撮影するにもマナーがありまして…
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撮影するにもマナーがありまして…

2017-05-03 23:35
  • 18
一昨日から、JR東日本のクルージング列車“四季島”が運行を開始した訳だが、その“一番列車”出発時に、いわゆる“撮り鉄”が始発駅の上野から事実上締め出された件について、一言で片付けると「そりゃそうだ」になる。ってのも、“四季島”はあくまで観光列車であり、鉄路の旅を楽しむことがコンセプトにあるモノであって、鉄ヲタ…というより、被写体を車両のみに絞ってるアホの為のモノではない。言っちゃなんだが、同じ鉄ヲタと言えど、自分の都合のみで駅員や乗客、さらには構内に植えてある樹木や草花を“邪魔”と言って排斥しようモノなら、それこそ一番邪魔な行為であり、まして安全な運行の妨げになる。ドクターイエローや500系TypeEVAでもそうだが、高速で突っ込んでくる新幹線がどんだけ危ないかを知った上で、何よりも“利用者優先”で、ホームに待機してほしいモノである。

ここからが本題…いわゆる“撮り鉄”同様に、競馬においても“撮り馬”ってのが、ここんトコ急増してるように感じる。ま、バブル期の競馬場でも、ゴール前で新聞紙や馬券をちぎって紙吹雪を撒いて実況の邪魔になったり、ラチ沿い最前列にカメラボックスや大型三脚で場所取りする輩はいた訳だが、最近目立つのが最終コーナーから直線にかけての付近で大型一眼レフデジカメを構えてる人…メディア関係者、あるいはプロのカメラマンで主催者から撮影許可を受けてる人はともかく、明らかに“撮り馬”な人がCanonの白バズーカ(望遠レンズ)やNikon互換のsigmaレンズを構えてるのは、どう見ても競馬を純粋に楽しんでないだろと疑わざる得ない。もちろん、古くからの“撮り馬”なら、そこんトコは節度を守って撮影してるとは思うのだが、問題は写真撮影“しか”興味がないからこそ、あらゆるモノが“邪魔”だという感情を持ってる人である。

これは何も競馬に限らず、動物の写真を撮りたい人は注意しないとマズい部分で、特に昨今のデジカメは、オートフラッシュ機能が付いてることが多く、これが撮影時には厄介になる。ってのも、いくら飼育してる動物といえど、本能的に強い光による反射はパニックの因になる訳で、得体の知れない光の刺激は、臆病さから攻撃的な態度になることがある。故に、競馬場では、特にパドック周回中はフラッシュの使用を禁じてる訳であり、レース中でも天候不良で暗いからという理由でのフラッシュ撮影は、レース妨害と見做される行為である。だから、プロの競馬カメラマンは、自分の得物にフラッシュを装備しないのであり、付属のモノも設定で使えないようにしてあるし、明るさを保持するために様々な工夫を行なった上で撮影に臨んでるのである。特にデジカメの場合は、そういう設定をダイヤル操作、あるいはタッチパネル操作でできるようになってる訳だから、そうすればいいだけの話なのに、なぜか“設定マンドクセw”という人が多いw また、撮影後にPhotoshopなどの画像編集ソフトを駆使して画質やコントラストを調整できるのにもかかわらず、そういったのを使う事を“贋作”とか“捏造画”とか批判する人がいる様だが、プロでもそういった“画像処理”加工は行う訳であり、スチールカメラ(要はフィルム式のカメラ)でも、焼き込み作業の前に手直しを行うのは、常識の範疇である。つまり、他人の写真を批判する人ほど、実はカメラマンとしての技量はど素人以下だと自分で言ってるようなモノである。

写真ってのは、撮り手の個性が出てナンボなトコがあり、有名カメラマンと同じ構図で撮りたいと言ったとて、実際問題として同じ絵面を撮ることはできない。それこそ、一期一会な訳であり、プロとて同じ場所で何度も撮影して、その中から構図的にいいモノを作品として仕上げる訳であり、撮りっぱなしで“作品”として公開する人はいない…アマチュアのカメラマンとて、ごく一部だが、原版の画像に対してコントラストなどを調整した上で作品コンクールに出展する人もいる訳であり、その際、主催者側から一定の条件として、画像編集を行なった旨を表記することが義務付けされてるトコもある。公平な評価を行うための条件であると同時に、何の目的で編集を行ったかを明らかにする事で、同じ構図で撮ったつもりでも、カメラの性能や編集技術一つで見え方や印象が違ってくる事を知ってもらうためである。逆を言えば、商売として写真を撮り続けてる人と、素人が自分の趣味として撮ってるのとでは、同じ機材で、同じ構図で撮ったとしても、機材の設定や露出などが違えば、違った印象になる。まして、編集できるかできないかも含めて、まさに経験の差であり、アマチュアでも、いい写真を撮ることができる人もいたら、プロでも、ピンボケや手振れの酷い写真を撮ることだってある。

況や、プロでも認める腕を持ってたとしても、社会的通念に基づいたマナーがなってない人は、批判されて当然であると同時に、マナーレスだからこそ排除される対象になる。そのとばっちりを受けるのは、純然な鉄ヲタ全般であり、競馬ファンであり、アマチュアカメラマン自身である。まして、ごく一部のマナーレスを叱った途端に“暴力だ”とか“差別だ”とか言ってるような自称インテリに、こういう輩が多いから困る。悪いが、自分達が唱える“正義”ってのは、世間一般に通用しない…否、ヤクザすら相手にしたくないほど酷いモノである。社会通念が崩壊した状況とは、自分達の行動すべてを正当化して、他人からの批判を“不当”として無視した結果からの臆病である。まったく、いつからマナーレスを真っ当に叱れない社会になったのやら…




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他8件のコメントを表示
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本来撮られることを主体としてないものを
是が非でも写真をとってコレクションすることが純粋かどうか
21ヶ月前
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>>6
思い当たる節がある方かな?
この記事の趣旨は「取り〇の中でも被写体の環境や周囲を気にしないマナーのない人」に対するものだよ

それと前者は利用者や安全性を考えてない行動=アホ、馬をとることだけが楽しみ=競馬目的ではない=競馬を純粋に楽しんでいない ってことで何もおかしかないよ?
21ヶ月前
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被写体をレンズ越しだけで見て本物(本質)を見ていなかった…
そんな話がこち亀のエピソードにありまして。
なんかね、レンズ越しに見るモノと自分の目で直接見るモノって、違う気がするんですよ。
その時の情景とか記録するんじゃなくて記憶するもんだと思ってますから、
俺は写真とか全く撮りません。
撮ると言えば、アリバイ証明のための写メくらいかなw
記事とあんまり関連性ないけど。
21ヶ月前
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>>1
はい、その通りです。自分の趣味に没頭するのはいいですが、それを理由に他者を排斥する行為は、同じ趣味の人に対しても迷惑をかける行為です。また、周囲に誤解を招く事であり、余計に話が拗れる原因です。
21ヶ月前
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>>8
はい、その通りです。
他の利用者、あるいは観客がいる以上、その人達が最優先です。カメラを構えるにしても、利用者自身、あるいはそこに同伴してる者ならともかく、無関係な人が我が物顔で“占拠”する行為は、鉄道会社や飲食店にとっては営業妨害でしかありませんし、公営競技を含めた、あらゆるスポーツの競技妨害になる行為です。
21ヶ月前
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>>11
言葉のフォローありがとうございます…ご指摘通り、自己満足のために、他者の安全や環境に配慮しない人に対して“アホ”という表現を使ってるまでであり、また、“純粋に競馬を楽しむ”とは、馬券を購入する、構内の売店を利用する等、とにかく現地(競馬場)で“お金を落とす”事を意味してます。馬だけ、あるいは騎手だけを撮影したいなら、別に競馬場でなくても、観光牧場や乗馬大会の会場でも撮ることは可能ですから…(もちろん、それゆえのマナーを守ることが絶対条件ですがw)
21ヶ月前
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>>12
はい、その通りです。
滅多には入れないトコで、かつ、関係者から許可を得た上での撮影は、あらゆる意味で価値がありますが、そういう手続きや許諾を得ずにやってること自体、許されないことです。
また、“記録”というモノ自体、“記憶”を単に曖昧なモノにせず、振り返るためのきっかけとして残すのであり、また、後世に伝えるための断片的なモノです。だから、ファインダー越しで満足する人にとっては、記憶と記録の本意を、完全に間違えているとしか思えないんですよね。
21ヶ月前
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私は専門校で写真やってましたがアマチュアを除いてプロの中にも思考が大きく違う方は一定数いますし、アマチュアだけの問題でもなくなってきています。悪い言い方をするとハイアマチュアやプロだからとドヤ顔で違法行為をするものが少なからず居て、次に仕事をするプロの方に影響が出ている(撮影禁止・進入禁止・撤去・撮影対象の切り倒し)
アマチュアでこういう撮り鉄や撮り鳥なんかをする方は凄く視野が狭い方が多いと私は思います。観光スポットでも駅でも周りが見えていないのです。
観光スポットなら観光する人優先、駅なら利用する人優先、野鳥なら警戒させずストレスを与えない為に追いかけない、これは写真のモットーなどではなく常識の範疇だと思うのです。
一番イラつくのはそういう行為をする彼らが私達と同じ写真好きだということです。彼らがした事は写真好き全体に響きます。カメ子は害悪、マナー悪、と周りの目で見られる事は出来るだけ避けねばなりません。

スマホで満足する人、デジカメで満足する人、エントリー機、中級機、プロ機etc…
写真を記録にする人、記憶にする人、趣味にする人、作品にする人、仕事にする人。
どれもやっている事は同じでもそれに対する考えは人それぞれです。
ただ、プロでも最初は素人と同じ考えをしていたと思うんです。プロになれば、アマチュアになれば素人のカメ子に対する気持ちが理解できるようになるはずなんです。
カメラを持って出掛ける際、自分がカメ子の看板を背負っていると自覚して欲しいものです。大げさですがね…
駄文で長文…失礼しました。良い記事だったので熱くなりました笑
21ヶ月前
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>>17
いえいえ…こちらこそ駄文ですいませんw
>一番イラつくのはそういう行為をする彼らが私達と同じ写真好きだということです。
これは激しく同意です。本当に“写真好き”であるなら、節度を守ること、周囲に気を使うことがどれだけ重要なのか、一番わかってるハズです…しかし、悲しいかな、メディアが報じる“写真好き”は、どういう訳か少数派の“不逞の輩”ばかりです。他のヲタクでも同じで、世間に流れる情報のほとんどが、そういう問題行動をやらかす輩を指して、いかにも彼らこそが“正しい存在”のように報じているようで仕方ないです。
21ヶ月前
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それでも周りを顧みず、節度を守らず写真撮りを優先したいならば、仲間の人数とお金や時間や土地などのコストや命の危険はかなり掛かるだろうけれど貸切る以外にも、誰のジャマも入らない被写体を自分達で私有地や地下などに造るとか、絶対にまともな人が近づかない場所(無人島、限界集落の廃墟、人の手が入っていない自然地形、後進国、社会の外側など)だけに被写体及び被写体を探す場所を絞るとか「それなりの方法」はいろいろあると思う。
まあ、ルールやマナーよりも、他人の都合よりも良い写真を撮れる事を優先するならば、是非とも仲間達とお金や時間を費やしてその様な手段を選ぶべきだろうね。
21ヶ月前
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