工作機械大手の牧野フライス製作所は4月10日、電子部品大手のニデック(旧日本電産)が進めるTOBに反対を表明した。これに対し、ニデックが翌11日、「引き続き必要な対応を行う」とコメントする展開になっている。

「ニデックは昨年12月、牧野フライスとの協議を経ないまま買収を提案。牧野フライスはTOB開始時期を5月9日以降に延期するよう要望したが、ニデックは拒否し、予定通り4月4日から1株1万1000円で買い付けを始めました。日本では例をみない規模の敵対的TOBであり、株主が賛同するかどうか注目されます」(市場関係者)

 なぜ、これほどニデックは牧野フライスの買収に拘るのか。 
週刊文春デジタル