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文=元川悦子
93年のJリーグ発足時に名を連ねたオリジナル10のうち、J2降格経験がないのは鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、名古屋グランパスの3チーム。その一角である名古屋が目下、降格危機に瀕している。
クラブレジェンド・小倉隆史監督率いる新体制となった今季は、序盤から苦戦を強いられ、第1ステージは14位で終了。彼らは後半戦に向けてテコ入れを図るべく、韓国代表経験のあるハ・デソン、日本代表経験のある扇原貴宏らを補強したが、その2人がいきなり負傷してしまった。田口泰士も長期離脱中で、小川佳純のような中盤のマルチプレーヤーもケガに見舞われている。この状況には指揮官も頭を抱えているに違いない。
そんな中、中盤の立て直し役を託されているのが、38歳の明神智和だ。
柏レイソルとガンバ大阪でそれぞれ10年ずつ過ごし、プロ21年目を迎えた今季名古屋に新天地を見い出した男は、30日の横浜戦でも
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