毎週御愛読有難うございます。御報告です。

 この連載の相棒で、紙切りのカットを担当してくれた林家二楽師匠が、九月二十七日、尿管癌で亡くなりました。五十八歳でした。

 先週から、弟子で実子の八楽さんにバトンタッチしましたが、先週号の発売前に旅立ってしまいました。遺族でも一門でもない私が申し上げるのは大変僭越ですが、今まで、二楽と二楽の紙切りを愛してくださった皆様、誠にありがとうございました。

 二楽さんとの思い出は、抱えきれないほどありすぎて、ここでは語り尽くせません。寄席を始めとして、数えきれないくらい一緒の高座に上がりました。さんざん喋って、呑んで、笑って、楽しかったなぁ。早ぇよ、二楽。今週のお題は食堂だぜ。二楽、切ってくれよ。

 二楽、お疲れ。心からありがとう。またな。

 そして、八楽、がんばれ。 
週刊文春デジタル