6aa527f6c0f04cbc5bda38c06013836587a82b37悲願のリーグ優勝へまたとないチャンスだった。尻上がりに調子を上げ、年末年始には単独首位にも立った。しかし、シーズン後半戦に入ってチームは急失速。なぜまたしても“失敗”の歴史は繰り返されてしまったのだろうか。

■アンバランスな攻守問われる〝個の質〞
 プレミアリーグにおける通算対戦成績で、アーセナルが負け越しているチームは3つしかない。マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、そしてスウォンジーである。最初の2チームはイングランドを代表する名門クラブであり、負け越していたとしてもそれほど不思議ではない。しかし、なぜスウォンジーなのか。実はアーセナルが勝てない理由はそこにあるのかもしれない。

 今シーズンも最初の対戦こそ敵地で快勝を収めたが、ホームでは手痛い逆転負けを喫した。ホームゲームでの対戦に限ると、スワンズ相手に最近4シーズンで0勝1分け3敗と散々な戦績なのだ。単なる偶然と片づけること