自民党の西田昌司参議院議員(66)が5月9日、記者団の前で頭を下げた。

「ひめゆりの塔の名前を出して講演したこと自体、非常に不適切だった」

 西田氏は3日、那覇市内での講演で、沖縄戦で犠牲になった「ひめゆり学徒隊」に関する塔の説明について「日本軍がどんどん入ってきてひめゆり隊が死ぬことになり、アメリカが入ってきて沖縄が解放されたという文脈で書いてある。歴史を書き換えるとこうなってしまう」と発言。与野党から批判が相次ぎ、撤回と陳謝に追い込まれた。

 ただ、「自分の言っていることは事実だという前提でいまも話している。問題は事実(かどうか)ではなく、県民の感情を分かっていなかったことだ」とも主張。 
週刊文春デジタル