自公の連立解消で混沌とする中、立憲民主党の小沢一郎氏(83)が“沈黙”を破った。自民党総裁選で高市早苗氏が当選して以来、小沢氏のX(旧ツイッター)の投稿はノーベル賞受賞者への祝意、クマ襲撃への注意喚起などばかりで、普段は頻繁に投稿する、政局への言及が途絶えていた。
だが12日午前に突如、自身のYouTubeチャンネル「いっちゃんねる」に11分間超の動画を投稿した。
動画で小沢氏は「自民党が公明、(創価)学会の気持ちを抱えていくことができなくなってしまった。これは自民党の統治の能力が著しく低下してるということなんですよ」と語った上、高市氏を「高市君」と呼び、「高市君の体質、物の考え方、これには誰もついていけない」と批判した。
そして「野党が協力してこの権力構造を変えなくちゃだめだ、政権を代えなくちゃだめだ」と「大同団結」を主張した。