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  • AGDQ2018

    2018-02-24 16:00
    去る2018年01月08日~14日(以降の表記含め全て日本時間です)、アメリカのワシントンDCの近く、バージニア州ハーンドンにあるヒルトンワシントンダレスエアポートというホテルでAwesome Games Done Quick 2018(以下AGDQ2018)というイベントがあり、参加してきました。
    私含めた日本勢4人は全員01月06日に出国し、01月14日に帰国しました。

    AGDQってなんだろう、という方はこちらをご確認ください。
    AGDQとは、「Awesome Games Done Quick」の頭文字を取ったもので、海外のタイムアタック(TA)系では最大のコミュニティである「Speed Demos Archive(SDA)」が主体となって年始に毎年行っているチャリティーRTA配信イベントです。
    世界中からRTAプレイヤーが一同に介し、交代交代でプレイヤーごとにそれぞれのプレイできるRTAを披露していきます。
    多くのプレイヤーが集まるからか、会場には人をたくさん収容することのできるホテルを使用しています。
    チャリティー配信となっているだけあり、RTAを披露すると同時に寄付金も募っています。
    寄付金はガンを防止するために活動している非営利団体である「Prevent Cancer Foundation」に寄付されます。
    なお、SDAが企画しているRTA配信イベントではSGDQ(Summer Games Done Quick)が他にありますが、こちらはSummerと付く通り夏に行われているイベントでAGDQとは別のものです。
    引用:RTAPlay!  リンク先からより詳しい内容をご確認いただけます。

    ★その他関連リンク★
    GAMESDONEQUICK Twitch 日本語版スケジュール 


     私が参加させてもらったのは英語名『Mega Man 1 - 3 Team Relay Race』、日本語で『ロックマン1~3 チームリレー』というもので、ロックマン1、2、3をリレー形式で4チーム対戦するもので、13日午前8時半頃から行われました。私の担当はロックマン2でした。動画はこちらから見れます。

    英語版↓
    Mega Man 1-3 Team Relay Race by Team Auto, Team Beat, Team Roll and Team Rush in 1:26:59 AGDQ 2018

    日本語版↓
    [AGDQ2018] ロックマン1~3 チームリレー


     先立って感想をシンプルに言うなら感謝・最高後悔この3つが出てきます。
     感謝はもう色々な方に対して、ですね。誘ってくれたcyghfer、JRTAmarathonという日本人がAGDQに行くための渡航費、滞在費の寄付を募るイベントをしてくれたgolden、またそれに参加してくれたspeedrunnerたち、寄付をしてくれた方々、他にも渡航前にアドバイスをくれた方、現地滞在中にサポートをしてくれたethanを始めとする色々な方、応援してくれた方、とあげるとキリがないですが、本当に感謝しています。スポーツ選手がインタビューで感謝をあげる理由が身をもって理解できました。
     最高はわかりやすいですよね。本当に言葉で表現するのが難しいくらい最高の1週間を過ごしました。何度でも行きたくなるしまた行きたいと素直に思います。
     後悔は英語をしっかりと話すことが出来なかったことですね。なんとかコミュニケーションは取れましたが、相手側が自分向けにやさしい英語、ゆっくりした英語になって初めて成立する感じなんですよね。複数人での会話のとき、なんで俺はこの会話に参加出来ないんだろう、と思うことが多々ありました。喫煙所でタバコをおねだりされた金髪ねーちゃんとスムーズに会話できなかったのも悔しい。パツキンチャンネーと・・・くぅぅぅぅぅぅ!!!!
     ロックマン2の結果についてはミスもありましたけどそこに関しては後悔はあまりないですね。むしろ楽しさがそれを上回ってくれたかんじです。



     さて、このAGDQ、2015年から日本人も参戦するようになっていますが、毎年2~4人と人数が少なく、敷居も高く感じている方も多いと思いますので、今後、興味を持たれる方、参加される方が少しでも増えることを願って参加までの経緯と現地での予定などを以下に書かせてもらいます。

     かなり長くなるけど以下の流れで書いてます
    1. AGDQに参加するまでの経緯(かなり昔から)
    2. AGDQに参加するにあたっての手続き
    3. 滞在中のスケジュール
    4. 感想や雑記などなど


    AGDQに参加するまでの経緯(かなり昔から)

    2009年

     ニコ生の存在を知ったのが6月頃、色々な配信を見て回っているとロックマン2のRTAをしている方を見つけました。TASじゃないと出来ないと思っていたプレイが目の前で展開されてとても驚いたのを今でも覚えています。
     当時は(今も)ニコ生が1枠30分。枠内でクリアを目指すと絶妙な時間設定となり、いつも楽しく見ていました。その方が初めて枠内クリアが達成された直後、俺もやる!と燃えてプレミアム会員になって配信環境を揃えるべく動いていました。
     そこから先はまぁニコ生漬けな日々がしばらく続きましたね・・・
     翌年だったかな?無事自分も枠内クリアまで達成しました。

    2013年

     海外勢がTwitchで主に配信をしていることを知り自分もTwitchのアカウントを取得。プレイの様子を見るようになります。
     6月頃だったと思いますが、自分もロックマン2RTAをやる際はニコ生とTwitchと両方でやるようになり、海外勢とも少しずつやりとりをするようになっていきました。もちろん英語はダメダメなのでグーグル翻訳を使ってのチャットやりとりがメインです。
     その中でも特によくやり取りをしていたのがcyghferというプレイヤーです。当時からプレイスキルがずば抜けていましたが、知識面では共有できるものが多く、テクニック、ルートなどの考察をしたりしていました。
     彼が2014年01月のAGDQ2014にロックマン2で参加した際、冒頭で私の名前をあげて感謝のセリフを述べてくれたことは私のささやかな自慢です。
    (Third to shokashoka. He was very supported me)
     ちなみに私は2013年12月に当時最速の27:09というタイムを出し、記録狙いは一段落。

    2014・2015年

     記録狙いも一段落したのに合わせるかのように仕事も忙しくなり、自分から配信をする、という頻度は激減しました。空いた時間に誰かのRTAを見る程度でほとんど表立ってRTAをしていなかったですね。

    2016年

     AGDQ2016でduckfistというプレイヤーがロックマン2RTAを披露し、その際にワイリーステージ4のハシゴでジタバタすることを"shoka dance"として紹介します。地味に嬉しい。
    (This is shoka dance just for you guys...shokashoka↑)
     3月頃にtwitterで先に記載したcyghferが日本に来ていることを知り、思い切ってこちらから良かったら会わないかとDMをしてみました。結果快諾してくれて、連絡した翌日(月曜日)、秋葉原で一緒に居酒屋(IZAKAYA)に行きましたね◎。頑張って英語で話そうとも試みたもの通じた度合いは今ひとつ。ただcyghferと一緒にyggdrizzleという方もいて、彼が日本語が少し話せたため訳してくれていました。助かった。。。

    2017年

     平穏無事な日々を過ごしていた7月頃に突然cyghferからDMが!内容を見ると、
    「今ロックマンコミュニティで来年のAGDQ2018にみんなでチームリレーでエントリーすることを計画しているよ!よかったらshokaも一緒に参加しないか?」というものでした。
     冷静になってそこから1週間ほどの間で仕事の調整が出来るのか、というか年始早々1週間休んで良いのかを社内で相談したら社長から調整はちゃんとするっていう約束付きでOKが!まぁ調整は事前にわかってるなら当たり前だわな。
     さらに前回参加したsuzuriさんのブログを読んだり、zzzhonkiに話を聞いたりして、感覚としてなんとかなりそうだぞ?となったので思い切って参加することにしちゃいました。
    (参加にあたっての流れなどはまた下に書きます)
     ちなみに7月に話をした段階ではJRTAの開催が未定だったのですが、折角の機会をお金が理由で逃したくないという思いのほうが強かったですね。
     余談ですがロックマン2のもう一人のプレイヤーのzarakiさんはもともと仲が良く、冗談半分?で現地に応援しに行きますよ!と言っていたところから半ば強引にプレイヤーとしての登録まで持っていった感じです。
     9月に申し込みして10月にゲームがacceptされてからはもう怒涛の日々ですね。JRTAの開催も決まってまずはそこを照準に練習。次はRTA in Japan 2に向けて練習。12月にラグ対策でブラウン管仕入れて練習してみたところ、これはマズイと気が付きました。
     エミュレーターから実機+モニターへの移行は割と早く馴染んだのですが、実機+モニターから実機+ブラウン管は1週間じゃ馴染まなかったです。とにかくさわる量を増やしていました。
     12月に入った頃、ヨッシー勢のぽぉさんとyamayuuさんとも顔合わせして。年末にはオフラインイベントの練習も兼ねてRTA in Japan 2に参加させてもらって。あれよあれよと12月まで終わっちゃいましたね。
     もう後は飛ぶだけ!!


    AGDQに参加するにあたっての手続き

    ざっとあげると必要なのは主に以下です。
    1. GDQのアカウント登録
    2. Registration
    3. ホテル予約
    4. Game Submission
    5. Incentive
    6. 飛行機予約
    7. host決め
    8. ESTA

    1.GDQのアカウント登録

     9月頃に2.Registrationが始まるので、その前には登録を完了しておきましょう。ただアカウントを取るだけなら簡単なのですが、AGDQに申し込むためにはAccount Informationとは別にProfileを完成させる必要があります。個人情報を入力する欄もあります。
     電話番号は例えば090-****-****の場合、81-90-****-****となりますから気をつけましょう。同様に住所も番地から逆の入力になります。うまくわからない人は「住所 英語変換」で検索してみると良いかと。
     ちなみに電話番号住所の海外表記はこの後何度も使うので控えておくと便利です。

    2.Registration

     ここで申し込みをしていないと会場のホテルに行ったとしても会場に入れません。参加しようと思う方はとにかくまずは申し込みをして下さい。AGDQ2018では定員1850人、料金は65ドルでしたが、申込み開始から数日で埋まりました。キャンセルは無料で出来ますので行ける可能性がある方はまず申し込みです。ちなみにランナーに決まると返金されます。ちなみに支払い方法はクレジットカードかPaypalだったかな。これ以降もお金使うものが多いのでクレジットカードは持ったほうが良いですよ。

    3.ホテル予約

     Registrationが完了したら次はそのままホテルもおさえましょう。2019は会場が変わるため次回はどうなるかわかりませんが、2018はホテルが満室になり、近隣のホテルも使ってシャトルバスを出していました。ただ不自由だと思うので会場のホテルをまずおさえることをオススメします。キャンセルなどの規約を確認するのを忘れないように。

    4.Game Submission

     個人で申し込む場合は順を追って必要事項を記入します。英語なのでゲーム名も英語表記にするのをお忘れなく(日本語表記でも通じれば良いとは思います)。一番悩むのはゲーム紹介の部分だと思いますが、そこは熱い思いを語って下さい(英語で)。
     複数人で同カテゴリのレースやリレーなどで申し込む場合はメンバー同士で連携を取って、同じ紹介文で申し込むことも多いようです。ロックマンリレーはテンプレートが支給され、それを一部改変して各自使っていました。
     自分が参加できる日付の設定もできますので、3のホテル予約と整合性は取っておくのが良いです。
    (余談ですが、私はヒルトンをとりあえず土曜~日曜で取ったものの実際の滞在は土曜~土曜となり、変更したかったのですができるのはキャンセルのみで変更はできませんでした。別枠でgoldenが取ってくれたので後日キャンセル処理しました)

    5.Incentive

     ゲームの名前を決めるのを寄付で競ったりするような、寄付をより一層募る方法があるときは追加でIncentiveを記入する必要があります。ここは正直よくわかりません。

     10月頃に申し込んだゲームが受理されているか確定しているはずです。
     開催期間中まるっと滞在出来る方は次のステップにさくっと進めますし、スケジュール確定待ちの方はもう少し我慢して発表を待ちましょう。

    6.飛行機予約

     ホテルは取ってあるはずなので、後は飛行機を予約すればOKですね。とりあえずただ予約するだけなら航空会社のHPから適宜予約すれば良いと思います。
     ここで大事になってくるのは、JRTAとの絡み。飛行機を手配していただける可能性もありますので、ここから先は軽はずみなアクションは控えて情報をしっかり確認して進めていきましょう。あ、あとホテルを取っている場合はその旨もしっかり伝えてどうするのか相談しないと下手したらまるっとホテル代損するなんてことになりかねないので注意して下さいね。

    7.host決め

     人によるのかもしれませんが運営からhost誰にする?と問い合わせのメールが来ます。わかりやすく言うと自分がプレイする時に寄付の読み上げをしてくれるスタッフを決めてね、というものです。個人で参加なら好きな人を、チームで参加なら相談して決めて必要なら返信をしましょう。

    8.ESTA

     アメリカの事前入国審査みたいなやつです。年末になる前に終わらせておきましょう。個人情報、滞在先の情報など、必要な情報を入力します。わからない場合のunknownなどもありますので、ググってさくっと終わらせましょう。
     ちなみに後から情報更新もできますのでご安心を。

    あーーーっと、あと大事なことだけど、当然パスポートは持っておくんですよ。


    滞在中のスケジュール

     もともと現地で何かあるのか、何もないのか、はっきりわかっていなかったのでそこまで詳細なスケジュールは考えていませんでした。出発前段階での現地時間でのスケジュールは
    06日(土)夕方着
    07日(日)AGDQ初日
    08日(月)NYに行く
    09日(火)戻ってくる
    10日(水)ヨッシーレース
    11日(木)レース前日
    12日(金)メガマンリレーレース
    13日(土)朝出発
    という感じでした。

     実際に行ってみた結果、基本的にはホテルで過ごしていたんですが、ニューヨーク観光以外のときはとにかく起床→飯→ゲーム→飯→ゲーム→飯→ゲーム→就寝みたいな感じですね。

     この中に、日によってはみんなでレースする日があったり、部屋でAGDQ見てるだけの時間があったり、食事行ったりする時間があったり、という感じでした。
     日記書こうと思ったけどそんな需要ないだろうし、滞在中の写真ひとまとめにしたのだけ置いておきます。
     少しだけ言うと、観光は行ったほうが良いぞ!エンパイアステートビルの夜景はやばかった。ワシントンDCのワシントン記念塔はすごかった。

    写真を見る


    感想や雑記などなど

     フィナーレで次回AGDQ2019の会場がヒルトンワシントンダレスエアポートから変わることが発表されました。なのでホテルあれこれは今回は記載していません。次回はどこになるんでしょうね。SGDQ2018のフィナーレで発表するそうですが、もっとニューヨークに寄るのか、西海岸になるのか、はたまた田舎町になるのか。いっそのことカナダでやるとか?ラスベガスとか有り得そうだなぁ・・・日本で開催されないかなぁ・・・

     さて、感想ですが、海外のランナーともたくさん交流してきました。英語うんぬんは冒頭に書いたとおり。それでも彼らは非常にやさしく接してくれますしなんとかコミュニケーションを取ろうとしてくれます。私も空港についたときはNice to meet you!も出てきませんでしたが、積極的に英語を使うことは決めていたこともあって滞在中だけで上達、というよりも英単語が出てくるようになったと思います。
     ホテル全体が同じ「ゲーム」コミュニティなだけあって向こうからもどんどん話しかけられますし、話しかければ受け入れてくれます。喫煙所では知らない人同士で輪が出来ていて私もそこに加わって何のゲームで走るんだ、いつやるんだ、なんて会話をしていました。
     プラクティスルームで練習をしていれば知らない人が隣に座って普通に観戦されますし、話しかけてくれます。twitterで名前だけは知っていた人、なんてのもたくさん出会えました。

     フィナーレの動画にも出てきたように単独インタビューも受けました。メガマンリレーの後の各チーム1名ずつのインタビューとは別に個別でそれもなんて贅沢ですね。(フィナーレ動画以外に単独が全編であがってる動画あったら教えてください。)
     単独インタビューのなかで、ゲームは言語の壁を超えられるか、という質問がありました。ただ英語が喋れなくても一緒にゲームをすれば気持ちが通じるっていうことなら私は超えた自信があります。インタビューでもその意識で答えてました。
     その自信はAGDQに誘ってもらった時に感じたものですが、英語が出来るわけじゃないので、壁を超えるというよりも壁の向こう側に行けた、という感覚が正しいですね。
     ゲームを配信することで壁に窓が出来て、向こうから見に来る人もいれば自分もその窓を通じて向こうの人とコミュニケーションを取ることができる。そうしているうちに窓が大きくなって気がつけばドアになっていたのでドアを開けて壁の向こうに行った、っていう感覚です。

     今回は1週間滞在させてもらい、途中観光も挟んでとにかく楽しい時間を過ごしました。過去参加メンバーの中でトップクラスに楽しんだ自信があります。
     大事なのはとにかく早い段階で計画、相談、情報発信することです。NYに行きたいからオススメ教えて、と相談をしたら快くローカルスポットをいっぱい教えてくれました。
     Amtrak(鉄道)にしてもワシントンDC~NYで事前予約なら50~100ドルですが直前予約だと下手したら200ドルかかります。NYのホテルも早めにExpediaでおさえたので100ドル程度でした。
     ここで情報発信をしていないと今度は他の方からその日にレースをしよう!なんてことになりかねません。
     日本人としては謙虚、寡黙は美徳かもしれませんが、実際に行って思ったのはどちらにしても得しないな、ということです。褒められたらイエイエじゃなくてサンキュー、聞かれたらとにかく単語で良いから答える。あとは感情を表に出す。これは本当に大事です。なんならスウェーデン勢からお前はレジェンドだ!って言われた時にイエイエって言ったら「No. You have to proud it!」って怒られましたからね。


    もっと知りたい!という方はぜひ連絡下さい。ここ数年は色々なジャンルの人に会って話をするのが楽しくてしょうがないので大歓迎です。

     余談で本当にどうでも良いことですが、写真に記録される時間が日本時間とアメリカ時間とで入れ替わると後で整列がやっかいになることがあるので、出発日に家をでるときにはアメリカのタイムゾーンに設定しておいたほうが良いですよ。グーグルフォトの整理に超苦戦しました。


    最後に・・・
     今回AGDQ2018に参加するにあたって本当に色々な方にお世話になりました。
     海外勢では声をかけてくれたcyghfer、リレーの仕切りをしてくれたsinister、JRTAを開催してくれたgolden、現地で通訳等たくさんのサポートをしてくれたethan、お酒いっぱいくれたスウェーデン勢、チームメイト、メガマンコミュニティメンバー等々きりがありません。
     また、日本の方にもたくさんサポートをしていただきました。一緒に行った参加者のザラキさん、ぽぉさん、yamayuuさん、JRTAへのつなぎ及び渡航にあたってのサポートをしてくれたhoishinさん、貴重な経験をさせてもらったRTA in Japan 2主催のもかさんはじめ関係者の方々、事前に相談にのってくれたぷーれ、ブラウン管をくれたよんさま、ナイトさん、ケーブルくれてコントローラー貸してくれたカズト、Japanese Restreamのナカさんはじめ関係者の方々、配信を見て応援してくださった皆さん、休みの間頑張ってくれた会社の方々。

     全ての人に最大限の感謝を。


     今後、AGDQがさらに大きくなり日本からの参戦もさらに増えることを願い、同様に日本でのゲームコミュニティがさらに活発になってAGDQに負けないような様々なイベントが開催され、盛り上がっていくことを願いつつ、締めさせていただきます。

    ありがとうございました。
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  • ロックマン2RTAの完全解析 ~Part 1 基礎知識編~

    2013-02-11 18:503

    毎週の更新を目標にしたいとこですが、現実なかなかそうもいきません。
    まぁちょーっとずつ更新していきますので、気長に見ていただけると助かります。

    さて、前回 Part 0 でロックマン2とニコ動についてお話しましたが、今回からはまじめにロックマン2RTAというものについてお話をしていきます。

    ただし、各ステージの攻略は次回からで今回は全ステージ共通で必要な知識、テクニックをつらつらと書き連ねて行きましょう。

    全部書いたらめっちゃ長くなりました。読む人はご注意を。


    【移動スピード】
    ロックマン2の世界は移動スピードが各状況によって異なります。
    覚えておいて欲しいのは、
    ・地面を走っている時とジャンプ移動では地面を走ったほうがちょびーっと速い
     (TASさん的に言うと走りが1.375に対し、ジャンプは1.313。1画面を255分割したなかで1フレーム(60分の1秒)に移動できる距離だと勝手に思ってる。違ったらゴメンナサイ。)
    ・水中はラグ(処理落ち)の影響で移動スピードが落ちる
    ・落下中は加速度がはたらき、ある一定速度までどんどん加速していく

    要は、余計なジャンプはしない!水中にいる時間は極力短く!落下の加速は有効活用!ってことです。落下の加速については以下に記載します。


    【落下加速】
    上の移動スピードの項で落下中は加速度があり、加速することは記載しました。
    ではどういった形で有効活用したら良いのか??
    クイックマンのスタート地点を例に見てみましょう。

    ・スタート地点からただ右に走って落下をし始めた場合

    ・スタート地点からジャンプして落下速度を加速して落下し始めた場合

    次画面で接地するまでの時間が後者のほうが早く、必然的に左に移動を開始できるのも後者のほうが早いということになります。


    これは1箇所1箇所だけでは小さなタイム差ですが道中に大量に同様のポイントがあり大きな効果を得ることができますので、RTAをやる上で常に意識をしてプレイしてほしいです。


    【落下速度キャンセル】
    やり方はいたってシンプル。スタートボタンを押すだけ。
    押さないで普通にジャンプすると下図みたいにちょっと届かない所でも
     
    途中でタイム一回はさむと落下速度がキャンセルされて横移動距離が伸びる。
     
    覚えておいて損はありません。
    加速の有効活用と対をなす考え方ですが、覚えておけばちょっとした操作ミスを解消してくれることも多くあります。

    ちなみに理屈はそんなに難しくありません。
    重力加速度があるのにタイムをすることでそれがリセットされるから。
    なんでリセットされるかって?んなもん知らん。仕様です。


    【3号直乗り】
    はしごの中で左右両方が壁の場合に使えます。
    しかし、その条件内でも使える箇所は限定されており、それは皆さんで実際にプレイしてみて法則、感覚を身につけていただくのが一番良いでしょう。
    操作方法は条件を満たした位置でAB同時押しでOK。

    ちなみに開始位置と成功例、失敗例をそれぞれ以下に貼り付けておきます。
    ○成功例
     
    ×失敗例(位置が悪い)
     
    タイムを極めていこうとするなら必須テクニックです。


    【ハシゴスクロール後せり上がり】
    上記の直乗りが出来ない場所でも使用することのできるテクニックです。
    操作方法はスクロール前の画面でのスクロール方法にあります。

    スクロール前の画面でジャンプし、画面外最高到達点で上を入力する

    すると通常より高い位置でスクロールが行われ、初期位置が若干高くなる。

    そこから上を入力してみるとロックマンがぴょんと跳ねてハシゴをから離れた状態になる。

    これがせり上がりの状態です。
    これを利用すると、せり上がり前の状態(この項2枚目)で3号を出し、直後にせり上がりをすることで3号に乗ることができるわけです。


    このスクロールでのせり上がりは予想以上にタイムへの影響が大きいです。
    なめてかからずしっかり習得しましょう。


    【死亡時画面切り替え高速化】
    死亡の時Hをためて発射(段階は不問)するとティウンティウン・・・っていう音の間が消え、素早く復活が始まります。

    変なとこにいるのは実際にクラッシュマンの攻略の際に説明します。
    (わかりづらいですが2枚めは左下でHの跡が見えるかと・・・)
     


    【壁抜け】

    ロックマン2RTAをやっていると一番みんなを驚かすことができるポイント。
    それが壁抜けとハシゴテク(次項参照)。ここは説明長いです。

    1.壁抜け基本工程
    ①壁にはまる
    ②何かしらの行動をおこし、体が完全にはまる
    ③左を向いている

    まず1号で壁にはまる場合、1号の出す位置がポイントとなる。

    1号は「1」と書いてあるどまんなかに判定を持っており、そこがそれ以上上のいけないとなった場合消えてしまう。
    そのため、1が天井にぶつからない左寄りの位置に出し、ロックマンはその右端に寄って乗り、壁にめりこんでいく。

    するとある一定の高さまで来た時にロックマンがふわっと上がり3マス目の高さまでくる。これが上記①の状態。

    この状態からジャンプ落下モーション中、もしくはショットモーション中に左を入力、
     
    そうすると壁抜けがはじまってビューンと飛んで行けます。


    なんでその2つのモーション後に左を向くと壁抜けするかといいますと、該当モーションはロックマンの体を少し右にいかすことができるため、はまりきっていなかった体を完全にはめることができるわけです。
    そこで左を向くことで条件を満たし、次のマスに移動開始となり、以降は完全に埋まっているため延々と壁を抜けていくわけですね。
    ちなみに壁抜け中の移動速度は1フレームで1マス。一番最初の速度表記で考えると約16くらいなのかな?

    2.イレギュラー工程
    天井に段差がある場合、左を向いた状態から壁にはまっていきなり壁抜けできるケースがあります。
     
    この場合1号は1.の工程で書いた理由で消えず、とりあえずロックマンが3マス上まで移動できることはおわかりいただけると思います。
    しかし、この場合3マス上は左側も壁であり、上がると同時に壁に完全にはまっている状態かつ左を向いている状態ということになりますので3マス上がると同時に壁抜けが始まります。

    3.スクロールポイントと画面ズレ
    壁抜け最大の敵がこのスクロールポイントの存在です。
    壁抜けをしている最中にスクロールするポイントを何もせずに通過してしまうと、画面は動かず内部的に移動をしている状態となってしまいます。

    ○スクロールポイントで右を向いてるとスクロールがしっかり起こる
     
    ×スクロールポイントで左を向いたままだと同一画面内の左に飛び出す。
     

    この×の状態が画面ズレといわれる状態です。
    どういうことかというと、表面上はフレンダー1匹目のいる場所ですが、内部的にはフレンダー2匹目がスタンバイしている画面になっているのです。
    TASさんはこれを駆使して全力で最速を出していきますが、RTAでこの画面ズレ状態を使えるのはウッドマンのフレンダー3連後とクイックマンの即死区間のみしか見つかっていません。
    そのため、この画面ズレについては各ステージ攻略時に解説するとします。

    とりあえず壁抜けしても画面ズレはしないようにスクロールポイントでタイミングあわせられるようにしっかり練習しましょうということです。

    4.1マス抜け
    上で説明したスクロールポイントにドンピシャリ合わせるためには1フレームのタイミングで右を向く必要があり、慣れれば精度は上がってますが、なかなか100%にはなりません。そこで、この1マス抜けを使い、スクロールポイントの少し前で右を向いてしまった場合に調整をかけられます。
    操作方法はジャンプの落下モーション中に左を入力し、その後にすぐ右を入力するだけです。
    感覚さえつかめれば微調整に絶大な力を発揮します。










    一連の流れは上記の感じです。通常の壁抜けで使うジャンプからのやつが出来ればこちらも難なく出来るでしょう。
    ちなみに発見者俺なんだぜ!!!すげーだろすげーだろ!!!

    【ハシゴテク】
    壁抜けと並んで圧倒的なタイム短縮を図る必須テクニックです。
    埋まり方は下図の通り、1号でも3号でも行けます。壁の方を向かないのがポイント。
    (携帯の人は交互に画像が出て見づらいと思いますが許してね。)
     
    するとこんな感じに半身埋まった状態で壁にハマります。
     
    この状態から何回かジャンプをして、梯子方向に斜め上入力をすると下の画像のようなところに飛んで行けます。
     
    ちなみにジャンプの回数が多いほどスクロール先のロックマンの位置が低くなります。
    上の画像はそれぞれ左が3回、右が2回ですが、下は10回ジャンプした場合
     
    ま、当然こうなります。


    まとめ
    今回書いた8項目は壁抜け、ハシゴテクを筆頭にRTAをする上で特に重要な要素を持ったもので且つ複数ステージにおいて必要になるものをピックアップしたつもりです。
    他にも色々とテクニックはありますが、それはプレイヤーの方がタイム短縮を狙っていけば必然的にたどり着いていく部分であるためここに詳細には書きません。
    各ステージ攻略で気まぐれに書くこともあるでしょうが、正直全部は書ききれないですね。

    個人的にRTAは記録を狙ってプレイしている時の楽しさ(苦しさ?)とは別に自分の持っている知識を基に新しいルート、手法を構築していくというのが非常に楽しいと思っています。

    知識を持たず、人の見よう見まねしかしない人はこの楽しさを知ることが出来ず、かつタイム上昇の幅も限られてしまいます。
    知識があるからこそ新しいルートを探し、挑戦をしていくことができるわけですね。

    このブロマガがその一歩を手助け出来れば少しでも書いた意味があるのかなーと思います。

    次回からは各ステージの攻略をしていきますのでよろしくお願いします。
    ちなみに更新日は来週末を自分では希望していますが。
    今回のブロマガ制作時間6時間・・・。やる気が出せればいいけど・・・。ノシ


  • ロックマン2RTAの完全解析 ~Part 0~

    2013-02-03 23:53

    せっかくブロマガなるサービスが始まったわけですし、これを利用して自分の知ってるロックマン2RTAに関する知識をすべて公開していこうと思います。


    ただ初回はPart 0ってことでロックマン2とニコニコ動画についてのおさらいを。


    ロックマン2 Dr.ワイリーの謎といえば1988年にカプコンから開発・発売されたファミコン用アクションゲームで、売上本数は151万本を誇る名作ゲームです。

    細かいゲーム性やらストーリーに関してはWikipediaに詳細に載っていますのでそちらを見ていただくことをオススメします。Wikipedia ロックマン2


    ニコニコ動画の世界ではロックマン2はサービス開始当初から広く親しまれており、主に歌ってみたの下記2曲は絶大な人気を誇っていました。

     

    また、プレイ動画としては
     
    この辺りが有名ですかね。他にも色んな方が様々な趣向をこらして挑戦しています。

    さらに、TAS動画も初期の頃から投稿はされており、当時はTASさんって誰ぞ?すげぇ!ってなってるコメントで溢れかえっていました。
     

    TASさんに関しては初期の投稿だけでなく、継続的にTAS制作プロジェクトが進められており、現在の最速記録はコチラ。


    2009年1月投稿の動画でプロジェクトが完了と書いてあったのにその後もどんどん更新され上記の動画は2010年10月のお話。
    その上まだ某TASさんがさらにしっかり最適化をして記録更新を狙っているということでまだまだ楽しみが尽きません。


    さてさて、
    肝心のRTAのお話はどうなった!というところですが、他の動画達に比べてRTAは投稿の数も極端に少なく、盛り上がりとしてもTASと比べるとミスが目についたりというところで注目度は圧倒的に少ない状態でした。

    かといってRTAが存在しなかったわけではありません。
    ・PeerCast
    ・なんでも実況V@2ch内「タイムアタック実況しようぜ」
    という様な配信サービスを利用して配信は行われていましたし、長時間のRTAともなれば、『ULTIMAGARDEN』というサイトが配信をしないプレイレポートというスタイルで記録を集めていました。
    ※プレイレポートとはなんぞや?という方↓↓
    今でこそ「RTAは生で配信してこそ!」という風潮がありますが、一昔前はそんなことは全く無く、個人でプレイした上で、その結果をレポートとして報告するというスタイルが取られていました。
    誰かが記録を出してレポートをウェブ上に上げるとその他のプレイヤーがその報告を熟読し、おかしなところがないか確認するというのが一連の流れだったのです。
    報告内容は攻略方法、実際に起きたトラブル等、その他ラップタイムなど、読んだ人がわかればOKなのかな。
    これがプレイレポートです。


    その結果、人のレポートを見て、自分のチャートにそれを組み込みさらに発展していくというわけです。
    現在のように誰かが行った動画や配信を見て、見よう見まねで記録を狙う、ということは出来ず、しっかりとした土台を持った人しか参加できない、よく言えば洗練された、悪く言えば敷居の高い世界だったのです。


    その後、2008年12月にニコニコ生放送のサービスがスタートし、RTAというものが一気に知名度を上げていきます。
    そっから先の展開については最近のお話なうえに色々と話をしたい内容が多くなるので省略。
    (聞きたい方は私がニコ生やってる時に聞いてみてください。)

    ちなみに現在のRTA最速記録はこちら↓↓


    んで私の記録はこちら↓↓



    最速記録まであと11秒というところまで来てはいますが、個人的にもう限界ということで、記録狙いはこのタイムをもって一段落しようと決めました。

    そこで、最初にも書きましたが、ロックマン2RTAの知識をすべて公開して誰か他の方がプレイしてくれないかなーと願う次第です。

    ただし、
    TASさんのようにゲームの解析を行い、数値化された世界での表現はせず、
    (それが一番精度の高いものではあるのですが、一方でわかりづらい部分も非常に多いので…)順番に読んでいっていただければなんとなくこんな理屈でこうなるんだー、という表現で解説をして行きたいと思います。

    ということで次回は全ステージ共通で必要な基礎知識。
    その次から各ステージの攻略に入って行きたいと思います。

    それでは今回はここまで。お疲れ様でした。
    この文章書くのに2時間かよ・・・先が思いやられる・・・