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「経験って大事だと思うんですよ」。15年のシーズン開幕を前に、永木はこんな話をしていた。J1とJ2で戦ってきた過去5シーズンの記憶が、「うん、ホントにそう思います」と彼を頷かせていた。
「大学生からプロになった時に、いろいろな方から『経験が大事だよ』って言われたんですけど、正直ピンと来なかったんです。でも、Jリーグで試合を重ねてきて、『あ、今ここにいるべきだ』ということが分かるようになってきた。それって経験を積んできたからで、気持ち的にも余裕が生まれるんです」
サッカーのゲームは、主導権が行き来しながら進んでいく。自分たちの時間帯に得点を奪い、相手の時間帯に失点をしないことが重要で、その手助けとなるのが経験だ。
「経験を持った選手なら、うまくいっていない時間帯をしのぐとか、悪い流れを変えるとか、そういうことができると思うんです。チームをいい方向へ導ける。テクニックだったり、走力だったり
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