[Jリーグサッカーキング7月号掲載]
■いろいろなスタイルに適応できる選手を
このような言い方をすると語弊があるかもしれませんが、U-15むさしのスタッフの共通意識として、基本的に「チーム作りをしない」という考えがあります。実際に、攻撃にしても守備にしても、普段から《チーム》としての練習は、全くと言っていいほど行わず、《グループ》ぐらいのところまで。攻撃であればボールに関わるところ、守備だったらチャレンジ&カバー、ポジショニングの部分など、どんな監督の下でも、そしてどんなサッカーでも適応できるようなトレーニングを行っています。球際を強くいくとか、ボールを取られたら取り返す、パスとドリブルの判断など、選手個々の能力を伸ばすことを目的としたトレーニングが中心です。選手各々が、グラウンドで何ができるか、考えてプレーできるか、そういった部分を3年間掛けて育てていきます。