

なぜ木嶋佳苗は事件を起こしたのか、木嶋事件とはなんだったのか、木嶋は事件のあとなにを手にしたのか――問われるべき事件の本質を追ってきた連載、堂々完結。

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コメントを書く毎週、朝5時にネット版を開いて一番先に読ませて頂いていました。 何というか、「楽しみににしていた」というと変な言い方ですが、石井さんの著作は全て読ませて頂いておりますが、人間の本質に肉薄するその筆の力に圧倒されます。 私自身、木嶋と同い年で、第二次ベビーブーム、受験戦争、就職氷河期世代で私も大学を中退し、モラトリアムの時代を長く過ごし、35歳で彼女が事件を起こした時もさしたるキャリアも築けずでした。当時「年上のおじさんに詐欺まではあり得る事件だけど、なんで殺すまで? 殺さないで逃げればいいじゃん!」と周囲の人たちと不思議すぎる彼女の不可解なやり方に色々議論していたのを覚えています。彼女にとっては、ブログや虚栄心で固めた東京での周囲との関係も彼女なりに築いた『キャリア』でそれらを手放すより、相手を殺せばいい、だったのでしょうか。同年の鳥取連続殺人犯の事件もそうですが、事件後しばらくは記事や本もたくさん出て、佐野氏の「別海町かた来た女」が決定版として全て網羅したと当時は思っていたのですが、木嶋が決してお嬢様ではない、幼い頃のことや周囲の環境が彼女に与えた影響には今回衝撃を受けました。事件に決して終わりはないし、被害者のご家族の方たちの苦しみや悲しみは消えることは決してありません。 その事を絶対に忘れずにいたいと思います。 連載ありがとうございました。 石井さん、編集者の皆さん、辛いインタビューを受けてくださった方々にお礼申しあげます。