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京産大で13人が新型コロナに集団感染 大学は「卒業祝賀会などは一切禁止していた」
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京産大で13人が新型コロナに集団感染 大学は「卒業祝賀会などは一切禁止していた」

2020-03-30 21:00
    新型コロナウイルス・COVID-19(画像提供:米国CDC)京都府と京都市は30日、新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる京都産業大のゼミの卒業祝賀会について、クラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。しらべぇ取材班は、京産大などから詳しく話を聞いた。

    ■感染が拡大している状況

    京都産業大学広報部によると、28日に、京都市保健福祉局からの連絡を受け、欧州旅行から帰国した学生2人が、新型コロナウイルス感染症に罹患していることが判明した。

    また、29日には、同じく欧州旅行から帰国した学生1人、帰国後に当該学生と接触した学生4人も罹患していることが分かったという。30日には、新たに6人の感染が確認されて、合計13人の感染がこれまでに判明した。

    関連記事:新型コロナ拡大で大学が異例の対応 教員は「どうしたらええんや」と戸惑い

    ■大学は中止求めていた

    京産大は、3,000名を超える学生が参加予定だった、21日と22日の卒業式中止を早々と決定。学生に対しては、学生全員がアカウントを持っている電子掲示板を通じて、何度も、卒業祝賀会や送別会、追いコンなどを開催しないように指導していたという。

    クラスターが発生した卒業祝賀会のゼミ担当教授も、「祝賀会は止めなさい」と学生に指導を行っていたとのこと。しかし、学生たちは、強行。

    この卒業祝賀会には、欧州旅行に行った1人が参加し、会に同席していた学生4人に感染が広がった。また、この卒業祝賀会の濃厚接触者は、31名。全体の濃厚接触者が、30日の時点で、52名となっている。

    今後、感染者が増えれば、さらに濃厚接触者が増えることになるが、そのリストは大学が作成し、京都市などに提供していくという。現在、帰省している学生もいるため、それらの学生に対しては、帰省先の保健所が調査を行っている。

    ■「キャンセル料と思い出重視」で欧州へ

    広報部は、取材に対して、「感染した学生のうち3人は、3月2日から13日まで欧州旅行をしていた。出発当時は、欧州の感染拡大はしておらず、キャンセル料と思い出を重視して行ってしまった」と話す。

    「情勢が刻一刻と変化している状況で、途中で帰国するという判断もできなかったようだ」と述べた。13日時点では国による、欧州からの帰国者の2週間留置き措置も実施されていなかった。

    今後大学に対する風評被害も懸念されるが、その点については、「学生が動揺しないように、正確な情報発信に務める」と語った。

    ■学内への立ち入りを原則禁止に

    既に感染者および接触者が訪れた学内施設の消毒は完了。また、大学は、4月1日に予定していた、新入生への学生証交付およびオリエンテーション、4年次生、大学院生等の学生定期健康診断(4月1日~4日)は延期し、授業の開始は、5月11日とした。

    さらに、新入生に対しては、該当する新入生オリエンテーションの5月4日・5日まで、在学生は5月10日まで不要不急の学内への立ち入りを原則として禁止する措置を発表。

    京産大の感染拡大について、京都府の西脇知事は、「クラスターの可能性が非常に高い感染が確認されており、予断を許さない状況だ」とコメントした。

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    (文/しらべぇ編集部・おのっち

    RSSブログ情報:https://sirabee.com/2020/03/30/20162289328/
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