[AviUtl] x264guiEx で iTunes をインストールしないで qaac64 を使った音声エンコードをする方法
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[AviUtl] x264guiEx で iTunes をインストールしないで qaac64 を使った音声エンコードをする方法

2015-02-12 11:51
  • 5
(2017/3/16更新)
依存ライブラリ不足によって動作しない問題への対処方法を追記しました。

AviUtlの出力プラグイン「拡張 x264 出力(GUI) Ex」は、音声エンコーダーに標準で qaac を使うようになりました(以前は neroaacenc でした)。

qaac は Apple Application Support(長いので以下、AAS)というライブラリに依存する AAC/ALAC エンコーダーです。AAS は、単体では配布されておらず、iTunes や QuickTime などの Apple 製品に付属しています。なので、qaac を使うには、これらいずれかの Apple 製品をインストールする必要があります。

qaac は当初 32bit のコマンドラインプログラムでしたが、v2.45から 64bit 版も同梱するようになりました。ただし、AAS の 64bit 版は、iTunes にしか同梱されていないので(QuickTime は 32bit版しか配布されていません)、qaac64 を使うには iTunes 64bit 版をインストールする必要があります。

qaac64 を使いたいけど iTunes 64bit 版 はインストールしたくないという場合は、ちょっと面倒ですが、次のような手順を踏むことになります。

qaac 本体はこちらからダウンロードできます。zip ファイルを展開すると、「x64」と「x86」のフォルダがあります。「x64」のほうに qaac64 の実行ファイル qaac64.exe があります。

1. 7z.exe、7z.dll、itunes6464setup.exe を同一フォルダにコピーする
7z.exe、7z.dllは「拡張 x264 出力(GUI) Ex」パッケージに同梱されています(setup フォルダにあります)。

itunes6464setup.exe は、iTunes 64bit 版配布サイトからダウンロードします。

Windows ではネットからダウンロードしたファイルにブロック属性がついてしまうので、後々のトラブルを回避するため、ブロック属性は解除しておきましょう。ファイルを右クリックしてプロパティを開き、「ブロックの解除」ボタンを押すだけです。

これらを同一のフォルダにコピーします。

2. AppleApplicationSupport64.msi を抽出する
コマンドプロンプトを開いて、itunes6464setup.exeらのあるフォルダをカレントディレクトリにします。そこで、次のコマンドを実行します。
7z e itunes6464setup.exe AppleApplicationSupport64.msi
これで itunes6464setup.exe から AppleApplicationSupport64.msi を抽出できます。この AppleApplicationSupport64.msi が AAS 64bit 版のインストーラーです。これをダブルクリックすれば AAS 64bit 版のみをインストールすることができます。

ただしここまでくると、AAS 64bit 版のインストールも回避したいですよね。ということで、ここでは必要なファイルだけを抽出する方法を取ります。

3.さらに必要なファイルだけを抽出する
あらかじめ抽出先のフォルダを作成します。フォルダの作成場所やフォルダ名は適当でよいのですが、必ず空フォルダにしてください。そうしましたら、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
start /w msiexec /a AppleApplicationSupport64.msi targetdir="作成したフォルダのパス名" /qn
すると、作成したフォルダにファイルが抽出されます。「Common Files」->「Apple」->「Apple Application Support」とフォルダを巡っていくと、次のファイルがあるはずです。
  • ASL.dll
  • CoreAudioToolbox.dll
  • CoreFoundation.dll
  • icudt*.dll (icudt49.dllなどバージョンによってファイル名が異なります)
  • libdispatch.dll
  • libicuin.dll
  • libicuuc.dll
  • objc.dll
  • pthreadVC2.dll
これらが qaac64 を実行するのに必要な最小限のファイル群ですので、qaac64.exe のあるフォルダにコピーしてやります。


以上で qaac64 を実行できます。実際にうまくいくか、テストしてみましょう。コマンドプロンプトで WAV から AAC にエンコードするには次のようにします。
qaac64.exeのパス名 input.wav -o output.m4a

以前は動画のエンコードに数時間かかるということもありましたが、最近では 64bit 環境によってあっというまにエンコードが終わるようになりました。嬉しい限りです。


(2017/3/16追記)
エラーで動作しない場合について
AASが依存しているライブラリファイルが不足している場合、上記の方法では qaac64 がエラーで動きません。AASのインストーラーでインストールすると、依存ライブラリファイルも自動的にインストールされます。

次のランタイムライブラリがインストールされている場合は、ライブラリファイル不足にならないかもしれません。
  • VC++2015 Runtime(x64版
  • .NET Framework 3.5(ただしWin8以降の場合)
「拡張 x264 出力(GUI) Ex」のインストーラーは、VC++2015 Runtime もインストールしてくれますが、こちらは「x86版」のみとなっているのでご注意ください。

Windows 8 以降では、デフォルトで .NET Framework 3.5 が無効になっています。コントロールパネルの「Windows の機能の有効化または無効化」で .NET Framework 3.5 にチェックを入れると、.NET Framework 3.5 が有効になります(さらにシステムの再起動が必要です)。



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おお!これならiTunesやQuickTimeがいりませんね!
24ヶ月前
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2017/1/10現在ではこの方法では無理ですね。
qaac64.exeがCoreAudioToolbox.dllを認識してくれないです。
普通にAppleApplicationSupport64.msiをインストールすればいけますが
23ヶ月前
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>>2
手前のPCを新調した機会に、動かない原因を調べて推測したことを記事に追加しました。いくつかのランタイムライブラリがシステムで有効である場合に、記事の方法で qaac64 が動くようです。もっとも、おっしゃる通りAASのインストーラーを使うほうが手軽で確実でしょう。
21ヶ月前
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makeportable.zipダウンロードするのが一番楽。
12ヶ月前
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>>4
追記の方法だけではうまく行かなかったので試してみたらちゃんと変換できました。
ありがとうございます。
8ヶ月前
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