• 「Relief」についてのあとがき

    2018-12-08 20:06
    毎度おなじみ、あとがきを書く作曲家、俊月と申します。

    いやぁ私、あとがき大好きなんですよ。本の後ろについているあれ。
    本を読み終えた後の余韻に浸りながら、最後の文章を読む。
    物語が終わる名残惜しさと共に、作者からの言葉を受け止める時間。いいですよね。


    閑話休題。
    てなわけで以下動画と歌詞です。



    ↓以下歌詞↓

    救いの手を 縋り
    落ちた先は 地獄の業火

    その身 燃え朽ち果て
    懸けた希望 全て灰となる

    天仰ぐ Relief
    交わす言葉失くし 嘆くのみ
    残された魂 捕らわれてる

    誰も僕を 見てくれやしない
    皆僕の 存在ごと消す
    こんな世界 無くなればいい
    こんな世界 壊れてしまえ
    なんでどうして 孤独がつつむの
    なんでどうして 突き離されるの

    堕ちて流れ 行く先は絶望
    呑まれ埋まり
    最後に残るのはーーー

    天仰ぐ Relief
    交わす言葉失くし 嘆くのみ
    残された魂 捕らわれてる

    My Soul live in a stone.....

    ↑歌詞ここまで↑

    あとがき

    こちらの曲は、C93、18年春M3にて頒布した「L Recorder」内収録の曲です。
    この曲の制作にはかなり難航しまして(笑)
    メロディを書いては消し、書いては消しの繰り返しで、
    ようやく落ち着いた時にはすでに12月に入っていた覚えがあります。

    この曲のサビ後のCメロ部分。
    ここがある意味この曲のメインテーマであり、最後に詰めた部分でもあります。
    激情的な歌詞と突き刺さるメロディ、そして勢いに乗せて叫ぶような曲調を意識しました。
    レンくんなら歌いきれますが、男性が歌うには少々厳しい高さなんですよね…(笑)

    この曲は「残傷」が1つの参考曲になりました。
    あの楽曲のテーマが「悲しみ」ならば、こちらは「嘆き」です。
    感情を全て、ありのままを叩きつけてやる、と言わんばかりの曲です。
    私はこのような、悲しさを全開に振り切った楽曲、大好きです。作るのも、聴くのも。

    曲中、斬新な試みをいくつも取り入れています。
    拍子変更、転調etc…
    「L Recorder」は素直に作りましたが、
    「Relief」は私にとってかなり実験的な曲になっています。
    私は、曲を制作する際必ず、やったことのない要素を1つは入れるようにしているのですが、
    「Relief」に関してはそれが多すぎてしまって、まとめ上げるのに非常に苦労しました。

    この2曲の楽曲締め切り2日前に、高熱を出してぶっ倒れたのもいい思い出です。
    「L Recorder」と合わせて、2017年の締めくくりにふさわしい楽曲に(自分の中では)なったと思います。

    最後に、今回も協力してくださった、いぶきさん、gunさん、ゆかなっぽさん、ありがとうございました。

    さて、12月投稿第1弾はこの曲でしたが、
    第2弾となる来週投稿の新曲は、ここからさらにレベルが上がっています。
    1年の進化を感じていただけると嬉しいです。

    それでは。
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  • 「L Recorder」についてのあとがき

    2018-07-14 20:30
    みなさんお久しぶりです。俊月です。

    久しぶりの動画投稿となったわけですが、「L Recorder」どうだったでしょうか。
    えっ、まだ聞いてない?

    聞きましょう。



    ↓以下歌詞↓

    Soon そこから君がゆく刹那
    キラメキを見つめ どう進む?
    When いつだろう 癒された心
    懐かしき出会い それが幕

    ふさがった視界 悲しみのレイヤー
    迷路に迷い 一人で泣いてた
    手をひいて 連れ出して
    くれたのは 君なんだ

    通り抜けた 僕の体を
    君がくれた 優しさ
    いつまででも 憶えていたい
    僕の 最初の "人" でした

    Time 楽しい時間 あの期間
    どうしてるだろう そう君は
    ねえ あれから僕は 探してた
    時かける意味を 探してた

    辛かった黙示 曇天の心
    宣告された 無言の判決
    手が離れ 落ちていく
    奈落へと 逆戻り

    そばにいたい 話していたい
    ボール途切れ 気づいた
    例えられない 不思議な想い
    それは 最初の "事" でした

    それは 最初の "恋" でした

    ↑歌詞ここまで↑

    あとがき

    こちらの曲は、C93、18年春M3にて頒布した「L Recorder」内収録の表題曲です。
    バラード的な曲を作りたい、そして1番2番で劇的に変化をつけたい、というところからのスタートでした。うまくできているかは置いといて(笑)。

    ある意味動画説明文の1文が全てです。この楽曲にも以前投稿した曲のメロディフレーズや歌詞を盛り込みました。アウトロはもろに残傷のサビ頭ですよね。あの曲を明るい方向に進化させたのがこの曲と言ってもいいかもしれません。「嘆き」が残傷なら、「感謝と決別」、これがL Recorderです。

    人との出会いがあれば別れもある、まあわかってはいるんですけれど、それでも別れは辛いものはありますよね。出会えたことに感謝しつつ、さよならって言える、そんな人間関係でありたいものです。

    この曲の曲名は、最後まで聞くと由来が分かります。略さずに書くと「Love Recorder」、恋の記録装置です。つまりはそういう事です。初恋の曲です。歌詞は自分で書いたのに正直恥ずかしいです(笑)。あれを真顔で真剣に書いていたかと思うとなんとも言えないものが。

    残傷から1年、少しは成長できているでしょうか。
    もっとよりよい曲を作っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

    最後に、この動画楽曲制作に携わっていただいた、みくるさん、ganさん、私の友人さん、本当にありがとうございました。
  • 「残傷」と「キラメキを見つめて」

    2017-08-17 19:28
    では、先日投稿した2曲について書いていきましょうか。


    「残傷」


    俊月初のボカロオリジナル曲。
    そのサウンドは哀しさを思わせる。所々に挿入される笛の音色がさらに悲壮感を漂わせる。

    ↓以下歌詞↓

    たった 一度きりの 対面だった
    わからない 君が そんな風になった理由
    僕の中の 時計が 止まったままで
    不安な気持ちが 波のように押し寄せる

    ごめんねと伝えても
    君の 態度は固く
    話さずにいるから
    わからないんだ 君が

    友情 絆 それさえも
    君と僕の間 開きがある
    僕に 2度とチャンスは ないの?
    心 曇り空のまま
    壁があって 届かない
    素直な 僕の気持ち


    君は 楽しそうに話してくれた
    嬉しかった 僕は
    日々がとてもきらめいた
    君は 失ってしまった 僕への興味
    悲しかった 僕は
    理由‐わけ‐を話してほしいよ

    違う道 進んで
    君の 居場所が 遠く
    届かなくなるのは
    辛すぎるんだ 僕は

    僕に 2度とチャンスは ないの?
    心 曇り空のまま

    友情 絆 それさえも
    君と僕の間 開きがある
    僕に 2度とチャンスは ないの?
    心 曇り空のまま
    何をしても 伝えたい
    せめてもの 僕の気持ち
    ↑歌詞ここまで↑

    あとがき

     実はこの曲、完成した動画を私は1回も通しで見ていません。見るつもりもないです。というのも、私自身聞くのが辛いからです。この曲の制作背景には、実際に起こったとある辛い出来事が関係しているのですが、この曲を書くことで自分の気持ちに少しでも整理をつけたかった、という気持ちがありました。
     日々辛くて辛くて、ずっと自分の殻に閉じこもり塞ぎ込んでいた。誰も何も信用できない。一言で言うと闇に飲まれていました。こんな私に一体何ができるだろう。そうだ、今のこの気持ちを創作で思いっきり表現してぶつけてみよう。そうしたら誰か聞いてくれる人が、共感してくれる人がいるかもしれない。そんな思いからこの曲は生まれました。実際の出来事で何が起こったのかは私からは言及をしませんので、聞いた皆さんが自由に想像してもらえればと思います。

    ここからは代表的なパートごとに書いてみようと思います。

    リズムパートについて
     2番のサビラストのリズムは、メロディを考えた当初からの決め打ちでした。綺麗に決まってたでしょ?(笑) 実は本来は1番のサビにもこのキメがありました。この曲を作る時の構成として最初に考えていたのは、オーソドックスに、ABサビ間奏ABサビ間奏サビ、という構成だったのですが、しかしいざこの構成にしてみると6分超えという事態に! さすがに長すぎるので、削った結果最終的にあのような構成に落ち着きました(それでも5分超え・・・)。この曲に関しては上述した通り、結構感情を入れて歌う曲、ということもあり、変にドラムを入れてリズミカルにした瞬間曲が死ぬんですね。なのでリズムの入れ方は非常に苦労をしています、はい。
    ピッコロパートについて
     挿入した笛の音色の正体はピッコロなんですが、これが私の感情を表してると言っても過言ではないと思います。間奏の部分のメロディは元々サビに裏メロ的な感じで入れていました。しかし、メロディと邪魔しあったため、そっくりそのまま間奏部分に持ってきました。この笛の音色を入れた瞬間、曲が悲しみを持って泣き始めたという印象がしたので気に入ってます。2番A途中からBにかけて単調に入れていますが、意外と悲しみを引き出せている気がします。
    歌詞、メロディについて
     私から言及することもあまりないのですが、「僕に2度とチャンスはないの? 心曇り空のまま」の歌詞の部分が今回一番の盛り上げどころだと思っていて、強調するためにボカロソロパートまで突っ込みました。一番の盛り上げどころで、私にとっての最大の嘆きの歌詞を込めてしまったので、ここで制作途中何度もやられかけました。どこかの誰かに刺さる歌詞であってほしいです。今回曲先(メロディを先に作って歌詞を後から作る)で作ったので、国語力がない私はうーんうーんと唸りながら歌詞をひねり出してました。(笑)



    「キラメキを見つめて」


    俊月2作目のボカロ曲。
    とある人のイメージソングであり、誕生日プレゼントの曲。
    サビが非常に覚えやすく、頭に残ると巷で評判。

    ↓以下歌詞↓

    何度でも
     めげずに立ち向かう
    苦しくても
     自分の道進む
    好きなもの
     決めて走り出した
    だから今
     夜明けを待っているんだ

    例えそれが
     叶わなくても
    選んだ道
     後悔はしない

    輝く夢を
     目指した先に
    叶えられたなら
     どんなにいいだろう
    素晴らしいことが
     楽しいことが
    伝えられたなら
     わては幸せなんだ
    (以下サビ繰り返し)
    ↑歌詞ここまで↑

    あとがき

     先に「残傷」を聞いてこの曲を聞くと、何か気づいた方がいたかもしれません。「キラメキを見つめて」は、私の中で対比、裏表の存在にある楽曲です。裏が「残傷」なら、「キラメキを見つめて」は表です。そのため、意図的に「残傷」の要素を「キラメキを見つめて」に輸入してそのまま使用していたりします。楽器構成、展開などもろもろ違うのであまりそうは聞こえないですけどね。

    共通、類似点を書き出してみます。
    ・曲のキーは
     「残傷」はEマイナー
     「キラメキを見つめて」は同じ構成音からなる平行調のGメジャー
    ・ドラム、ベース(一部)のパターンが共通
    ・Bメロのコード進行が1か所を除いてコード番号で共通
    ・「残傷」のメロディで開幕のミファソ(EFG)、
      繰り返しで強調されたソラシ(GAB)の並びを「キラメキを見つめて」のBメロで使用

     このように音楽的な共通点が多い楽曲でもあります。「残傷」がマイナスに振り切った楽曲なら、「キラメキを見つめて」はポジティブに明るく前に進もう、といったイメージの楽曲ですね。

    ここからは代表的なパートごとに書いてみます。

    歌詞、メロディについて
     この曲は詞先(歌詞を先に書いてメロディを後からつける)でした。「残傷」と比較して印象はどう違ったでしょうか。個人的には「キラメキを見つめて」の方がメロディと歌詞がきれいに纏まっている気がするんですよね。ただメロディの力が強いのは「残傷」だと思っていて・・・。難しいところです。
     詞先ということもあり、実は歌詞に少し細工をさせてもらいました。歌詞に違和感ないでしょうか? 細工の意味は私だけが知っていればいいので種明かしは聞かれても絶対にしませんけどね!(笑)
     サビは思わず口ずさみたくなるようないいメロディだと私は思っているんですがどうでしょうか。そこにいたるABメロが個人的には微妙なんですが。
    転調

     作曲するなら一度はやってみたい転調。この曲でやってみました。サビがいいだけに綺麗にはまりましたね。半音上げてA♭メジャーに転調させたのですが、他のキーだとほぼはまらないという事態が起きてしまいました・・・(泣)




    ということで2曲に関してのあとがきでした。「残傷」の方は後ほどM3などで頒布していこうかな、とかは考えています。

    俊月先生の次回作にご期待ください!