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  • 春日太一の木曜邦画劇場 第350回「三船ならではの大らかさ 人間味あふれる司令長官」『連合艦隊司令長官 山本五十六』

    2019-08-21 05:00  
     前回述べたように、三船敏郎といえば「サムライ」が代名詞だが、それだけでなく軍人役もまた、そのキャリアを語る上で欠かせない。
     特に司令官を演じる際の、どっしりと構えた泰然自若な「静」のたたずまいが醸し出すリーダーとしての器の大きさや信頼感は、三船という並外れたスケールをもつ役者ならではの表現といえる。
     だからといって、ただひたすら厳然とし続けているわけではない。時おり見せる、なんともいえない人間くささ――そのチャーミングさもまた、大きな魅力となっている。
     今回取り上げる『連合艦隊司令長官 山本五十六』は、まさにそんな三船の姿を堪能できる作品になっている。