均衡予算乗数について
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均衡予算乗数について

2013-05-16 02:01
    まあ、マクロの授業やってて最近いろいろ思うところがあって、ちょっとメモ代わりに。

     GとTを両方おなじだけ増大させると財政赤字が拡大せずにGDPが上がりますよ、という話なんだけど。
     これ、まあIS曲線の理論の最初で教わるわけで、その後で、でも実はLM曲線まで考えると利子率上がるから投資が下がりますよって話と、それからAD-ASにして、長期にはこのGDP増大効果は減衰してなくなりますよって話が連続して出てくるんだけど。
     ただ、このへんの理論だけだとまったく解決してない問題がひとつある。

     なんで、GとTをずっと上昇させ続けないの? という問いだ。

     いや、実務的に増税はすごいたいへんだって話はとりあえず置いておこう。いまはそれは重要じゃない。
     理論面での話として、GとTを同一比率で上昇することを毎期繰り返していれば、永遠に景気刺激効果を得られるんじゃないのって話。一期だけGとTを上昇させてもその効果が永続しないのはわかるが、毎年少しずつ増額すれば理論的には少なくとも効果が出てくるはずですよね?

     で、理論面で出てくるこれは、実践的に考えるとすぐ異様なことに気づくわけだけど(こんなこと続けてたら遠からずGDPの主要項が政府支出になるという異常事態を招くわけだし)、この乖離はどこから来るのかが知りたい。というか、理論が現実のどこを無視しているからこういう結論が出てくるのかが知りたい。
     単純な考えとしては、GとTを増大させると利子率上昇効果によって利子率が法外になって投資が破滅的に落ち込んで資本ストックが頭打ちになって長期成長に悪影響を与えるって経路と、それから可処分所得Y-Tがあまりに低くなりすぎるとバタバタ飢えて死ぬんであんまりTを上げることができないという話、それからAD-ASにおけるAD曲線のシフトという点から見ると物価に悪影響与えかねないっていう話の3つがすぐ思い浮かぶわけなんだけど。
     どれが本質的に重要なのかねえ?
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