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優しいやまんば 市原悦子のことば 第23回 沢部ひとみ 「落ちていく時の花もある」
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優しいやまんば 市原悦子のことば 第23回 沢部ひとみ 「落ちていく時の花もある」

2019-10-03 05:00
     市原さんが病に倒れたのは、二〇一六年十一月初めのことだ。全身の痛みや痺れに襲われ、自己免疫性脊髄炎の疑いで都内の病院へ入院した。
     入院当初、私はまだ市原さんの半生を綴った『白髪のうた』(春秋社)の編集中で、病室のベッドに横たわる彼女にインタビューすることもあった。「今、どんなお気持ちですか?」と聞くと、「屈辱よ。屈辱以外の何物でもないわ」と答えたことを覚えている。市原さんは、人一倍、体のよく動く人だった。ことに若いころ舞台に立った市原さんは、「舞台を飛び回る」という表現がぴったりだった。立つ、起き上がる、歩く……。健康な時には思いのままできたことが、何一つできない。その情けなさ、悔しさがこもっていた。
     
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    最終更新日:2020-03-27 18:00
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