ブラジルワールドカップ Hグループ戦力分析 決勝リーグ進出チーム予想


グループH
ベルギー・アルジェリア・ロシア・韓国


ブラジルW杯Hグループの組合せは、3大会ぶりの出場となるFIFAランキング5位、若手中心のベルギー、
FIFAランキング32位アフリカ2次予選で勝ち切り2大会連続の出場を決めたアルジェリア、
ヨーロッパ予選をポルトガルとの激闘を制し1位で突破したFIFAランキング19位のロシア、
FIFAランキング56位、8大会連続9回目の出場の韓国。

以下、各チームの戦力を分析する。


ベルギー FIFAランキング5位 3大会ぶり12回目の出場
ヨーロッパ予選A組1位 8勝2分0敗 18得点4失点

3大会ぶりの出場となるのが若手中心のベルギーだ。

クロアチア、セルビア、スコットランド、ウェールズと実力チームが揃う中、ワールドカップ予選では8勝2分、失点わずか4と強さと勢いを示した。

多くの若手選手は国外の強豪チームでプレーしていることからも、高い実力が窺い知れる。

若手が中心のチームだが、監督もレーケンス前監督の突然の辞任を受けてコーチから昇格した02年日韓ワールドカップで活躍した経験の浅いビルモッツだ。

若いチームだけに勢いに乗れば躍進する可能性は高いだろう。

メンバーは、FWには、アザール、ベンテケ、ルカク、デブライネ、
MFには、フェライニ、ビツェル、ドフール、

DFには、ベルトンゲン、コンパニ、ファンブイテン、アルデルバイレルト、

GKには、クルトワが揃う。

注目選手はエデン・アザールだ。

プレミアリーグ、チェルシーに所属するワールドカップを23歳で迎える期待の若手だ。


アルジェリア FIFAランキング32位 2大会ぶり4回目の出場
アフリカ2次予選H組1位

24年ぶりの出場となった南アフリカワールドカップでは、グループリーグで敗退したが、アフリカ2次予選で勝ち切り2大会連続の出場を決めた。

メンバーは、FWには、スリマス、ギラス、

MFには、スダニ、ブラヒミ、タイデル、フェグーリ、メジャニ、イェブタ、ラセン、

DFには、メスバー、ブゲラ、ベルカレム、モステファ、

GKには、エムボリが揃う。

元コートジボアール代表監督のハリルホジッチ監督と協会がフランスを中心にヨーロッパ生まれのタレントを勧誘、説得を続け戦力の底上げを行った。
 個の力がある選手も揃うため、台風の目になる可能性はある。


ロシア FIFAランキング19位 3大会ぶり10回目の出場
ヨーロッパ予選F組1位

ヨーロッパ予選をポルトガルとの激闘を制し1位で突破した。

イングランド代表監督を退いた名将カッペロが見事な手腕を披露した。

メンバーは、
FWには、ココリン、ジルコフ、ケルジャコフ、サメドフ、

MFには、シロコフ、シャトフ、デニソフ、ファイズリン、

DFには、コンバロフ、V・ベレズツキ、イグナシェビッチ、コズロフ、
GKには、アキンフェエフが揃う。

24歳の若さで迎えるアレクサンドル・ココリンの活躍次第ではダークホースになり得るだろう。

2002年日韓ワールドカップぶりの出場だが、名将カッペロが古豪ロシアの真の実力を発揮させることができるか。



韓国 FIFAランキング56位 8大会連続9回目の出場
アジア最終予選A組2位

8大会連続9回目の出場とワールドカップにおける経験値は非常に高い。

しかし、最終予選を得失点さでようやく本大会出場を決めるなど苦戦した。

ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したホン・ミョンボ監督が既定路線として代表監督に就任した。

メンバーは、FWには、キム・シンウク、イ・グノ、

MFには、ソン・フンミン、キム・ボギョン、イ・チョンヨン、キ・ソンヨン、ハン・グギョン、

DFには、キム・ジンス、キム・ヨングォン、ホン・ジョンホ、イ・ヨン、

GKには、チョン・ソンリョンが揃う。

注目選手は、プレミアリーグで活躍する攻撃の核となるキ・ソンヨンだ。弱点である守備の立て直しが本大会での勝利を導く。
 



4チームの戦力を見てきたが、決勝トーナメント進出は、ロシアと韓国と予想する。

名将カッペロが古豪ロシアの真の実力を発揮させ決勝トーナメント進出。

ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したホン・ミョンボ監督が韓国を決勝トーナメントに導く。

ベルギー、アルジェリアとも実力チームなだけに十分決勝トーナメント進出は考えられる。

どのチームにも決勝トーナメント出場の可能性がある拮抗したグループだ。