はからずも「俺とお前と大五郎」めいたタイトルになってしまいました。
先日開催されたミリオンライブのCD&ボイスドラマ キャスト投票の話題です。
イベント全体を俯瞰するには、こちらの戦記やデータをぜひ。
この記事は、一人のアイドルの担当Pとしての視点から書いてみました。
さらに言うと、今回用意された役にピンと来るものを見出せなかったケースの話。
そして、そういう場合だって見方を変えればノレる、というサンプルです。
のんきなアホの記録としてご笑納ください。
担当アイドルは北沢志保。
用心棒役を福田のり子と争い、負けました。
●おさらい:北沢志保まわりの流れ
特に志保P向けの記事でもないので、かるく経緯をまとめておきます。
ご承知の方は読み飛ばしてください。
イベント開始直後、志保の得票は、総数こそ多いもののいくつもの役に分散していました。
もっとも激しい票の割れ方をしたアイドルの一人ではないかと思われます。
コンベンションセンターでは、なんとも志保Pらしい殴りあいが交わされもしました。
そうこうするうちに、他のアイドルは戦場を見定めて票を伸ばしてゆく。
結局、志保はその時点で一番票を集めていた用心棒役を狙う流れとなりました。
すでにのり子には差をつけられていました。
追いすがり、BMDイベントの開始とともに差を詰めていきました。
やがて追いつき、逆転し、また逆転され、と終盤までもつれこみました。
●おまえはカタキだ、カタキになるのだ
ここから、わたし個人の話です。
はじめに役どころを一覧したとき、どうもコレというものを見つけられませんでした。
つねづね北沢には敵役を極めさせたいと思っていたのですが、組長も魔王もピンと来ず。
いっそ妖精とか……?
そんな折り、志保を用心棒に、のり子に追いつけ、という流れが台頭しました。
これだ、と思いました。
投票イベント自体をひとつのドラマに見立て、主人公のり子を追い詰める役を演じる。
これが探していた北沢志保のハマリ役だ、と感じました。
(キャスト投票の趣旨から外れているのはさておき)
のり子のコンベンションセンターは、のり子コールで埋めつくされ、空前の盛り上がり。
他アイドルのPからも支援の声が届き、大きな気運が生まれていきました。
ヒールを演じるにはがぜんノリノリとなるシチュエーションです。
北沢志保ならば相手にとって不足なし。
そう思ってもらえるものを志保が築けていたことが嬉しくもありました。
●投票と決着
志保は初動が遅れたぶん、のり子に差をつけられていました。
こちらは挑戦者、まずは勝負の土俵に上がらないと話にならない。
投票券は配られた端から使っていきました。
こういう動き方に、どこまで実効性があったかは分かりません。
ともあれ志保はのり子に追いつき、同じリングで戦うにいたりました。
私は勢い余って投票券を使い切ったので最後は見ているだけでしたが。
でもね、それだけでも本当に熱かった。
気分は幕ノ内一歩を送り出した鴨川会長でした。
そんなこんなで、今回のキャスト投票は幕を閉じました。
北沢志保はみごと役を演じてみせてくれたと思います。
そして、福田のり子は最高のヒーローでした。
いやあ、負けた負けた!
のり子と彼女のプロデューサーたちに心から拍手を。
あと、できればちょっとは、うちの子にも。
●いま一度振り返って
以上、こういうロールプレイもある、という一例でした。
キャスト投票は、趣旨からして「勝つには」が主となるのは自然の成り行きです。
そのために手管を凝らすのが大きな楽しみであることは間違いありません。
しかし、それだけのゲームでもありません。
せっかくのお祭り、いろいろな楽しみ方を探してみないとMOTTAINAIと思うわけで。
この記事が、次回以降のキャスト投票へ臨むにあたって何かの足しになれば幸いです。
それから、今回のり子に投票された皆さま。
かつての敵手を助けるヒーローって最高にかっこよくないですか?
ひとつよろしくお願いいたします(揉み手)
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