米国とイスラエルによるイラン攻撃が泥沼にはまりかけている。攻撃初日にイランの最高指導者ハメネイ師を殺害し、6000カ所以上を攻撃したが、後継者のモジタバ師は徹底抗戦を主張。3月10日、イランがホルムズ海峡に機雷の敷設も始めたことが判明した。

 トランプ米大統領は作戦目標についてイランの政権交代を示唆したかと思えば、無条件降伏を求めるなど混乱。作戦期間も当初の「2週間程度」から数カ月に延びる見通しとなったが、停戦交渉も拒否している。

 いま最も懸念されているのが米軍の迎撃用対空ミサイルの枯渇だ。イランは弾道ミサイルやシャヘド自爆型ドローン(無人機)を使い、洋上の米艦隊のほか、アラビア半島などの米軍基地、エネルギー施設などを攻撃。米軍はパトリオット誘導弾やTHAAD(終末高高度ミサイル防衛システム)、イージス艦搭載のスタンダードミサイルで迎撃し、消耗戦の様相を見せている。 
週刊文春デジタル