一月十八日午後八時前。兵庫県姫路市のある住宅の前に、パトカーや救急車が止まった。変わり果てた姿で見つかったのは、元兵庫県議の竹内英明氏(50)。昨秋まで、県議会の百条委員会で斎藤元彦知事(47)の数々の疑惑を舌鋒鋭く追及してきた人物だった。
 その日の昼過ぎには、近くの神社の石段を下りてきたところを目撃されていた竹内氏。古い友人が声をかけると、申し訳なさそうに手を合わせてこう言った。
「もう今、人と話をするんがねー……。ごめんね」 
週刊文春デジタル