パソコンを買いに出かけた。スランプを乗り切るために定期的にパソコンを買い換えている。

 二畳ほどの狭いショップの中に店員の若者が1人ぼんやり座っていた。質問すると、不安が的中した。説明があいまいで矛盾している。分からなければ「分かりません」と言えばいいのに、推測で答える男だ。

 明確な答えを求めると、電話で上司に聞いて、教えてくれた。しかしその答えも不明瞭で矛盾していることが判明したので、店員は別の上司に電話で聞き、教えてくれた。しかしそれも矛盾していて不明瞭だった。上から下までいい加減なショップだ。

 すると店員は自分はサポートに聞けないから、サポートに聞いてくれと言う。結局、わたしがサポートに電話した。 
週刊文春デジタル