ブルース・リー主演『燃えよドラゴン』の大ヒットを皮切りにクンフー映画が大ブームとなったことを受け、東映は自社でカラテ映画を次々と製作していった。そうした中で、千葉真一の「殺人拳」シリーズや志穂美悦子の「女必殺拳」シリーズ、前回の『極悪拳法』などが作られている。

 そして、今回取り上げる『ザ・カラテ』もまた、この時期の東映作品である。 
週刊文春デジタル