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記事 23件
  • 【2015 Jリーグ】FC東京 「決意」(1/3)

    2015-08-18 12:00  
    FC東京の主軸であり日本代表に名を連ねる森重真人、太田宏介、武藤嘉紀。クラブと代表と、めまぐるしく過ぎる日々で味わった言葉にできぬ悔しさは、尊く気高い思いに変わる。だからこそ、もっと高みへ。「今シーズンは絶対にタイトルを取ろう」胸に誓った“決意”が結実の時を迎えようとしている。[Jリーグサッカーキング7月号掲載]■クラブと代表がもたらす勝者のメンタリティー 2年ぶりの4連勝がかかった5月6日、ベガルタ仙台戦(1stステージ第10節)。リーグ戦過去1分け5敗で「鬼門」と言われた敵地ユアテックスタジアムでの戦いは、今のFC東京の勢い、強さが詰まっていた。前半25分、権田修一が相手に与えられたPKをストップすると、同34分、直接FKから太田宏介のアシストで森重真人が先制ゴール。後半3分に武藤嘉紀がPKを決めると、同7分には太田の左クロスを武藤が左足ボレーで追加点。終了間際の2失点は余計だったが、いつにも増した《代表戦士の輝き》がジンクスを破ってみせた。 
  • 【2015 Jリーグ】ツエーゲン金沢 秋葉勝「背番号30の再出発」(4/4)

    2015-08-13 13:20  
    ボランチの秋葉勝は、今シーズンの躍進を支えている一人である。モンテディオ山形で「ミスター」の称号を手にした彼は、なぜ、新天地を求めたのか。そのバックグラウンドと思いを描く。[Jリーグサッカーキング8月号掲載]■目標はあくまでJ2残留やるべきことは変わらない 山形は、J2で2位となりJ1昇格を達成。秋葉は32試合に出場して5得点を記録し、チームの中核として存在感を誇示した。守備面での大幅な改善はチームにとって大きな武器となり、本人にとってもその後のキャリアを作る上で不可欠な武器となった。09シーズンから3年間戦ったJ1の舞台でも、チームのサッカーと自分のプレーが十分に通用することを体感した。「やっぱり、レベルは高かったです。J1は1試合で感じる疲れがすごい。それから、ボランチとして感じたのは、相手が簡単なミスをしてくれないから一度ボールを失ってしまうとなかなかマイボールにならないんですよ。や
  • 【2015 Jリーグ】ツエーゲン金沢 秋葉勝「背番号30の再出発」(3/4)

    2015-08-13 13:15  
    ボランチの秋葉勝は、今シーズンの躍進を支えている一人である。モンテディオ山形で「ミスター」の称号を手にした彼は、なぜ、新天地を求めたのか。そのバックグラウンドと思いを描く。[Jリーグサッカーキング8月号掲載]■《ミスター》に対する思いをエネルギーに変えて 5年目の06年は、シーズン途中からほぼレギュラーとして活躍。試合に出られなかった時期には、プロになって初めて《直訴》したこともある。 
  • 【2015 Jリーグ】ツエーゲン金沢 秋葉勝「背番号30の再出発」(2/4)

    2015-08-13 13:10  
    ボランチの秋葉勝は、今シーズンの躍進を支えている一人である。モンテディオ山形で「ミスター」の称号を手にした彼は、なぜ、新天地を求めたのか。そのバックグラウンドと思いを描く。[Jリーグサッカーキング8月号掲載]■プロの世界で体感した自分とのギャップ ツエーゲンでチームメートとなったDF太田康介いわく、秋葉は特に守備について「センス抜群」のボランチである。 相手のパスコースを未然に消すポジショニングと寄せの速さ、ボールを奪いきる対人能力の《うまさ》は一級品。DFの選手にとって「声で動かす必要がないボランチ」の存在は何よりも心強く、今シーズンにおけるツエーゲンの躍進に一役買っていることは間違いない。 
  • 【2015 Jリーグ】ツエーゲン金沢 秋葉勝「背番号30の再出発」(1/4)

    2015-08-13 13:05  
    ボランチの秋葉勝は、今シーズンの躍進を支えている一人である。モンテディオ山形で「ミスター」の称号を手にした彼は、なぜ、新天地を求めたのか。そのバックグラウンドと思いを描く。[Jリーグサッカーキング8月号掲載]■移籍を決断した背景にある自信と負けん気 サッカー選手にとって、その限られた時間を純粋に楽しめることほど幸せな時間はない。その意味で秋葉勝は、初めて決断した移籍という選択に心から満足しているし、だからこそ結果を残さなければならないと決意を新たにしている。 
  • 【2015 Jリーグ】浦和レッズ 武藤雄樹「新天地での飛躍」(6/6)

    2015-08-12 13:34  
    ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。[浦和レッズマガジン優勝号掲載]■自分たちの力を信じて戦い続ければ結果はついてくる──また、それに関連して武藤選手の英語力が酷いという噂もあります。「それも全部ツイッターでつながっているんです(笑)。ヴカに変な英語で返して、お寿司を食べたいという気持ちを『eatme』と表現してしまって……。これじゃあお寿司じゃなく『僕を食べて』になってしまいますもんね(笑)。また、『お寿司、約束してね』という意味のプロミスという単語のスペルを間違えたり……。僕の母親は英語教師だったのに、息子は英語ができない
  • 【2015 Jリーグ】浦和レッズ 武藤雄樹「新天地での飛躍」(5/6)

    2015-08-12 13:33  
    ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。[浦和レッズマガジン優勝号掲載]■応援してくれる方々の気持ちに応えたい──また、武藤選手はゴールを決めた瞬間、たいていゴール裏のサポーターの方へ走っていきますよね。「(笑)。それは昔からなんですが、やはり応援してくださっている方々の気持ちに応えたいんです。だって、サポーターの方々はすごく応援してくださっているじゃないですか。それならば、ゴールを決めた瞬間はその人たちと一緒に喜びを分かち合いたい。だから、できればまずはサポーターの元へ行きたい。もちろんチームメイトなどの仲間にも感謝しているんで
  • 【2015 Jリーグ】浦和レッズ 武藤雄樹「新天地での飛躍」(4/6)

    2015-08-12 13:33  
    ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。[浦和レッズマガジン優勝号掲載]■仙台、浦和両サポーターに良いプレーを見せたい──今の浦和のチーム内のオンとオフのギャップについてはどう考えていますか。「心地良いです。皆、グループ分けもなく全体で仲が良い。良い空気感の中で時を過ごし、ピッチに立ったら戦いの意識に切り替える。このような良い雰囲気を備えるチームが成績を残せるのだなと感じています。またこのチームは経験豊富な選手が多く、そのような選手がしっかりと物事を考えて行動している点がチームを強化しているとも思っています。そのような雰囲気作りを
  • 【2015 Jリーグ】浦和レッズ 武藤雄樹「新天地での飛躍」(3/6)

    2015-08-12 13:32  
    ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。[浦和レッズマガジン優勝号掲載]■タイトルに向けチームが団結している──仙台時代と浦和とで、武藤選手のプレースタイルが変わった面、変えた面はありますか?「プレーが変わったというよりも、チームのサッカースタイルが大きく変わりました。僕が務めるポジションの役割が仙台と浦和とでは大きく異なります。その与えられた役割が今、自分の特徴によく合ったのかなと思います」──今の武藤選手は攻守両面での貢献度が高いように見受けられます。「僕としては運動量がひとつの特徴でもありました。それを生かして攻撃にも守備に
  • 【2015 Jリーグ】浦和レッズ 武藤雄樹「新天地での飛躍」(2/6)

    2015-08-12 13:31  
    ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。[浦和レッズマガジン優勝号掲載]■新天地浦和で充実した時を過ごしている──第16節を終えてリーグ戦無敗であることは、チームにどのような作用をもたらしているのでしょうか。「チームに自信と落ち着きをもたらしています。危機感や焦りよりも、今のチームには安定感があります。たとえ相手に先制されても、積み重ねてきた自信によって落ち着きを保ったまま戦える。その結果、逆転できたり追いつけたりする試合が増えていますよね」──そのような自信が芽生えたのはどの時期でしょう? 今季の浦和は序盤戦のAFCチャンピオン