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FC東京の主軸であり日本代表に名を連ねる森重真人、太田宏介、武藤嘉紀。クラブと代表と、めまぐるしく過ぎる日々で味わった言葉にできぬ悔しさは、尊く気高い思いに変わる。だからこそ、もっと高みへ。「今シーズンは絶対にタイトルを取ろう」胸に誓った“決意”が結実の時を迎えようとしている。
[Jリーグサッカーキング7月号掲載]
■3人の揺るがない決意今シーズンは絶対にタイトルを
3月23日から親善試合2戦を含む9日間の代表合宿は、FC東京の代表戦士に多くの刺激と宿題をもたらしていた。
戦術はある意味、真逆だ。クラブでは、守備は後方のスペースを埋めて受け止める形で守り、攻撃には人数をかけずに最小限のリスクでゴールを狙う。対して、代表ではボールホルダーに前へ前へ当たりにいき、攻撃も縦に素早くボールを送る。太田がウズベキスタン戦の守備で戸惑ったのも普段と真逆の動きを要求されたからだった。ただ、「勝つ」ことへの執着、相手からボールを取り返す闘争心など、戦術以前の戦いの根底に流れるものは同じ。それは開幕前から代表トリオが感じていた今シーズンのテーマともリンクした。
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