FF7Rのエアリスは8bitの夢を見るか?
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FF7Rのエアリスは8bitの夢を見るか?

2020-06-27 20:00
    例によって、タイトルはあまり意味ないですw

    もう少しブロマガの方にもテキストを投稿したいなぁと思いつつ、どうしても取り掛かっている作業の方を優先させてしまって前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいました。

    個人的な備忘録も兼ねて Blender まわりのTips(というほど大したものではないが)とか、こまめにポストできればよいのですが・・・w

    というわけで、久々に重い腰をあげてのブログ記事です。
    今回は うp主が少し前に投稿した↓の動画に登場するデモディスク制作に関するあれこれをまとめてみたいと思います。




    ■そもそもどんなものなのか?
    前出の動画に登場するのは、今から30年以上前に隆盛を極めた8ビットパソコンの実機で動作する、所謂デモディスクと呼ばれるものです。

    デモディスクとは、ざっくり説明するとパソコンにセットするだけで自動でちょっとしたアニメや音楽が流れるディスクであり、販促用(電気屋やパソコンショップでのデモ用)や市販のゲーム等にデモだけが収録されたディスクが付属する場合もありました。(有名なところでは「イースII」など)

    なお、ここでいうディスクとは「フロッピーディスク」を指し、今となってはそこそこ貴重な記録メディア(笑)となっております。
    ※左の画像はPC-88実機で動作する自作曲PVのデモディスク

    当時はゲーム本編とは別にデモシーンが話題になったり、デモシーンを売りにしていた作品なども沢山ありました。





    今回の作品は、うp主が「FINAL FANTASY VII REMAKE」(以下「FF7R」)を題材に、主人公「クラウド」とヒロイン(のひとり)「エアリス」の再開のシーンを当時のデモディスク風に作成したものとなります。


    ■制作の経緯みたいなもの
    少し前、ツイッターにて「セーラームーンチャレンジ」なるものが話題となりました。

    「美少女戦士セーラームーンS」のワンシーンを自分の絵柄で描いてSNSに投稿するというものでしたが、沢山の絵師の方々が描かれたセーラームーンをTL上で眺めるうちに自分もやってみたくなり(笑)ついつい投稿してしまったのが以下のツイートになります。

    https://twitter.com/sobamix/status/1263075163051970565

    こちらのイラストは「640x400」(PC-88では縦長ドットのため「640x200」)という、ちょうどPC-88実機で表示できるサイズで描いたためそのままの流れで実機で表示する簡単なデモも作成してみましたw

    https://twitter.com/sobamix/status/1263992469202432000
    https://twitter.com/sobamix/status/1264515293780430848

    ここしばらくは Blender の作業ばかりやっていたせいか、これらの作業がとても楽しく、ひととおり完成した後も妙な物足りなさを感じてしまいまして、そのままの流れで数か月前にプレイした「FF7R」に登場する「エアリス」を元ネタにドット絵を描きました。

    https://twitter.com/sobamix/status/1266693030616023045

    こちらもイラスト完成ののちPC-88実機で表示しようと思ったのですが、元がゲームだけに「当時のゲームのデモシーン風な演出を施すと面白いかな?」という軽い気持ちで作業した結果が今回の一連の作品群となりました。


    ■メイキング的なもの
    動画をご覧いただいた方はわかる通り、デモ自体は2分ちょっとくらいの尺でカットも変わらないものですがイラスト、曲、プログラム、その他細々とした作業といった具合に完成まではそこそこの工程を経ていますw

    今回のブログ記事では、各工程ごとの作業内容みたいなものを簡単にご紹介しようかと思います。
    (作業期間は5月末からはじめて6月の半ばくらいまでの半月ちょっと)

    1.下絵
    最近は下絵もPCで描いています。(以前は紙に描いてスキャンしていた)
    板タブと「CLIP STUDIO PAINT」を用いてざっくり描いた下絵は↓

    【CLIP STUDIO PAINT で下絵】

    毎度のことですが、あちこち雑なうえに線もクリーンアップしていない、、、(んで、ドット絵を描く際に後悔するw)


    2.ドット絵
    ドット絵には「Adobe Photoshop CS6」を使用します。

    まずは輪郭をトレースするのですが、この作業が一番大変ですw
    特に髪の毛が毎回キツくて、ちょっと前々から考えていたのですが少しでも作業が楽になるようなプラグインを作ろうかと考え中です。

    ちなみにトレースができれば全作業の半分は終了。


    【輪郭トレース後】

    あとはパーツごとにレイヤーを分けて塗り分けしたものをクリッピングマスクとして、パターンブラシで一気に色をのせます。

    【クリッピングマスク用としてレイヤー毎にパーツを塗り分け】



    【パターンブラシで塗り】

    最後にシャドウとハイライトを入れて完成。


    【完成!】

    今回は背景も描いたのですが、こっちの方が面倒でしたw

    さらにアニメを意識したパターンもいくつか準備して画像まわりの作業は完了です。


    【まばたきと口パク用のアニメパターン】


    3.曲(プリプロ)
    BGMとして「Aerith's Theme(エアリスのテーマ)」を打ち込みました。

    まずはパート構成(FMx3、SSGx3)を意識したアレンジを「Reason」というDAWを使用し作成します。
    この段階ではあくまで曲の構成を決めるのがメインとなるため、細かいニュアンス(LFOとか)は省略しています。

    今回はちょっとアレンジが難しい楽曲でいろいろと試行錯誤したのですが、最終的にはオーソドックスなかたち(?)に落ち着きました。

    ちなみに、動画のコメントなどでもたくさんの方からツッコミがありましたが(笑)、このシチュエーション、どうみても「イースII」ですよねwww
    (クラウドの「ここは?」のセリフの後、無意識に脳内で「イースっていう国」というセリフが浮かんでくるくらいw)
    なので「LILIA」風の音色を使用したアレンジ案なんかもあったのですが、まとまりが悪くてボツにしましたw


    4.曲(MML)
    アレンジが出来たらPC-88実機で演奏できるよう、「MUCOM88 Windows」を利用しMMLで打ち込みを行います。

    MUCOM88 Copyright 1987-2020(C) Yuzo Koshiro /
    Open MUCOM88 maintained by ONION software/onitama
    https://github.com/onitama/mucom88/wiki

    あわせて、最終的なバランスやニュアンスも調整します。

    https://twitter.com/sobamix/status/1267785531527557125

    作成したデータは行番号をつけてエクスポートしたのち、オリジナルの「MUCOM88」でコンパイルを行いバイナリデータへ変換します。
    (コンパイル後のバイナリデータが実機での演奏データとなる)


    5.セリフ音
    往年のAVGやRPGにおけるキャラクターの会話シーンと言えば、beep音を利用したピコピコ音を(個人的に)連想します。
    beep音再生時の周波数を変更することで、男性、女性、子供、大人といったキャラクター毎の声色も表現することが出来ました。

    ゲーム風デモディスクということで、このセリフ音はどうしても再現したかったため、今回は「ジーザス」というゲームのソースを解析してセリフ音再生のアルゴリズムを参考にさせてもらいました(小声w)

    https://twitter.com/sobamix/status/1269593949854994432

    よもや、30年以上前にPC-88で初めてプレイしたゲームのソースを今頃になって読むことになるとは思いませんでしたよ(笑)


    【ジーザス】


    6.文字表示
    セリフ音に続いて画面に表示するセリフ(=テキスト)の表示についても作業しています。

    今回ターゲットとした PC-88 の場合、画面に文字(今回の場合は全角文字)を表示する際は、本体に搭載されている「漢字ROM」と呼ばれる ROM(Read Only Memory)から文字ごとに割り当てられたアドレスを指定し日本語のフォント情報(=画面に表示するためのドットパターン)を取得する必要があります。

    「漢字ROM」のアドレスは、以下のサイトの変換式をもとに「JISコード」から変換できますが、当然1文字ずつ手で変換するのもアホらしいので、「UTF8」から「JIS」を経由して「漢字ROMアドレス」へ変換するツールを自作しました。
    http://www.maroon.dti.ne.jp/youkan/pc88/



    【手抜き実装で変換ツールを自作】


    7.プログラム
    画像、曲、セリフ音ルーチン、セリフデータといった素材が全て揃ったところでプログラムを作成します。

    プログラムにあたっては、「Visual Studio Code」をエディタとして使用し、アセンブルには「Z80AS」を使用させていただきました。

    Z80AS:紅茶羊羹さん
    http://www.maroon.dti.ne.jp/youkan

    その他、動画のコメントにも記載しましたが、ディスク周りの汎用ルーチンとデータの圧縮/伸張にはそれぞれ以下のモジュールをお借りしています。

    汎用ディスクルーチン:Bookworm's Library さん
    http://mydocuments.g2.xrea.com/

    lze:GORRYさん/Kei Moroboshi(諸星圭)さん
    http://gorry.haun.org/pw/?lze


    基本的には↓の自作曲PVディスク(笑)で作成したルーチンをほぼ流用しているので、プログラム的に躓くところはあまり無かったですw




    大まかなプログラム処理の流れとしては、
    ①割り込み処理でカウントを計測

    ②「イベント起動時間」「ロードファイル名」「ロードアドレス」「ロード後のジャンプアドレス」を記述したデータ読み込み

    ③メインループで「②」の時間になったらファイルをロードしてジャンプ先をコール
    いった感じです


    以上、作業内容をメインに書いてみました。
    実は作業を進めるなかで次のネタ(当然 PC-88 実機で動くもの)も思いつきまして、これからしばらくはそちらの作業をメインに進めようかと考えています。
    (なんか Blender の使い方を忘れてしまいそうな不安もありますが・・・)

    今回の動画は思った以上に大勢の方々に見ていただけたようで非常にありがたく思います。
    さらに、動画の方にもたくさんの広告を頂きました。
    次作へ向けての励みになります。ありがとうございました。

    【広告主の皆さま】
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