1970年代の初め頃、東京のぼくの自宅兼事務所に、放送作家志望の若者たちが暮らしていたことがある。
知っている人も多いと思うけれど、彼らは「パジャマ党」と言って、当時できたばかりの事務所「萩本企画」の座付き作家志望の若者たちだった。早稲田出身の大岩賞介、テレビ局でアルバイトをしていた永井準、日大で学生運動をしていた鈴木しゅんじ、それからテレビ朝日の前の雀荘で働いていた詩村博史……。後にいろんな番組で活躍する面々が、狭い部屋で寝食をともにしていたんだ。
何しろあの頃は学生運動の最中だったからね。1人は大学でバリケードを作る側、もう1人は壊す側、さらに1人は「学生はそんなことするべきじゃない」と言う側――といった具合に、立場もそれぞれでさ。