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このアイマスミステリーがすごい!〜アイマス×日常の謎特集〜
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このアイマスミステリーがすごい!〜アイマス×日常の謎特集〜

2017-01-06 19:10


    ミステリー。

    ああ、なんと甘美な響きでしょう!



    表紙をひとたび開けばたちまち天井まで染みわたる、コーヒーのように深い謎。
    その深淵は、ポーが探偵小説の基礎を生み出して以来
    数多の知的好奇心を虜にしてきました。

    かくいう私もその暗闇に魅入られた一人であり、
    2016年にはとうとう推理小説を作り始めてしまいました。
    メロンブックスでDL版が売ってますのでご贔屓に。

    さて。
    ミステリー小説の研究の中で、私は
    『アイマス日常の謎ミステリー』というものに出会いました。
    日常の謎とは、昨今ではいわゆる『人が死なないミステリー』とほぼ同義の単語であり
    身近な謎と人間味のある読後感が特徴なんですが
    これがまたアイマスの世界観としっくりくるものでして。
    最近はPixiv小説や同人誌で密かに制作物が増えつつあるジャンルです。

    というわけで、この度は私シラス.が最近読んだアイマス日常の謎の制作物について
    ブロマガを書かせていただきました。
    あなたが深い深い暗闇に迷い込む、その道標となりますように。


    ●七六五家蜘蛛の会


    ヘンリーPによる、アイザック・アシモフ原作『黒後家蜘蛛の会』の二次創作。

    【あらすじ】
    『仮にあなたの持つ全ての肩書きを捨てたとしても、
    なおあなたの中に輝くモノは、一体なんですか?』
    月に一度、レストランで開かれる秘密の会合「七六五家蜘蛛の会」に集った
    事務所もランクもバラバラな五人のアイドル達。
    ゲストが持ち寄った謎について議論を交わすが
    おのおのが知恵を絞っても、どうにも真相にはたどり着けない。
    そこで名乗りを上げたのは、脇で話を聴いていた給仕・音無小鳥であった。

    三話以降の謎はオリジナルですが、原作の雰囲気をしっかりオマージュしています。
    P名にもなっている『ヘンリー』とは原作における給仕の名前です。

    原作はラジオドラマにもなっているのですが、野沢那智や大塚周夫ら
    豪華声優陣が演じており、こちらもかなり聴き応えのあるものですので是非に。
    私のオススメは第四話、少女が見た緑色の幽霊の話


    ●七尾百合子とウミガメのスープ


    皆様は『ウミガメのスープ』というゲームをご存じですか?遊び方はリンク先の説明の通り。
    このゲーム、『結論から原因を導きだす』という意味では実にミステリーなのです。
    こちらは七尾百合子を語り部に置いた、たいらのPによるシリーズです。

    【あらすじ】
    いらっしゃいませ、ようこそ当店へ
    ここは『ウミガメのスープ』の専門店『海の見えるレストラン』でございます
    そして私は、七尾百合子と申します
    当店にて案内人を勤めておりますので、以後お見知り置きを
    (ニコニコ大百科より引用)

    フォーレ作『シシリエンヌ』をBGMに作られる厳かな空気と
    毎度ゲストにやってくるアイドルとの掛け合いが楽しむポイント。
    たいらのPは精力的にニコマスで活動されている方でして、
    サクサクした更新速度も魅力の一つですね。
    私のオススメは2杯目のスープ、『オリーブオイルとXO醤』


    ●さよなら皇帝
    ★作品ページ
    アイマス界きってのミステリー野郎・ヤスミツ様によるPixiv小説。
    今井加奈と高垣楓のシリーズ、その第二弾です。第一弾はこちら

    【あらすじ】
    秋、もみじがまだまだ色づかない頃。
    アイドル・今井加奈と高垣楓が仕事で向かう鳥類園には
    『鳥類園のコウテイペンギンと一緒に
    PRポスターに写ったアイドルはその後必ずブレイクする』という不思議な伝説があった。
    色とりどりの鳥に襲われつつ仕事をこなす中で
    ふたりは伝説の真相に気づき……。

    ヤスミツPはかなりの量のミステリー小説を読まれている方でして
    その中で得たエッセンスがみごとに凝縮されています。
    ミステリー部分の完成度以外にも、鳥類やアイドルの描写も光る傑作。
    タイトルの意味は、ぜひともご自身で読んで確かめてみてください。


    ●廻る世界とキュート・ポップ
    ★告知ブロマガ
    作者は陽一P。Pixivにアップされているものに書き下ろし一話を追加した
    全四話のほんのりライト百合な日常の謎小説同人誌です。

    【あらすじ】
    事務所のプロジェクトルームで顔を合わせた橘ありすと鷺沢文香。
    「……はじめ、まして。鷺沢文香と、申します」
    「はじめまして。橘です。これから、よろしくお願いします」
    いつもどおり苗字だけの自己紹介を済ませ、
    これからユニットを組む相手と軽い談話をかわしていく中で
    鷺沢文香はアクアマリンの瞳を輝かせながら、こう問いかけた。
    「橘さんの、下のお名前は……“ありす”では、ありませんか?」
    少しませた少女と物静かな読書家の、一年間のミステリー。

    四話それぞれが春夏秋冬に対応しており、
    ミステリーを通じて鷺沢文香と橘ありすの関係を描いています。
    ありす主観の丁寧な描写に思わず「ありすってほんとワトソンだよなぁ……」
    なんて感心してしまいます。『う』様の美しい表紙もポイント高しですね。
    私のオススメはサンプルでも読める二話目の『夏――悪戯フレッシュ』


    ●七尾百合子のミステリな日常
    ★作品ページ
    pato様がPixivで連載されている、名前の通りのミステリーシリーズ。
    主人公はやはり我らがアイドル・七尾百合子!

    【あらすじ】
    765プロ所属の、根っからの文系主義者(ブンケイスト)アイドル・七尾百合子。
    新人アイドルとして着実に成長する彼女だが、
    読書家の宿命か彼女のもとには次々とミステリーがなだれ込んでくる。
    本の名前の暗号、真っ赤な髪の毛のアイドル、盗まれたマンガの謎……。
    それでも百合子は、芸能界で奮闘しつつも日常の謎に挑み続ける。
    行け、図書室の暴走名探偵・七尾百合子!

    早い更新ペースとしっかりとした密度が好きなシリーズ。
    ミステリー部分もさることながら、アイドルとしての活動や
    七尾百合子の日常もしっかり描いてくれるのが嬉しいですね!
    あと個人的に漢字に振られる大仰なカタカナのルビがツボです。
    私のオススメは『赤毛アイドル連盟』。タイトルの通り、ジュリアが出ますよ!


    ●大正文学少女奇譚
    ★作品ページ
    なんと!執筆・零井あだむ様、絵・かみや様のこちらの同人誌は
    大正時代が舞台です(タイムスリップものではないですが)!
    同好の士を見つけるのは嬉しいものですね。

    【あらすじ】
    「プロデューサーさん!事件です!」
    今日も今日とて、御里音女学院演劇部所属、
    七尾百合子は日常に謎を求め、成り行きで劇場の管理人になってしまった
    青年の元へと駆けつける。
    怪人、幽霊、神隠し――帝都にはびこる数多の怪奇譚が不思議を呼ぶ。
    時は大正、夢と現が交わる最期の時代、寂れた劇場を舞台に、
    青年と文学少女は日常に潜む謎に挑んでいく。
    (裏表紙より引用)

    かつて文壇を目指した読書家青年が主人公。
    一人称視点の、文学がかった漢字多めの文章がいい感じにセピア色です。
    異世界ものは考証と描写がキモですがケレン味もなかなか心地よく、
    挿絵も多めで素晴らしい。やっぱ百合子には矢絣を着て欲しいですよね。
    DL販売等は検討中のようなので、機会がありましたらいかがでしょう!
    私のオススメは第三章『戦慄!失踪した舞台女優』。


    ●探偵助手・七尾百合子の事件目録 百万劇場の怪
    ★作品ページ

    すまん、入れさせてくれ!

    【あらすじ】
    アイドル・七尾百合子が目覚めた場所は、およそ百年前、
    大正末期の喧騒の街に居を構える探偵事務所『輿水堂』の一室であった。
    自称・名探偵の輿水幸子と大正時代に生きるどこかで見たような仲間たちと共に、
    帝都に潜む小さすぎる謎に挑め!現代に戻るその日まで!

    文・つきみP、絵・私による推理小説です。
    俗にいう越境もので、佐竹美奈子やら高垣楓やらがタイトルの壁を超えて
    モリモリ登場しちゃいます。時代考証もギッチリやってたりしますので、ぜひとも。
    私のオススメは第二話『炒飯、大盛りで』。



    まとめ

    いかがだったでしょうか。
    冒頭にも書きましたように、日常の謎というジャンルの魅力は
    もしかしたら自分の周りでも起きるかもしれない身近な謎と、
    人間の、時に暖かく、時に残酷な面をむき出しにするような読後感だと思っています。
    日常とちょっと非日常を繋ぐ扉……それが、私が日常の謎を愛する理由です。

    哲学書やビジネス書が人生の主食であるならば、ミステリー小説はいわばデザート。
    だからこそ自分の口にあうものを追い求めてみたいですよね。
    私も、時間を見つけてもっともっといろいろな物語に触れてみたい所存です。

    最後に!
    かつて推空Pが制作した日常の謎ノベマスの作り方講座を紹介して、
    この記事の〆とさせていただきます。
    皆様の日常が心躍るようなミステリーで満たされますように。




    シラス.


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