイバーなのか!あるいはユウナみたいに武器スイッチによるいいとこどりか!次回作の立ち位置が気になるキャラになりましたね。今回は執筆にかけた時間が短かったのでちょっと味気なくなってしまいました。
さて次は頑張ってシナリオ…というかエンディングに関してしっかり書いていきましょう。
次回で閃Ⅲの感想記事はラストになります。
このクソッタレな筆者の感想記事を見届けてください。
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【閃の軌跡Ⅲ】キャラ評価その3
はい、閃の軌跡Ⅲキャラ評価その3、協力者編です。
といってもPTインした面々に限定していますが。
このキャラ評価終えたら、ちゃんとシナリオに触れた感想記事を書こうと思ってます。
お付き合いくだされば幸いです。
例によってネタバレがございます。
※11月14日21時追記
※「キャラ評価その4」、多忙につき執筆が遅れております。土曜日までには何とか…。
書けました。火曜日になりましたが…。
→その4
クレア
ⅠとⅡとでは周りから苛められている印象が強かったが今回は氷の乙女の面目躍如か。
今作で実家の素性が明らかに。
実家のリーヴェルト社が叔父(ミハイルの父)に乗っ取られかけたことに気づき、オズボーンの協力もあって叔父を告発する。
この時に盤面を見極める能力も同時に開花するがそのまま家族とは疎遠に。
リーヴェルト社は当時の古株だった部下に引き継いである。過去にエミルという弟をなくし、リィンに弟を重ねていたことを白状した。
若かりしミハイルさんイケメン…!
最終局面では鉄血の子供としてリィン達と対立。ミリアムほどではないがリィンに肩入れするような雰囲気も見せた。リィンやユウナの味方であり、心境としては彼らの力になりたいと考えるも、オズボーンが第一であることをハッキリと提示したよね。個人的にちゃんと幸せになって欲しいのであまり過酷な運命に立たされて欲しくないが、まぁ難しいよなぁ。戦闘ではⅡから大きな変更は無し。
オーダーに加速がつくが、彼女の参戦中にそこまで強いボスと戦わないので輝くタイミングが無い。Sクラフトもそのままで、あまり工数をかけられなかったのかなと。後述のアンゼリカもそうなんだけど、性能がⅡと変わり映えしてないゲストキャラは次回作じゃリストラかもなと思ったり…。アガット
去年空EVOやったけど久しぶり。ほんと久しぶり、元気してた?4年の間にA級に昇格したようで戦闘力も問題解決能力もピカイチ。
1章では立派に仕事を果たし、3章の列車砲奪還ではランディと共闘。赤毛自爆クラフトコンビ。
別シリーズのキャラが共闘するとシリーズプレイヤーとして報われる感じあるよね最終局面でも結社の足止めをかってくれた。終始ティータとイチャつきその様子を周りに冷やかされる。
ぶっちゃけアガットの態度はそんなに変わっておらず、ティータがより女性らしくアガットを意識してるせいだが。バッファローレイジにSTRアップ効果がつき、ダイナストゲイルの殲滅力もあって非常に頼りになる。
なんつーか遊撃士って1人で仕事することが多いからみんな自己バフ技持ってんのかな。何故か固定Mクォーツがアーツ向きなのは謎。トールとかテンペストつけてこいや。
Sクラフトは名称が変わりドラゴンフォールに。技名のシャウトも落ち着きが増して若干寂しい気もした。
全体的に出番の多さにも性能にも恵まれた印象。
多分遊撃士って動かしやすいんだろうね。次回にもティータ続投だろうしアガットもかな?
シリーズプレイヤーとしては安定した心の拠り所な感じがするので続投だと嬉しい。シャロン
今作でかなり美味しい役どころをかっさらっていった。
やっぱり執行者ってみんなキャラ付け面白いわ。
2章で超唐突に回想が始まる。心の準備させてくれや。暗殺集団の月光木馬團でクルーガーという戦闘員として育てられる。
力を付け始めた結社に≪木馬團≫が潰され、シャロン含め執行者No.3の≪黄金蝶≫、使徒第四柱の≪千の破戒者≫が結社として入ることに。結社の依頼でラインフォルトに潜入し、アリサの父親であるフランツと遭遇。
シャロンのミスによってフランツを死なせてしまった償いにラインフォルトのメイドに就任する。
その際にイリーナから"シャロン"の名を授かった。愛と献身の対象が変わらないと宣言しつつも、フランツの復活によりメイドは辞任、結社の執行者として行動を改める。最終局面では結社の人間としてリィン達と対峙。
戦闘ボイスがいつもより半ギレ気味になってちょっと怖い。フランツの言動で動揺するアリサを心配したり、その他リィン達を気に掛ける素振りは残したままである。
なんとまだ見ぬ執行者≪黄金蝶≫と≪破戒≫、そしてシャロンが元は別の暗殺組織出身だということがわかった。
この時点で相当ワクワクしてしまう。使徒はともかく二つ名だけが先に判明した執行者は初めてだね。
結社とラインフォルトの間で揺れているが、別にフランツに忠誠誓ってるわけじゃないんだしさっさと戻ってきてしまえとは思ってしまう。Ⅱと同じく回避戦法が有効だが2章加入時にはそれが出来るほど装備が整っていないジレンマ。優秀なクラフトはⅡの据え置きなのでシンプルに殴り役でいいだろう。シャドウステッチのCP消費が増えたのでボス戦ではCP回収が困難なこともある。威力は低めだが吸引性能のあるカラミティクロスで雑魚掃討が一番輝ける仕事?ゴールデンドロップ返して…返して…。ティオ
いやーティオも久しぶり。零碧全然やり直してないから本当に久しぶり。支援課が解散後エプスタイン財団本部に戻っていたがクロスベル支部の主任として戻ってきた。相変わらずのニーソ姿だが白衣も似合って年相応に大人びた感じ。ティータやアリサともエンジニアとして話が通じるようでこういう横のつながりが見えるのはシリーズプレイヤーとして楽しい。作中ではジオフロントの探索に随行する。個人的にもうジオフロント探索は飽きたってレベル超えてるくらい飽きてる…。まぁいいけど…。戦闘では優秀なクラフト、オーダーを持つもののSクラフトは未実装。
ランディもPTインしなかったことから、本領は次回作までお預けかな?
現在エイドロンギアは財団に返してしまっているそうだが、アリサのEXA・ティータのオーバルギアⅢ・ティオのエイドロンギアが並ぶ光景も…見たくなる…いやちょっと怖いなその光景は。最終局面ではランディと共に結社の足止めをしてくれる。
君は碧EDで髪型を変えるという宿題が残っているが大丈夫か!
せっかく大人びたところにツインテールという元気な若者を印象付ける髪型にうまくシフト出来るのか!
はたまたモデリング作り直しになるから宿題はサボるのか!?
頑張れfalcom。ティオファンのために。
あ、個人的には別にどっちでもいいです。オリビエ
軌跡シリーズ清勤賞。カットインがかっこよくてオリビエらしくて好きだ。オズボーンにボコボコにいじめられ、トールズの理事長の任も離れ、ミュラーとも隔離され、リベール組にも声をかけてオズボーンへの反撃を試みる。が…生死不明の状態に。
個人的にオズボーンを(政治的に)倒すのはオリビエであってほしい。
メインはミュゼでもいいけど美味しいところはオリビエがバシッと決めて欲しい。何より、オリビエは死ぬことで完成するキャラだとはまだ思えないので何とか…何とかならんか…!逆に、死人がポンポン生き返る閃シリーズ"だからこそ"死なせた、という見方もあるかな?だからといって、クロウやルトガーみたいな復活をしてほしい訳ではない。
もうアッサリと「いやーあの時は流石の僕もダメかと思ったね」くらいにヒョッコリ戻ってくればいい。
あくまでオリビエに機能してほしいのは為政者としてなので、最悪無理にストーリーには参加しなくてもいい。そういえばティータやアガットもだけど勝利ボイスが空準拠で嬉しかった。
4章のレクターの依頼でリベール組再集結は震えた。何故かSクラが微妙な変更に。
これならオリビエを象徴するバラを強調した新Sクラ見たかった。リンクアビリティはブーストアーツマシマシマン。
個性があるとは思うが使えるかどうかと言われると…。ハッピートリガーは強い。2章ボス戦でお世話になりました。アンゼリカ
大陸をバイクで一周する目標を掲げたが大陸東側は急速に衰退していることから半周程度で帰ってきたらしい。
師匠であるキリカとも合流し武術も磨いてきたとのこと。
合流してからはティータに興味を示すなどすっかりコメディ要員になっていた。
3章では猟兵に追いつめられたリィン達を助け、ジュノーにて新Ⅶ組のフォローをして…そして…。
蒼のジークフリードの存在を確認後、クロウの墓を暴き埋葬の偽造、それを行った犯人を突き止めた。
そして偽造した犯人を名乗る男に銃口を向けられ…生死はわからないまま…。やっぱゲオルグって名のつくやつクソだわ。
クレアも同様に…クラフトが増えずSクラもカットインもそのままだったので本当に退場かもしれないと思ったり…。ジュノーでは新Ⅶを使いたい気持ちも強く、ベンチウォーマーになってしまったが2週目はしっかり使ってあげようと思う。(でもほとんどボス戦とか無いんだよなー)レクター
オリビエと同じくらい軌跡シリーズ清勤賞。
空3rdで魅力的な登場を果たし、碧のイベントシーンでは戦闘描写もありプレイヤーから関心が高いキャラの1人。
今回は堂々のプレイアブルキャラに昇格した。
終始情報局の人間として立ち回り、リィンの逃げ道をなくした上で「要請」を持ってくる。
また、とんでもなく「勘が冴えて」おり物事の動きを察知する能力をもって鉄血の子供に認められた。
作中でもその能力による活躍が描かれた。競馬の3連単当てるのが一番凄いと思う。
出自も(急に)明らかになった。
なんとハーメル襲撃計画を企てた将校の息子。
ハーメル事件直前に「勘の冴え」が開花し、"もしかしたら父にうまく働きかけてハーメルの悲劇を止められたかもしれない。だからレクター自身がアッシュの仇だ"と言ってしまうほど。
最終局面でもアルティナの扱いに不満を感じつつもリィン達と敵対。
…うーん。なんだかなーと言うか。
帝国に「盤面を読める」人多すぎるんだよな。
ジェニスで生徒会長やってた頃はこの力による凄みがあって、零碧では底が知れない感じだったけど今回は微妙に感じる。
アッシュの行動も見抜けず、先手をとっていたこともあれば普通に後手に回っていたこともあって個人的に凄さが咀嚼しきれない。
そういえばさりげなくルーシー先輩の存在が明らかになってましたね。
終盤のセリフからするとレオもいたのかな?見逃してしまいました。
戦闘ではクラフトが2種しかなくリンクアビリティもクイックチャージまみれで「戦闘は門外漢」な印象。
オーダーの性能もそこそこどまり。
使用期間の短さと、攻略済みのダンジョンを回ることもあってプレイアブルキャラとしてそこまで面白くなかった…残念。
プレイアブルとなった協力者は以上ですかね。協力者というだけあって次回作でも続投が確定なのはティオくらいかな。
今公式サイト見ると協力者の欄にエリゼが含まれてるんだけどこれはどう判断したものか。
エリゼは今回全然ストーリーに絡めなかったね。
万死のくだりしか覚えてねぇ。
しかし長いな。正直疲れてきた。次の記事で敵方をまとめてキャラ評価記事は最後としましょう。
これは来週火曜にはまとまりきらないかも。頑張って書きます。
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