「芸術の秋」ですね。ヨーロッパを旅行したとき、ずいぶん美術館にも行かせていただきました。あちらでは人々の生活の中に芸術が自然と存在していて、みんな肩肘はらずに愉しんでいる姿が印象的でした。
もうひとつ驚いたのは、教科書とか本で見たような有名な絵には、別バージョンがたくさん存在すること。ゴヤの「裸のマハ」には「着衣のマハ」もあると知ったのは、スペインのプラド美術館でした。印象派の巨匠・モネの「睡蓮」も実は大連作で、フランスのオランジュリー美術館には、壁一面がモネの「睡蓮」だけで埋めつくされたフロアがあります。目が回りました。
こうなると、もはや「スイレン」というよりは「シレン」です。