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福島県のほぼ中央に位置し、「福島県のへそ」と呼ばれている本宮市。
そこに警戒区域から避難して来た人々の仮設住宅が建っている。
仮設の裏には栗の木があり、殻を付けたままのイガ栗が沢山落ちていた。
そして、誰も拾った形跡がない。
「この栗、食べないんですか?」
「誰も拾わない・・・」
仮設の裏に植えたひまわりと茄子が非常に大きくなっているという。
「この辺は、沢山降ってるんだ・・・」
仮設住宅を建てた所で、植物が異常に大きく成長している。
遠く離れた仮設でも、放射能が降っていて、
植物の異常な成長を放射能のせいと信じていた。
「植物が異常に大きくなるのは、放射能のせい」
非常に説得力を持った、分かりやすい言葉。
しかし、果たして本当にそうなのだろうか?
仮設住宅の裏に落ちていたイガ栗。
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