【ストーリー解析】世界征服~謀略のズヴィズダー~ 第6話「放課後秘宝倶楽部(前編)」
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【ストーリー解析】世界征服~謀略のズヴィズダー~ 第6話「放課後秘宝倶楽部(前編)」

2014-02-19 21:18

    世界征服~謀略のズヴィズダー~第6話「放課後秘宝倶楽部(前編)」のストーリー解析を行う。→前回 →次回
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    ■評価
    ★★★ スタンダード


    [ニコニコ本編]http://www.nicovideo.jp/watch/1392781998

    ■総評
    第6話は、放課後秘宝倶楽部の前編。“ウドの花嫁”というお宝を求めるズヴィズダーと、それを罠にかけようとするホワイトイーグレットの計画を描く。多少、コミカルな演出に邪魔されてエモーショナルラインが分かりにくい部分もあるが、伏線も含めストーリーは十分に展開されている。イレギュラー因子としての蓮華の動きも面白い。
    まだ前半なので、後半に期待。

    ■基本情報
    原作 hunting cap brothers
    監督 岡村天斎
    シリーズ構成 星空めてお(TYPE-MOON)、岡村天斎
    脚本 菅正太郎
    アニメーション制作 A-1 Pictures
    ->Wikipedia

    ■登場人物
    [主人公]
      地紋 明日汰(じもん あすた)/ドヴァー - 花江夏樹
    [ズヴィズダー]
      星宮 ケイト(ほしみや けいと)/ヴィニエイラ様 - 久野美咲
      鹿羽 逸花(しかばね いつか)/プラーミャ様 - 伊瀬茉莉也
      鹿羽 吾郎(しかばね ごろう)/ピェーペル将軍 - 広田みのる
      ナターシャ/ウーム教授 - 花澤香菜
      ヤス/アジーン - 鳥海浩輔 (※ヤスの本名は雨角安兵衛)
      ロボ子 - 山崎エリイ
    [ホワイトライト]
      駒鳥 蓮華(こまどり れんげ)/ホワイトロビン - M・A・O
      白鷺 美酒(しらさぎ みき)/ホワイトイーグレット - 寿美菜子
      司令 - 山本兼平

    ■ドライバー分析
    第6話のメインドライバーは2つ。

    ①ズヴィズダーが、秘宝“ウドの花嫁”を探す(L)
    ②白鷺美酒が、ズヴィズダーを罠にはめようと画策している(E)

    またサブドライバーとして、

    ③明日汰が、蓮華に好意を寄せる(L)
    ④ケイトが、大きな変化を予期し不安を感じる(F)

    などがある。
    第6話は、放課後秘宝倶楽部の前編。ズヴィズダーの行動の目的や、待ち受ける罠などが説明される。メインストーリーは、“ウドの花嫁(世界征服を成し遂げることができるという秘宝中の秘宝)”を入手しようとするズヴィズダーと、それを罠にはめようとする白鷺美酒の争い(①、②)。前編なので、とりあえず舞台設定が行われたという感じだ。

    [ズヴィズダーの一網打尽を狙う、マダムMこと、ホワイトイーグレットこと、白鷺美酒]

    とはいえ、単にズヴィズダーとホワイトライトの争いというだけでなく、ストーリーには他にも注目すべきサブドライバーが存在する(③、④)。そして、そのキーパーソンは蓮華だ。蓮華がからむことによって、ストーリーには2つの異なる広がりをみせる。

    まず、1つ目は擬似的な恋愛要素としての広がりである。明日汰にとって、大事なのは蓮華であり、明日汰の目はほとんど蓮華に向いている(③)。しかし、これはケイトにとってはマイナスだ。明日汰、蓮華、ケイトの関係は直接的な恋愛関係ではないが、擬似的には恋愛と似た構図を持っている。

    特に象徴的なシーンは、ケイトが「私を見失うなよ」という意味深な言葉を残すシーン。このシーンでケイトは明日汰に明確なサポートを求めている。これは嫉妬というよりは、「不安なので傍にいて支えて欲しい」というメッセージだろう。

    [征服者としての不安を感じるケイト]

    ここで思い出してもらいたいのは、第1話のケイトと明日汰のエピソードだ。第1話でケイトは、世界征服の実行という大きな変化の前に不安を覚えて基地から抜け出している。この大きな変化を前に不安になるという構図は、今回と良く似ている。そして、それを救ったのは明日汰だった。
    ケイトにとっては、明日汰は単なる下っ端ではなく、メンタル面での支えでもある。明日汰は単に蓮華のことが好きなだけだが、明日汰を本当に必要としているのはケイトであり、明日汰はそれにまだ気がついていない。

    [明日汰には、ケイトの本心が良く分からない]

    蓮華と明日汰を結びつけるのは恋だが、明日汰とケイトを結びつけるのは改革者とその理解者というような関係だ。蓮華は、良くも悪くもその構図を損なわせる原因になっている。

    もう1つは、メインストーリーであるズヴィズダー撲滅作戦のイレギュラー因子としての広がりである。作戦のため司令から自宅待機を命じられていた蓮華だが、蓮華はそれを破り集合場所に間抜けな恰好で現れてしまう。ストーリー展開的には、これはズヴィズダーを助ける方向に働くだろう。後半でも、蓮華が無意識に邪魔をしてしまう可能性は高い。美酒の計画に紛れが出来たことで、ストーリーには予期せぬ展開が期待される。それが、明日汰との恋なのか、ギャグなのかは分からないが、蓮華の動きがキーになることは間違いない。

    [無邪気するぎる恰好で現場に現れた蓮華]

    このように、第6話は、イーグレットの秘宝倶楽部作戦をメインストーリーにしつつも、蓮華を中心として、それらが破綻していく伏線が張られており、うまく準備がなされている。これらが後半でどのように回収されていくかが見どころである。

    ■残された伏線

    ①古代ウド川文字で記された“予言”とは?
    ケイトによれば、“予言”は現時点まで当たっているという。予言が、今回の件だけを指しているのか、世界征服全体を指しているか、はたまた何らかのオチにつながるのかは分からない。ただ、ケイトの幼女の感によれば、近々何かが大きく動くらしく、それと未解読の予言の部分は関係があるのかもしれない。

    ②“ウドの花嫁”は存在する?
    手にいれれば世界征服できるという秘宝“ウドの花嫁”。全体がホワイトイーグレットの計画だとすると単なる嘘の可能性が高い。しかし、ケイトによれば“予言”からすると、一応何らかのお宝に近づいているらしい。ストーリー展開上も、何もないというよりは、何らかのオチか、別の展開につながると考える方が自然だろう。しかし、それが何かはまだ分からない。

    [秘宝倶楽部の怪しすぎるチラシ]

    ③ホワイトライトはどこまで知っている?
    ホワイトイーグレットの計画などからすると、ホワイトライトは古代ウド川文明の存在を知っているようだ。古代遺跡や、予言について知っているかは分からないが、ホワイトライトの情報収集能力は中々侮れない。油断できない相手である。

    [西ウド川第三中学校はホワイトライトの拠点だった?]

    また、前回に引き続き、

    ④洞窟と古代ウド川文明の関係とは?
    ⑤ウドの大木に現れた暗闇は何?
    ⑥ロボ子は何者?
    ⑦星宮ケイトは何者?
    ⑧ズヴィズダーを狙う謎の組織とは?
    ⑨ホワイトライトの指揮官は何者?
    ⑩明日汰の実家は何者?
    ⑪星宮ケイトに備わっている力の正体とは?

    などの伏線が残されている。

    ■おまけ
    今週のベストショットは、見事に潜入したおやっさんです。

    [これは見事な潜入!中々似合ってます]

    [そして、仮面舞踏会。ロボ子のマスクはややこしいwwww]

    ■ストーリー詳細

    (学校)

    P 明日汰がズヴィズダーに身を寄せて2ヶ月。
    P 炊事、洗濯、料理をこなす明日汰にとって、学校が唯一の癒しの場となっていた。
    L 明日汰は、蓮華のいるこの聖域を守っていこうと決める。

    F しかし、その平穏は、転校生として学校に入ってきたケイトとロボ子によってあっさり破壊される。

    P 屋上でケイトたちに詰め寄る明日汰。
    L ケイトたちによれば、2人は古代ウド川文明に伝わる秘宝“ウドの花嫁”の情報を得て、それを探しに学校にやってきたらしい。
    P 明日汰は、平穏を乱され、ケイトたちに文句を言う。
    L そこに、明日汰が転校生をいじめてるのかと思った蓮華がやってくる。 

    P まだ不満そうな明日汰だが、ロボ子に脅され態度を改める。
    L ケイトやロボ子が蓮華とすぐに仲良くなる。
    L 蓮華が“蓮華”と呼んでいいとケイトたちに言う。

    (ズヴィズダー)

    L 明日汰は、蓮華を下の名前で呼びたいなぁと妄想する。
    P ズヴィズダーで食事兼、報告会が行われる。
    P ズヴィズダーのメンバーはみんな作戦にあたっているらしい。

    L 色々な情報から、秘宝の情報を流している“秘宝倶楽部”から情報をとろうということになる。

    (翌日、学校)

    P ケイトたちと登校する明日汰は、校門で蓮華と出会う。
    P そこに、白鷺美酒が登校してくる。
    P スルーしようとする明日汰だが、美酒が明日汰に声をかける。
    P 明日汰は美酒と名家つながりで幼馴染だったらしい。

    L 明日汰たちは蓮華に協力してもらい秘宝倶楽部の情報を探る。
    L 秘宝倶楽部は厚いベールに包まれているらしい。

    L そうこうする内に潜入していたナターシャから、放課後に秘宝倶楽部の会合があるとの情報が入る。

    (放課後)

    L 明日汰たちは秘宝倶楽部の秘密会合に潜入する。

    P 秘宝倶楽部で映像が上映され、映像の中に、秘宝倶楽部の会長を名乗るマダムMが現れる。
    P 秘宝倶楽部は世間一般には知られていないお宝を探すために設立された会員制倶楽部で、今回のターゲットは“ウドの花嫁”だという。

    P 明日汰が指名され、なぜかウド川踊り(適当)をやらされる。
    L 何か褒められる。

    P マダムMが今夜21時に校庭に集まるよう会員に指示し、映像は終わる。

    P その帰り道、蓮華にホワイトライトから自宅待機命令が出る。

    (秘宝倶楽部アジト)

    P ホワイトライト司令とホワイトイーグレットが通信している。
    E 実は、“ウドの花嫁”は、ズヴィズダーをおびき寄せるための罠だったようだ。

    (ズヴィズダー)

    P 明日汰がズヴィズダーの屋上で洗濯物を取り込んでいる。
    P ロボ子と話す。

    P そこにケイトがやってきて、ある予言について話す。
    P ケイトによると、最近ウド室の近くに秘密の小部屋が見つかり、そこに記されていた予言のとおり事が進んでいるという。
    P ただし、予言は古代ウド川文字で書かれており、解析は最後までいっていないようだ。

    L ケイトは世界征服に向けて、大きな動きを予期しているようだ。
    F しかし明日汰はあまり信じていないようだ。

    F ケイトは「私を見失うなよ」と言う。
    F 明日汰には、意味が良く分からない。

    (蓮華の家)

    P 蓮華が、行くかどうか迷っている。

    (夜21時前、秘宝倶楽部アジト)

    P 美酒が報告を受ける。
    E 校内には陰陽の札が張り巡らさせれており、そこではズヴィズダーの能力が封じられるという。
    E マダムMは、ズヴィズダーを待ち受ける。

    (夜21時校庭)

    P 校庭に集まる明日汰たちと秘宝倶楽部のメンバーたち。
    E マダムMが、会を開始しようと現れる。

    P そこに、想定外の蓮華が現れる。

    (つづく)

    次回に続く。

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