台湾の街でいま最も人だかりができる人気者は誰だろうか。総統の頼清徳氏でも、前デジタル相のオードリー・タン氏でもない。実は、AI向け半導体大手・エヌビディアのCEOジェンスン・フアン氏(61)である。
少年時代まで台湾南部・台南で育ち、移住先の米国でエヌビディアを創業した立志伝中の人物だ。どんな華やかな場でも、白髪との対比が印象的な黒の革ジャンを着て現れる。B級グルメ巡りが大好きで、おやじギャグ的なジョークを連発する庶民的なキャラクターが愛されている。

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