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先日、「DVD化されない映画の事情」という配信をした。
これはDVDに限った話ではなく、動画プラットフォームからの配信や名画座での上映にも言えることなのだが、今は普通に観られている作品が今後も必ず観続けることができるかというと、そうではない。権利問題や会社や関係者の事情により、いつそれが観られるか分からなくなる。
そして、その時はある日、急に訪れる。特に旧作にいえることだが、「今そこで映画を観られる」という状況は、実はありがたいことなのである――という話を配信で語った。
DVDも、「あって当然」ということではない。一つの作品を出すまでには様々な問題をクリアしなければならない。出したら出したで売れ行きが悪ければ次は出しにくくなるし、廃盤になればプレミア価格がついて手が出しにくくなる。そうしたDVDが出続けることでこの連載はもっているし、何より、一本でもたくさんの作品に出会いたい。だから、さまざまなレーベルの奮闘を応援していきたい。そう改めて心に誓った。
中でも、本連載でお馴染みの「DIG」は、大手がなかなか手を出しにくい作品を次々とDVD化している、勇気あるレーベルだ。

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最終更新日:2021-04-16 18:00
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