FC東京アカデミーで育ったプロ選手たちは、トップに、海外に、Jクラブに多く存在する。ではなぜこんなにも多くプロ選手やサッカーに携わる人々が巣立っていけるのだろうか。その影に「スーパースターを育てるためだけではなく、誰もがどこかで誰かに必要とされる存在になってほしい」というクラブの思いがあった。
[Jリーグサッカーキング7月号掲載]
■魅力ある個を育成しながらチームのために戦える選手を
アカデミー全体としての考えを共有し、一人ひとりを大切にしてきた。そしてチームのために自分の武器をどう生かせるか、勝つためには今何をしなければいけないのか、それを判断できる選手を育てたい。それは今も昔も変わらぬ基本方針だ。