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「監察の結果、深刻で不適切な事案を多数確認した」
十一月二十四日、韓国の秋美愛法相(62)は尹錫悦検事総長(59)に対する懲戒を請求し、職務執行の停止を命じたと発表した。史上初の異常事態で、尹氏は執行停止の取り消しを求め、行政訴訟を起こした。
文在寅大統領(67)は今回の事態に沈黙を貫いているが、実は秋氏から事前に報告を受けたという。
「大統領が黙認、あるいは指示したことは間違いない」(与党関係者)
だが、秋、尹両氏を任命したのは、「検察改革」を悲願とする文氏だった。その背景にあるのは、文氏が秘書室長として仕えた盧武鉉元大統領の死だ。盧氏は検察改革を試みたが失敗し、退任後の保守系の李明博大統領時代に検察の捜査を受け、自殺。左派には保守と近い検察への不信感が根強く、文氏は検察の権限を縮小しようとしてきた。

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最終更新日:2021-01-22 18:00
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