米国のヘグセス国防長官の暴走が止まらない。4月2日、任期を1年以上残すジョージ陸軍参謀総長が退任した。ジョージ氏に不満を持つヘグセス氏による解任である。
イラン攻撃について、トランプ大統領に「最初に(実行すべきだと)声を上げた」と明かされたヘグセス氏。一方で、「史上最低の国防長官」とも呼ばれる。米軍兵士が死亡した後の3月4日の会見で「悲劇的なことが起きると、トップニュースになる」と語り、「死者への冒瀆だ」と批判されると、同月13日の会見では「敵(イラン)には容赦せず、慈悲も与えない」と発言。専門家やメディアから「国際人道法違反だ」との指摘を受けた。
FOXニュースの司会者だった同氏は、昨年1月の就任以降、「脳みそも筋肉でできている」(自衛隊元幹部)と言われるほどの粗野な言動で注目を浴びた。同年9月、バージニア州の基地に数百人の将軍や提督を集め、「戦士の精神」を強調。「太った将軍や提督を目にすることは容認できない」と語り、身だしなみや規律の強化を訴えた。